小沢一郎 虚飾の支配者

著者 :
  • 講談社
3.64
  • (2)
  • (4)
  • (4)
  • (1)
  • (0)
本棚登録 : 29
感想 : 7
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (250ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062156110

作品紹介・あらすじ

誰も書かなかった、剛腕・小沢一郎の金脈! 角栄から引き継いだ“金権体質”と“権力欲”。いち早く「西松疑惑」を報じた小沢追及20年のジャーナリストが民主党を牛耳る“キングメーカー”の実像を暴く。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • これによると小沢は完全にクロだ。

  • 緻密な取材をもとにして、金と権力を掴む手段を糾弾する。

    本書の描く小沢像では、地元に金と道路をという地方政治家の理念は見えず、あくまで権力獲得の手段として周りを利用するといった感じ。

  • 小沢一郎の地元や現在の住居において、蓄財の仕方、また母親からの人間関係の歪みについて、まとめた本。

    小沢一郎の評価は非常にいろいろあることがわかる一例である。

  • 現在の民主党政権において影で閣僚を操っているのは小沢一郎であるが、剛腕というだけで小沢一郎という人物が如何なる人物で今までの政治においてどのような事をしてきたかはあまり深く知る余地がない。
    本書は小沢一郎の表も裏も深く描き、真の姿を浮き彫りにした一書である。

    西松建設の献金問題や不動産疑惑、田中角栄から引き継いだゼネコン利権を操り個人の私利私欲を尽くし、政治においては傍若無人に振る舞い政局のことしか念頭にない。

    小沢の地元である岩手の惨状と後援会との乖離、国替えを示唆した本音は長年秘書を勤めた高橋氏が立候補を示したこと、自身の息子への世襲が目的とある。
    特に印象的なのは野中による小沢批判、経世会から離れる際に金庫から6億円を持ち出した疑いなど、小沢一郎を形成する裏面の記載も見事であった。

  • 小沢一郎について、いろいろなことが新聞で報道されているが、松田賢弥氏は、何年も前から、小沢一郎を取材してきたジャーナリスト。西松建設問題なんて、氷山の一角だとわかった。
    想像を絶する内容だが、コツコツと取材を続けてきた松田賢弥氏はすごいと思う。
    多くの人に、ぜひ、読んでほしいと思う。

  • 現政権を実質的に操る小沢氏の裏側に迫った本。小沢王国・岩手県にある実家の様子、党解体による資金流用等々非常に読み応えがある。メディアの情報に疑いを持った人はぜひ読んでみるといいと思う。

全7件中 1 - 7件を表示

著者プロフィール

1954年、岩手県北上市生まれ。業界紙記者を経てジャーナリストとなり、『週刊現代』『週刊文春』『文藝春秋』などを中心に執筆活動を行う。政界に関するスクープ記事が多く、小沢一郎衆院議員については20年以上取材を続け、その後の「陸山会事件」追及の先鞭を付けた。妻・和子氏からの小沢氏への「離縁状」をスクープしたことで、第19回「編集者が選ぶ雑誌ジャーナリズム大賞」を受賞。
著書に『絶頂の一族 プリンス・安倍晋三と六人の「ファミリー」』(講談社+α文庫)、「小沢一郎 淋しき家族の肖像』(同)ほか多数。

「2020年 『したたか 総理大臣・菅義偉の野望と人生』 で使われていた紹介文から引用しています。」

松田賢弥の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×