獣の奏者 (4)完結編

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 2980
レビュー : 418
  • Amazon.co.jp ・本 (434ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062156332

感想・レビュー・書評

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  • 王獣たちを武器に変えるために、ひたすら訓練を繰り返すエリン。けっしてすまいと思っていたすべてを、エリンは自らの意志で行っていく。はるか東方の隊商都市群の領有権をめぐって、激化していくラーザとの戦いの中で、王獣たちを解き放ち、夫と息子と穏やかに暮らしたいと願う、エリンの思いは叶うのか。王獣が天に舞い、闘蛇が地をおおい、〈災い〉が、ついにその正体を現すとき、物語はおおいなる結末を迎える。

    獣の奏者完結編。
    非常に大きな物語だったけれど、完結編まで貪るように読んだ。エリンと同じように、この物語の結末を見届けたい一心だった。ファンタジーを読んだというより、どこかの歴史書を読んだような読後感。
    ずっと王獣編までは獣とエリンの一対一の物語だったけれど、後半は家族の話として読んだ。エリンとイアル、ジェシのシーンは本当に穏やかで微笑ましく、しかしどこまでも哀しみが付き纏っていて辛い。正直ラストも受け入れがたい。エリンもまた、大きな流れのために身を捧げる人々の一人であり、通り過ぎていく英雄の一人であったというのが、エリンに肩入れして読んできた分つらかった。
    しかし、〈残された人々〉がもっと早い段階で返事くれてればもっと違う結末があったんじゃないのとか思ってもバチはあたらないはず。とにかくジェシが穏やかに生きていくことができているようなのでほんとによかった。
    とりあえず、このあとはいきなり夫婦になっていたお二方の外伝で悲しみを鎮めよう……。

  • 思ったよりも大河ドラマな物語で驚いた。終わり方がすごかった。

  • ふぅ~、終わった。

    4巻にわたる物語がとうとう終了。

    最後は思わず肩に力が入る緊迫感で、壮絶な結末ですね。

    ファンタジーでありながら、安易なハッピーエンドでない所が素晴らしい。

    あとがきにもありますが、2巻で完結した話に追加したわりには、違和感のない内容です。

    まさに傑作! 是非、読んで下さい。

    サイコーにオススメです!

  • 泣いた

  • シリーズ物なので読んでみた作品

    王獣編の最後が「え、これで終わり!?」と思ったけど
    あれで良かったんだと思いました
    エリンと家族の苦悩が読んでて悲しくなった

    全ての真相を知りたいのであれば読むと良いと思いますが、私は読まない方が良かったと思いました

  • あー読み終わってしまった・・・。

    切ない最後だったけど、エリンは幸せだったんだなと思った。

  • 面白くてページをめくる手が止まらず。

    切ない最終巻でした。

  • こういう終わり方・・・!? 敵味方入り乱れすぎてごっちゃごちゃなんのこっちゃ。私が行ってぴゃーっと笛ふいちゃる!てな気分。
    それにしてもそんなに潔く、全てのことからきっぱり手を引けるものかな?残念ながらやっぱり誰かがあの力を欲しいと思う日が来るのじゃないかな。
    闘蛇と王獣、イメージは巨大オオサンショウウオと巨大ダチョウ。(全然違う気もするけど)
    エリンとリランの話がもっと読みたかった。リランを助けたかった。

  • 「たとえもう一度人生を与えられても、自分は同じ道を行くだろう。」
    もうなんか、やばいです。いや、ありがとうございました。
    一緒にいることはできなかったけど、それでも強く結ばれていた家族だったと思いました。

  • これはこの世界ではないけれど、確かにいたエリンという人物の物語です。
    児童文学といいう事ですが、大人が読まないなんて本当にもったいない。きちんと裏付けられた設定によって物語どころか伝記ですらあると思えてくるような仕上がりです。

    最終巻、守りたいもの、そのすべてを守るためにエリンは。

    全部読み終わったらぜひ、外伝で優しい時間を暖かく見守ってあげてください。

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著者プロフィール

上橋 菜穂子(うえはし なほこ)
1962年、東京都生まれの児童文学作家、SF作家。
1992年『月の森に、カミよ眠れ』で日本児童文学者協会新人賞、2000年『闇の守り人』で第40回日本児童文学者協会賞、2003年『神の守人 来訪編、帰還編』で 第52回小学館児童出版文化賞、2004年『狐笛のかなた』で 第42回野間児童文芸賞受賞他、2015年『鹿の王』で第12回本屋大賞など、多数の受賞歴がある。
2014年には「小さなノーベル賞」とも呼ばれる世界的な賞、国際アンデルセン賞作家賞を受賞している。

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