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Amazon.co.jp ・本 / ISBN・EAN: 9784062154147
みんなの感想まとめ
テーマは「聖なる愚か者」として描かれる主人公の吉田青年の複雑な人間像で、愛と罪の関係を探求する物語です。作品の魅力は、登場人物たちの深い描写と、ストーリーが進むにつれて感じる不思議な引力にあります。厚...
感想・レビュー・書評
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途中で断念しました
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最初のあたりからだらだらとした描写が続いて耐えられなかった。
20頁ほどで読むのをやめた。 -
80ページくらいのところで挫折しました。
文体や、会話の言い回しは結構面白いのですが…
主人公が何を言いたいのか、したいのか分からず、全然共感できませんでした。 -
話しは面白いが、終始主人公にイライラさせられた
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うーん…何が面白いのかよくわからなかった。
歪んだ心の闇を抱える人々と、聖人君子の話。
ラストは、理想論に対するアンチテーゼなのかな?
聖人の堕落。 -
主人公の聖人ぶりは正直言って不快だった。
女性キャラは魅力的。
愛することも愛されることも罪じゃないけど
女の人を泣かせるのは罪じゃないかなぁ。 -
著者が追求する「聖なる愚か者」。どういう状態・人を表すのか興味があり、鹿島田作品を読み始めている。六〇〇〇度の愛、ピカルディーの三度、ゼロの王国。とても分厚くそれだけでもう素晴らしいというか、よく書いたなと感心させられる。読み始めたらすいすいと読めてしまい、いつまでもどこまでも登場人物がいる限り話が続いていきそうで、厚さは気にならなくなった。
偶然にも、図書館でこの本と一緒にドストエフスキーの「白痴」も借りた。偶然か因果か、こういった種類のパズルは面白い。
主人公の吉田青年という人物はみなさんどう捉えるのでしょうか。これが「聖なる愚か者」だと教え込まれたら納得するのだろうか。この定義は、わたしにはわからない。吉田青年のような人や彼が実践している事・生活は決して無いとは思わない。ただ言葉で説明したり定義すると、聖なるものの尻尾がつかまれたように、俗っぽくなってしまうようだ。
こういうことを人知れず、静かに黙々と行う人がいたとしたら自分の行いや考えをこんな風に「説明」するのだろうか。説明しないとわからないものなのだろうかと疑問が残った。小説・ことばの世界だから仕方のないことだけど。
そして最後になるにつれて吉田青年になんかイラっとした(笑) -
現代日本版の「白痴」。
喜怒哀楽の怒りが欠けているような青年が、周囲のアクの強い人たちを巻き込んで行く。
途中から吉田青年は、嫉妬や苛立ちを初めて感じていくのだが、周囲の人の幸せと自分の感情の矛盾にもぶつかっていく。 -
一週間ぐらいかけて少しずつ読みました。つかみどころのない、あてなき不安がどこから来るのか、誰か私に教えて頂戴!
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ドストエフスキー『白痴』を先に読んでおいてよかった。要所要所にエピソードの類似が見られる。
(これは自分の読んだ訳の問題かもしれないけれど)本家『白痴』のムィシキン公爵よりも吉田青年のほうがより「白痴」に感じられた。
鹿島田作品の中では分かりやすい部類に入るのではないだろうか。 -
私には珍しく、読み切るのに一ヶ月以上かかってしまった。根気のいる本
愛を公平に分け隔てなく振り撒く吉田青年。彼に魅せられるエリ、ユキ。親友の契りを交わした小森谷氏。その弟瞬。
愛だとか神だとかについて常にディベートする話。愚かな吉田青年のはなし。
鹿島田さんらしくて好き -
愚かにも見える聖者が人間になるという話。主題が心に響かず、昔の翻訳本のような会話だけが延々続くのが、とても退屈だった。
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鹿島田真希の作品は、過剰な人物が織り成す滑稽な会話が魅力の一つだと思う。本作でもその魅力は遺憾なく発揮され、徐々に明後日の方向へと膨らむ過剰な文語調の会話が滑稽過ぎて笑ってしまう。
「生」に対する哲学も感じさせ、この先僕にとっての生(聖)の教科書となるに違いない。人生の岐路に立った時、生に嫌悪を感じた時、悪に手を染めようとした時、改めて再読することになるだろう。
聖なる愚者とはかくも素晴らしいものなのだろうか!
健全な人間は常に計算をし、なかなか「聖なる愚者」にはなりえない。 -
正直、何度も眠くなったのです。
しかし、不思議と読むのを止めようとは思わなかった。
http://feelingbooks.blog56.fc2.com/blog-entry-470.html -
2009年に読んだ小説の中で一番面白かった。古典的な語り口が斬新。聖なる愚者の吉田青年が、自身の考えるユートピアについて語る終盤に興奮した。
鹿島田真希、新作が楽しみな作家の一人。 -
611ページもある分厚い本ですが、一気に読破できました。
「聖なる愚か者」と形容される主人公、吉田青年。
本の前半は、彼の愛の平等と純潔を証明するためのエピソードが綴られていて、彼の神がかった言動に魅了されてしまいました。
本の後半は、彼が一人の女性に恋に堕ちていく様を描いた物語で、その様は見ていられないくらい痛々しいものだけれども、それと同時に、綺麗なものが毒で犯されていくことに快感もあり、魅惑の果実の味がしました。
ラストは自殺で終わってもよかった気がするけど、そこは愚か者だからこそ、愚かに生き続けなければならない運命なのかな? -
◇分厚い本で驚いた。
愛するって理屈を超える、滑稽、そんな自分を愛せる
愛されたい自分を素直に表現する -
まずページ数が多いことに目が行った。表紙がトランプっぽいのがかわいい。
おもしろかったし、こんなに太い本を、一気読みしてしまった。
最後の方で眠くなってたのか、結末を覚えてなくて、次の日若干読み返した。
善良な人ってだけで、偽善的で吐きそうになるが、この主人公の心の変化には難無くついていけた。
これは一気に読むものでしょう。
他の出てくる人も魅力的で、それぞれ本心を明かすけれど、主人公中心で進んでいった方がすらすら頭に入る。
主人公と似たような人を知っている。
そっくりだったから、親しみが湧いたかもしれない。
自分の人生だから、人と比べるなんてしないで、徐々に自分の心を知っていけばいいんだろうな。
かっこつけなくてすむし。
背伸びしないで生きられる。
でも、成長しようとしている自分を、自分でも止められないんだ。
傷つくのは仕方ないとしても、他人を傷つけていることも時には受け入れないと先に進めない。
最後がこんな終わり方で、逆にいいと思った。
犯罪を犯すような人じゃないからこそ、裏の顔を受け入れにくいだろうし。
きれいごとを並べると、かえって人から嫌悪されることだってあるし。
読んでて、充実した時間を過ごせた。
最近、ページ数が多いというだけで手にとってみたくなっている。 -
数ページ読んだだけで引き込まれ、最後まで期待を裏切らなかった。
台詞がほとんどを占めており、劇の台本を読んでいるよう。実際聞いているわけでもないのに、登場人物の話し方は早口なイメージを受ける。滑稽で不自然、でもそこがいい。なぜか名前がカタカナなのもセンスを感じる。
「男と女」「愛」「自由」「幸せ」について考えさせられる一冊。
この本が好きな人におすすめの本
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