この胸に深々と突き刺さる矢を抜け 下 (100周年書き下ろし)

著者 :
  • 講談社
3.40
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本棚登録 : 352
レビュー : 52
  • Amazon.co.jp ・本 (322ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062152433

作品紹介・あらすじ

スクープ記事は大反響を呼ぶが、上層部から圧力がかかり、編集部内の人間関係もねじれ出す。もつれて膠着する状況のなかで、カワバタは、ある運命的な出会いへと導かれる。まるであらかじめ定められていたかのように。思考と引用をくぐり抜けた後に、「本当のこと」が語られる。現代を描き続ける著者が、小説という表現の極限を突き詰めた渾身作。いよいよ完結。

感想・レビュー・書評

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  • くどくて疲れた。ちょっと生きることとか神とか、理想の社会とか、個別には同意する部分もあるけれど、これだけ積み重ねられても、価値観の違う部分で引っかかりが生じる。そういう意図はないんだろうけど、宗教的匂いがしすぎて吐き気がする。話の筋は悪くないんだけど、もうこれはこの人の書き方だから仕方ないんだろう。

  • 下巻に入ると、思いもよらないストーリー展開が続き、スリリングになっていく。主人公を取り巻いて、政治スキャンダル、貧困や格差などの経済問題、社内政治、家族や知人との人間関係など、複雑に絡み合って混沌としてくる。かといって、筋が見えなくなるわけではなく、次第に色々なつながりが明らかになっていく。そして、最後までどんでん返しが続き、結末は思いもよらぬものだった。
    主人公のように、常に冷静さを失わず、情に流されずに物事を鋭く観察できる人物になりたいものだ。

  • フジサキリコとくっつくのかと思ったら。会社の人の名前出てきすぎて混乱した。Nって読んだり新村って読んだり、カタカナにしたり漢字にしたり、使い分けにも意味がありそうだけどわからなかった。

  • 男と女は決してわかりあえないと、あれだけ書かれていながら最後は結局、全部忘れたように、別の女性のもとに行くわけで…。それが人生ラストの「光」になっている。実際のところ、割と人間って、そういうものかもしれませんね。

  • 第22回山本周五郎賞受賞作。本書は貧困、経済、セックス、不倫、宗教など現代社会における様々な問題を扱っている。詳細→http://takeshi3017.chu.jp/file4/naiyou16001.html

  •  読むのに時間が過かってしまいました。哲学的に書いてある部分をしっかり頭にいれようとしたら思わず時間がかかってしまいます。私の頭がわるいのでしょうが・・・・
     物語だけはならショートなストーリーなのですが、白石さん頑張って読み手伝えたいことを主人公を使って多く語られ、また語りたかったのかなとおもいました。勉強させてもらいました。
     胃がん経験者の家族としても最後はハッピーエンドにしてくれたのでよかったです。

  • 2013/04/25
    移動中

  •  長い上に、わたしには難しかった……
     これぞ白石文学、的なものが詰まっていた、と思う。

     いまの日本の間違いを多々指摘している点が素晴らしい。

     これだけの長さがあって、つまりはいろいろなことがあって、
    それなのにラストがあっけなかったような気がする。

  • 途中で読むのやめた。全然おもしろくなかった。

  • 長い割にいまいちであった

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著者プロフィール

1958年福岡県生れ。文藝春秋勤務を経て、2000年『一瞬の光』でデビュー。09年『この胸に深々と突き刺さる矢を抜け』で山本周五郎賞、10年『ほかならぬ人へ』で直木賞受賞。近著に『翼』『幻影の星』。

「2019年 『あの頃の「火口のふたり」』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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