永遠のサッカー小僧 中村憲剛物語

著者 :
  • 講談社
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感想 : 13
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  • Amazon.co.jp ・本 (258ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062155595

作品紹介・あらすじ

チビで鈍足だった少年(中村憲剛)が、チームで日本代表で大活躍!
とびきり爽快なノンフィクション誕生!!

川崎フロンターレ所属のサッカー選手、中村憲剛は03年に川崎加入でプロ選手に。そ
して06年に日本代表初招集。現在は代名詞といえるスルーパスやミドルシュートを武
器にクラブ、日本代表いずれでも不可欠な存在になっている。
しかし、そんな中村憲剛は、子供の頃から体が大きいわけでもなく、足が速いわけで
もなく、天才的なテクニックがあるわけでもなかった。悩みもあり、挫折も経験した
“平凡な選手”だった中村は、どのようなサッカー人生を経て今日にいたったのか?
その半生と素顔を赤裸々に綴るスポーツノンフィクションです。
中村憲剛ファンはもちろん、サッカー選手を目指す少年少女、悩みや苦しみを抱える
人、子育て中の親御さん……いろんな方に読んでほしいとびきり爽快で心温まる1冊。
著者は『ラストサムライ 片目のチャンピオン武田幸三』で徹底したリアリティの追
求、丁寧な取材から生まれる精細な描写で主人公・武田幸三の強さと優しさ、人間臭
さを描いた作家・森沢明夫。
弊社からは自身初の著書となった技術書『中村憲剛のスルーパスの極意』(著・中村憲
剛)に続く関連書籍第2弾となります。


本書「中村憲剛からのメッセージ」より抜粋──
初めて僕の半生が本になると聞いた時は、正直、大丈夫かな? と不安になりま
した。華々しくもない自分の生い立ちなんかでいいのだろうかと。
でも、僕が歩んできた道のりを知ってもらうことで、かつての僕と同じようにサ
ッカーが大好きだけど身体が小さくて、華奢で、足が遅くて悩んでいるサッカー少
年や、そういったお子さんを持つ親御さんたちに少しでも希望とヒントを与えられ
たなら……と思い、作家の森沢さんと一緒にチャレンジしてみることにしました。
(中略)
森沢さんには、自分でも忘れていたようなエピソードや、当時の感情をするすると
引き出して頂きました。正直、ここまで自分のことを包み隠さず話したのは初めてで
す。恥ずかしいことも含めて、全部さらけ出しました。本当に全部です。

感想・レビュー・書評

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  • サッカー日本代表で川崎フロンターレの中村憲剛選手の自伝。日本代表で年代別代表に選ばれずに上り詰めた人って彼以外にそうそういないと思います。彼はただ「好きなサッカーをやる」、そのために「どうすべきか考える」をしただけの純粋な1人の人に感じました。顔が似ていると言われる度に鼻高々です。

  • 思い立って再読。
    やっぱり私は憲剛さんが好きだなーと思った。この普通の人っぽさが良い。

  • コンプレックスを辞める言い訳にするのも自分。
    努力するきっかけにするのも自分。
    中田英寿もそうだったけど、才能っていうのは自分を信じる力だと思う。

  • 日本代表、そして川崎フロンターレの14番 中村憲剛の本です(日本代表は藤本淳悟選手に取られてしまいましたが...)

    憲剛がフロンターレで、そして日本代表で活躍するまでを描いた本です。

    フロンターレ好きにぜひオススメです。

  • こつこつ努力し続けて結果を出すのはそう簡単なことではない。やっぱり憲剛はすごいなあ…。

  • 請求記号:783.4/ナ
    資料番号:011150323
    中村憲剛の幼少期から日本代表に選ばれるまでの半生が綴られています。体は華奢だし鈍足だと自覚していた彼は、日々ひたすら努力し、いつも自分に見合った小さな目標を自身に与え、こつこつと頑張り続けました。そして日本代表に選ばれた今でもなお彼の夢は、サッカーがもっと上手になる事だと語っています。心の底から自分の好きなものを見つけ出し、そこに向かって突き進んでいく姿勢には、学べるものがたくさんあります。サッカーファンや夢を持って頑張っている人、悩みを抱えている人にもぜひ読んでほしい一冊です。

  • 決して恵まれた身体能力をもったわけではない。
    ただ彼は努力の鬼だった。

    それが何より、天才の証だった。

    こつこつと小さな努力を積み重ねる。
    限界をさだめず、1歩ずつ上を目指す。

    努力は天才

    改めて感じた。

  •  現在、日本サッカー界を代表する名司令塔になった、中村憲剛選手の半生をつづった一冊です。
     中村憲剛選手は、小さい頃ごく普通の平凡な少年だったそうです。体も大きくなく、足も速くありませんでした。
     では、なぜそんな平凡な憲剛少年が、プロのサッカー選手になることができたのかが、この一冊で分かったような気がしました。

  • フロンターレのスターであり現役日本代表の中村憲剛選手の生い立ちから現在までをつづった本。

    実は私はフロンターレに入団した彼と同じ寮にいたのだが
    (自分はサッカー選手ではなく、違う競技)
    サッカー選手は食事の仕方や風呂の入り方まで
    徹底していたので、凄いな。
    やっぱりアマチュアとは違うな。って思っていた。

    今でこそ代表選手だが、正直彼の話を読んでいると
    小野選手、中村選手のような神童ではない。
    こつこつ続けること、好きと言う気持ちの大切さを
    改めて感じる。

    今シーズンはフロンターレのサポーターに入会しようかな!?

  • 中村憲剛の自伝。
    ケンゴの人柄や考え方がよくわかる本。
    もの凄く謙虚。
    平凡なサッカー選手…とてもそうは思えなかった。
    サッカーに興味のない人も読むとタメになると思います。
    もっとケンゴが好きになった。

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著者プロフィール

1969年千葉県生まれ、早稲田大学卒業。2007年『海を抱いたビー玉』で小説家デビュー。『虹の岬の喫茶店』『夏美のホタル』『癒し屋キリコの約束』『きらきら眼鏡』『大事なことほど小声でささやく』等、映像化された作品多数。他の著書に『ヒカルの卵』『エミリの小さな包丁』『おいしくて泣くとき』『ぷくぷく』『本が紡いだ五つの奇跡』等がある。

「2023年 『ロールキャベツ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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