ライシャワーの昭和史

  • 講談社 (2009年11月17日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (552ページ) / ISBN・EAN: 9784062151955

作品紹介・あらすじ

ライシャワー側近が明かす戦後史の新証言
第二次大戦後の勝者と敗者という関係を、対等で尊敬し合える日米関係に変えようとしたライシャワーの奮闘を通じて見えてくる昭和史を新たな公開資料等から描く。

みんなの感想まとめ

戦後の日本とアメリカの関係を深く掘り下げる本作は、エドウィン・O・ライシャワーの生涯を通じて、日米間の相互理解の重要性を描いています。著者はライシャワーの特別補佐官を務めたジョージ・R・パッカードであ...

感想・レビュー・書評

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  • 【太平洋の橋梁】宣教師の息子として日本に生を受け、ハーバード大学教授や在日米国大使として日米間の相互理解に尽力したエドウィン・O・ライシャワー。彼の「かばん持ち」として一挙手一投足を見てきた著者が、ライシャワーの半生と栄光、そして半世紀先の考えを彼が歩んだ故に受けた苦悩までをも描ききった伝記です。著者は、ライシャワーの特別補佐官を務めたジョージ・R・パッカード。訳者は、日本に関する論文等の翻訳に従事している森山尚美。


    日本についての間違ったイメージどころか、そのイメージすらない時代にライシャワー氏が果たした役割の巨大さに驚きを禁じ得ませんでした。本当にゼロから立ち上げた日本及び東アジア研究の成果が、次第に学術の分野から政策の分野に至るまで、枝葉を広げるかのごとく影響を及ぼしていく様子に感銘を覚えると同時に、一日本人として本当にありがたみを感じました。


    氏の地域研究に対するスタンスについても非常に学ぶところが多かったです。(言うは易き、行うは難きの1つだと思うのですが、)対象に関して温かい眼差しを送りながらも、あくまで自分の置かれている状況を冷静に悟り、批判すべきは批判するという姿勢が貫かれていることに感嘆とさせられます。日米関係のみならず、地域研究をされる方にもぜひオススメしたい作品です。

    〜ヴァン・ウォルフレンは、立ち上がり、部屋を出ようとしながらいった。「全体的にみれば、もちろん、個人レベルでは、そういう役人たちは懸念を抱いています。要は、その懸念を政治行動に転換させるようなシステムになっていないということなのです」。ライシャワーが質問した。「一体どうしてそうだとわかるのですが……」。ヴァン・ウォルフレンの捨て台詞はこうだった。「私には、その“システム”がどんなものか、わかっているんだ!」。
    テープはそこで終わっている。放送されることはなかった。ライシャワーは午前中の仕事に十分満足した。〜

    日米の歴史はまだまだ日が浅いこと、それ故のダイナミックさをはらんでいることを再確認☆5つ

  • 日本史研究者、駐日大使として活躍したライシャワーの伝記。
    非常に読みやすく、ライシャワーが日米関係の
    発展、改善に果たした役割がよくわかる。
    またライシャワー自身の人となりも理解でき面白い。
    最終章で記された「世界平和は国際間の理解にかかっており、
    コミュニケーションの知識と技能にかかっている。
    従って、平和は突き詰めれば、教育しだいである。」とは
    氏のこれまでの生き方を考えれば非常に共感できる理念であった。
    このような人物が日本に携わってくれたことを極めて幸せに感じる。

  • 2010.01.24 朝日新聞に掲載されました。
    2010.01.24 日本経済新聞に掲載されました。
    「日本との断たれた対話」という論文を「フォーリン・アフェアーズ」誌に発表。
    ハーバード大学教授、ライシャワー氏について書かれたもの。
    読みたい。。。ていうか読まなきゃ・・・!

  • 100124朝日新聞書評
    “尊敬する師を公平・実証的に描く”

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