鬱姫 なっちゃんの闘鬱記

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 42
感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (130ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062151825

感想・レビュー・書評

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  • 中学生のころから鬱に悩まされてきた著者の闘病記録。ほぼ全編漫画なのでうつ病の時でも読みやすい。東大薬学部に入った時に周りもうつ病だらけだったというのが意外でした。
    表紙だけは中身とだいぶイメージ違うし、なんとなく手に取りにくい雰囲気だし、もったいないなという印象。

  • 2017/09/19読了


    鬱の症状、私しっかり当てはまるのですが。


    イラストよりも、周りのリアルな言葉と偏見が
    しっかり書かれてあったのがつらかった。
    鬱にはなりたくないとはいえ、なってしまえば仕方のない
    病気 には、もっと理解があってほしい。

  • 杉山奈津子/著
    鬱と付き合いながら、東大に入り、起業の意志を持つ若き鬱姫が、鬱のことをリアルに描いたイラスト付き体験集。薬学部ならではの豊富な医学知識で、女性の鬱の悩みに答える1冊。

  • 著者自信の経験を描いたエッセイマンガです。
    購入当時は、あまり共感(理解)できず、おまけに絵も気に入らず(笑)、「買って失敗したなぁ~あせあせ」と思っていました。

    けれど、薬の副作用病院とはいえ、うつ状態の今読み返すと、なっちゃんに共感する部分がたくさんあります。(p.11,15,21,26,27,53,77,81,82,83,113)

    特に、彼女に気づかされたのが、自分が「モモ病」(p.82)にかかっているという点です。
    「モモ病」は、周囲からのプレッシャーで増幅されます。

    病気と同じように、うつの状態も人それぞれ。
    本の内容、全てがうつ病の人に当てはまるわけではありません。というか、自分とは異なる部分もたくさんあります。

    今の私には、大きな助けになっているけれど、うつでない人には理解できない部分がほとんどだろうなぁ・・・、という意味も含めて★は3つです。


    mixiのレビュー(H230131)より引用。

  • うつ病のエッセイ。
    著者が薬学部出身ということもあって、薬や睡眠などについて、少し掘り下げて書いてある。

  • 【内容】
    うつ病と診断されたなっちゃんの辛い日々を綴った漫画エッセイ。辛い中にも小さな幸せを見つけ、少しずつ自分と向き合っていく…

    【感想】

  • うつ病にかかった作者本人からの、同じ病気の人だけでなく周りの人達にも訴える、メッセージ。

    これは病人なら「わかるわかる!」と思わず納得してしまう内容。
    まさに病人ならでは。
    だから、自らやってはいけないコト、周りがしてはいけないことが分かりやすく、そして多分「正しく」書かれている。

    非常にポップな書き方で読み易くもあり、自分も周りも必読な本かと思います。

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著者プロフィール

杉山奈津子(すぎやまなつこ)
杉山塾代表。
1982年、静岡県静岡市に生まれる。静岡雙葉高校3年時の実力模試は「偏差値29」だったが、独学勉強法で1浪後、東京大学理科二類に合格。2006年、東京大学薬学部を卒業後は、作家、イラストレーター、心理カウンセラーとして活動。現在、1児の母。中学生の頃から双極性障害(躁うつ病)に苦しみ、大学卒業後も闘病体験がある。
2020年、静岡市内に「杉山塾」を開き、小学生~高校生の学習塾代表として活動中。
「AERA dot.」で連載を持ち、心理カウンセラーとしての講演活動も行う。著書は10冊以上。『鬱姫なっちゃんの闘鬱記』(講談社)、『偏差値29の私が東大に合格した超独学勉強法』(角川SSC新書)、『偏差値29から東大理II合格 東大ママのラク&サボでも「できる子」になる育児法』(朝日新聞出版)などがある。



「2022年 『東大ママの「子どもを伸ばす言葉」事典』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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