プレカリアートの憂鬱

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 77
レビュー : 16
  • Amazon.co.jp ・本 (282ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062152884

作品紹介・あらすじ

月収10万のフリーター、ロスジェネ世代のニート、"派遣切り"に脅える非正規雇用者、「債務奴隷」さながらの新聞奨学生、高学歴ワーキングプア、「ネットカフェ難民」の日雇い派遣-『雇用崩壊社会』の現実に迫る渾身のルポルタージュ。

感想・レビュー・書評

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  • いろんな人たちの登場により、リアルな現状が伝わってくる一冊。
    「引きこもりはたてこもり」や「希望は、戦争」、「現実への逃避」という言葉が印象的。
    生きるということについて、考えさせられました。

  • <内容>
    不安定な雇用に生きていかなければならない、「プレカリアート」達を取り巻く現状と生活の実態を追い、彼らによる日本社会への反撃の様子を描く。

    <コメント>
    プレカリアートの問題が最近取り上げられていないけど、構造的には未だ解決された問題ではないはずだ。
    現在どうなっているかの問題提起に期待。

  • 数週間前の土日、派遣で働いたばかりだったため妙にリアルに感じてぞっとした。現実をもっと知っていかなくちゃとおもうと同時に、社会主義について考えるようになった。

  • いやーだいぶ落ちたよ。

    プレカリアートとは、「不安定な」(英: precarious、伊: precario)と「労働者階級」(独: Proletariat、伊: proletariato)を組み合わせた語で、1990年代以後に急増した不安定な雇用・労働状況における非正規雇用者および失業者の総体。

    プレカリアートと呼ばれる人達の叫び。叫びというか日常。

    彼らの日常は私たちにとって脅威だよ。
    人間の幸せってなんだっけ。働くこと、生きること、日々喜びを感じること。
    根本が揺り動かされてしまうよ、この本で。

    この本を読んで取るべきアクションは今の環境やポジションを守る姿勢になることじゃない。
    知ること、情報として事実として訴えることが、彼らの生活を変える可能性があるんだよ。

    だから、私もしっかりと事実を知る。事実とは言えないかもしれないけど、社会をそうやって相対的に俯瞰してみていくことが必要なんだと思う。

    もっと、たくさんの人に読まれる本になりますように。

  • 特にないが、読んでよかった

  • この本に書いてあることは、就職先の決まらないまま大学を卒業しようとしている自分にとって、近い将来自分の身にふりかかる出来事であるかもしれないと思う。
    あとがきを読んで泣いてしまった。

  • プレカリアートとは「不安定さを強いられる人々」の総称だそうです。
    フリーター、派遣、契約社員、ニート、引きこもりの人々とかだけではなく、零細自営業、農業、漁業など生活や雇用の不安定な中に生きている人々のことだそうです。だれもが最低限生きていけるような(憲法にうたわれてますけど)ボトムアップを目指す運動をしているのだという。
    いかに貧困を強いられ、不安を強いられているのかということがルポされていて、それはそれで興味深い(身にもつまされる)のだけれど、泣きたいために悲恋話を読むように、傷をなめたいために読んでいるような気がする。
    最終章、森達也さんとの対談が載っているのですが、森さん世代の私としては、そこまでいったら革命だよねと思ってしまうのですよ。政治家になって闘おうよと思うのですよ。やっぱ良く分からん。

  • まーひどい話だが、よくある話でもある。
    でも、こんなことを許してちゃ日本はだめなっちゃうんだろうな。

  • バブル世代として、今就職できない若者のことを知りたいと思って読みました。
    派遣のランチのストレスとかも、わかる~
    普通に働くのが難しい時代。

  • 群像2009年5月号書評より

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著者プロフィール

1975年、北海道生まれ。
作家・活動家。フリーターなどを経て2000年、自伝的エッセイ『生き地獄天国』(太田出版/ちくま文庫)でデビュー。
2006年からは貧困問題に取り組み、『生きさせろ! 難民化する若者たち』(太田出版/ちくま文庫)はJCJ 賞(日本ジャーナリスト会議賞)を受賞。
著書に『「女子」という呪い』(集英社クリエイティブ)、『非正規・単身・アラフォー女性』(光文社新書)、
対談集『この国の不寛容の果てに 相模原事件と私たちの時代』(大月書店)、『生きづらい世を生きぬく作法』(あけび書房)など多数。

「2020年 『ロスジェネのすべて―格差、貧困、「戦争論」』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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