- Amazon.co.jp ・本 (370ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062151672
感想・レビュー・書評
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許永中日本の闇を背負い続けた男
森功 著
バブルの深淵に生き続ける政官財の悪党たちとは誰か!?日本で最も恐れられ、愛された男の悲劇。
「BOOKデータベース」より
[目次]
第1章 差別とスラムからの脱出
第2章 アンダーグラウンドの世界
第3章 政商との出会い
第4章 大物フィクサーとして
第5章 竹下登とイトマン事件
第6章 逃亡
第7章 日本の宿痾
「BOOKデータベース」より
大阪に住む知人が、近所に許永中のお父さんが住んでいて、毎朝掃除してはる云々の噂話をきいていたので、いつか読んでみたいと思っていた。
最近、許永中本人が書いた本が立て続けに発刊されたが、こちらも読み比べてみたい。
在日コリアンという生い立ち、バブル景気、日韓の架け橋など、切り口は様々。書かれていること全てを信じるつもりはないが、事実は小説より奇なりという言葉が当てはまる。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
興味を持って読んだ。が、最後は虚構の世界の出来事に思えて読み終えるのに苦労しました。
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2009.2.5.4刷、帯付
2012.12.10.松阪BF -
こんな世界もあったのか。へえ~。で終わらせてはいけない。
結果的に表の世界が裁き切れなかった闇の世界。そしてその下での彼の行為。それらを生んだ時代背景、巡りあわせ、事実は事実として冷静に捉えたうえで、時代が求めた必要悪と割り切ってはいけない。
何があっても越えてはいけない一線、守るべきルール、倫理はあるはずだ。