エクステンド

著者 :
  • 講談社
3.16
  • (3)
  • (4)
  • (26)
  • (4)
  • (0)
本棚登録 : 71
レビュー : 14
  • Amazon.co.jp ・本 (338ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062151979

作品紹介・あらすじ

老舗呉服屋の邸宅で発見された首吊り死体。家主の六代目・向井雅也は無関係を主張するが、被害者とつながる遺留品が見つかると、次第に供述を変えはじめる。逮捕に踏み切った京都府警だが、同時に向井は何も語らなくなる。謎ばかりが残る遺体が訴えかけることは-。五条署の新人刑事・片岡真子が挑むことになる「本当のタイムリミット」。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
  • 2016.8.8

  • ソフトミステリーという感じ。
    1人の女性の死体が発見されたところから話は広がり、行方不明になった別の女性の話に発展していく。
    男性社会の中での女性刑事の奮闘ぶりが、もっとリアルに書かれていてもいい気がした。
    うまくまとまって終わったけど、もうちょっとミステリー性が欲しかった。

  • エクステンドは生き延びる。自殺願望の人たちの話を聞くボランティア団体。

  • 老舗呉服屋の邸宅で、女性の首吊り死体が発見される。
    調べていくうちに15年前の事件も浮上し、京女新人刑事が奔走する。

    複雑に絡み合ったミステリーにしたかったんだろうが、そこにばかり力を注いで、一人一人が浅く感じられる。
    特に主人公があまりに感情的だし、後半の謎解きも少々ご都合主義な感じ。

    【図書館・初読・5/11読了】

  • 京都の町家のように奥深いミステリーでした。

    ちょっと京都にこだわりすぎていて、「山村美沙サスペンス」を髣髴させる感もありました。

  • 京都の金持ちの別邸で見知らぬ女が首を吊っているという。
    京都府警五条署の刑事で京女の片岡真子とキャリアの高藤が
    調べるが,どうも腑に落ちない。

    登場人物も設定としてはじゅうぶん個性的だと思うが,
    どういうわけかあまり魅力を感じない。なぜだろう。

  • 刑事が容疑者を取調べで揺さぶり、証拠を見つけ出そうとしていく。最後の最後までどうなるか分からない、緊張の途切れない物語。

  • 元老舗呉服屋の別宅で発見された首吊り死体。
    家主で六代目の向井雅也は無関係を主張するが、被害者との繋がりが浮上すると次第に供述を変え始める。果たして謎だらけの遺体が訴える真実とは?
    花街育ちの新人刑事・片岡真子が挑む「最後の二日間」。

    乱歩賞受賞作『東京ダモイ』以来の鏑木蓮さんです。
    『東京ダモイ』より数段軽く読みやすくなっていました。

    首吊り死体は自殺なのか、他殺なのか?
    向井はこの遺体の死に関係あるのか、ないのか?
    捜査の過程で浮上する15年前の失踪事件に向井は関与しているのか、いないのか?
    その失踪事件を告発した人物は信じてよいのか?
    時効を前に緊迫した心理戦が展開され、ドキドキさせられました。

    読みやすかったのですが、上司のキャリアの高藤の設定がブレていたのがちょっと気になりました。
    真子も「お嬢」とかよばれて、なんというかいかにも2時間ドラマでありそうな。
    坂本のお仁王様・乙女に憧れて刑事になったという真子と龍馬好きな高藤。
    それで性格を説明できそうですが、高藤は難くて冷たいのか、人情味があるのかいまいち?結局いい人で終わってしまったような。

    でもあの被疑者との攻防はとてもよかったです。
    ラストの真子の糾弾も。そしてエクステンドというタイトルにも納得。
    面白かったです。

  • これは面白かった! 「エクステンド」というタイトルにそんな意味まで含まれていたとは思いもよりませんでした。途中の展開もかなりスリリングで面白かったのだけれど、ラストのあれは衝撃的でした。
    あの人のやったことって、たしかに許せることではないと思います。だけどそれだけの切実な思いも感じられて、つらい気持ちになりました。そりゃあ警察だって、失踪人をいちいち捜索なんて出来ないのかもしれないけれど。そうやって犯罪が埋もれていってしまうというのは、なんとかできないものなのでしょうかねえ……。

  • チェーン・ポイズン(本多 孝好著)の後に
    読んだので自殺関連続きになってしまった…
    とはいえテーマは全然違い、
    こちらはミステリ要素がかなり強いです。

    月の輝く夜、枯山水の庭がみえる和室で発見された
    首を吊った女性の死体。
    死体解剖の結果、死体には紐状のものによる索条痕の上に
    手による扼殺痕があり、
    その上で帯締めで鴨居からぶら下がっていた事がわかった。

    誰が、何の為に。

    京都、花街育ちの女性刑事、真子が主人公なのですが
    京都を舞台にしている割に京都らしさが
    あまり感じられないのが残念。
    ストーリーは二転三転して面白いんですが…

    なんでだろう、ちょっと間違うと
    2時間のサスペンスドラマみたくなっちゃいそうな感じ。

全14件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

作家

「2018年 『沈黙の詩 京都思い出探偵ファイル』 で使われていた紹介文から引用しています。」

鏑木蓮の作品

ツイートする