- Amazon.co.jp ・本 (274ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062155496
感想・レビュー・書評
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初等部から大学まで弁論術を学び倒す雄弁学園の教師達が、屁理屈すれすれの理論を展開して課せられた命題を証明する。テレポーテーションの証明等が成される表題作は洒落っ気ににやり。あと中等部編の証明を組み上げていく対話が推理物好きなのでわくわくしたー。
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「テレポーテーションが現実に可能であることを証明せよ」
「海を山に、山を海に変えられることを証明せよ」
「ほんとうにサンタクロースがこの世にいることを証明せよ」
超エリート校「雄弁学園」。
6歳から訓練に励み、大人も太刀打ちできないほどの弁論技術を持つ高校生たちが、新担任教師着任の日に3つの難題を投げかけた。
前担任を休職に追いやった生徒たちを前に、要領のよさだけで生きてきた教師、能瀬の回答は?
第62回日本推理作家協会賞<短編部門>最終候補作「パラドックス実践」をはじめ、この学園の初等部、中等部、高等部、大学を舞台にした4つの学園小説! -
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弁論術学習に特化した超エリート校「雄弁学園」。6歳から演説、議論、陳述研究の訓練に励み、大人も太刀打ちできないほどの技術を持つ高校生たちが、新担任・能瀬雅司着任の日に三つの難題を投げかけた。議論混乱をきっかけに前担任を休職に追いやった生徒たちを前に、これまで要領のよさだけで生きてきた能瀬の回答は???第62回日本推理作家協会賞「短編部門」最終候補作「パラドックス実践」をはじめ、初等部、中等部、高等部、大学を舞台にした四つの学園小説。
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個人的には、絶対に入学したくない学校である。だが、万が一はまったら、抜け出ることは難しいかもしれないとも思わされる不思議な魅力があることも確かである。6歳から弁論の英才教育を受けてきた生徒たちと、彼らを育てた教師たち。導入部を読むと、さぞかし血も涙も通わない殺伐とした学園生活が繰り広げられそうで、自分がついていけるかどうか危惧もするのだが、物語の展開は、予想とはいささか違う方向に進むのである。どんな場でも、人間が集まる限りひとつの社会であり、そこには様々な葛藤があり、心の通い合いもあるのである。新しい風が吹き込んだ学園は無敵になるかもしれないと思わされる一冊である。 -
ディベートを教育の主眼として取組む雄弁学園。その初等部から大学までの短編小説。理屈っぽい人にはとても面白いかも知れない。私は最初の高等部編が一番面白かった。テレポーテーションとサンタクロースと海が山であることと、宅配便の関係とは・・・きっとこれが面白かった為に、後の初等部から大学編までが加えられたのではないだろうか。日本推理作家協会賞短編部門候補作ノミネート作品でもある。
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連作短編集。
ラストで突然胸キュンやーん。 -
おもしろかったし、読みやすかった。
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飛ばし読み。
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なんか、詭弁な物語で面白い。
でも、それも詭弁なような…