あの子の考えることは変

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 722
レビュー : 158
  • Amazon.co.jp ・本 (146ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062156387

作品紹介・あらすじ

汚くって可愛い前代未聞の青春エンタ!芥川賞ノミネート作品。

感想・レビュー・書評

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  • 相手の事を「かわいい」と言いながらも心の中では
    自分の方が「かわいい」と思ってるあの感覚。
    それがこの小説では「かわいい」ではなくて「変」がものさしになっている。
    1歩ひいた第3者から見ればどちらもどっこいどっこいで変。

    タイトルや装丁もインパクトがあって思わず手に取りたくなってしまう。

    本谷有希子の本は初めて読んだけど、他のも読んでみたいと思った。

  • 初めて読んだ作家さん。

    強烈やー!

    ウケる。おもしろかった。

    マンガみたいな小説でした。

    「両目を狙って歯ブラシを横一文字にひいてやる、みたいなテンションになってしまっていた」

    はちゃめちゃ。


    この本の紙の質感も、普通の単行本とは違ってていい。

  • あらゆるどろついた感情を心に渦巻かせた「考えることが変」な23歳女子2人暮らし。
    すさまじいコンプレックスを抱えて今にも爆発そうな二人はどちらもまさに核のように禍々しい感情(放射能)を放ってて、痛々しい。
    日田と巡谷の会話は、いつも一定の温度差があるようだけど、巡谷がグルーヴ先輩になった時の2人の息の合いっぷりがイイ。
    相変わらずネーミングセンスが爆発してて面白いです。

  • 引用
    ・たぶん彼を魅力的にみせていたのは、自分に対する自信だったんだ。
    ・夜だったから、薄暗かったから、かろうじてノリで突き進めそうだったいろんなことが一気に曝されてしまう感じがする。
    ・普通の状態なら折れないけだど、剥き出し状態になると心がどんどん細くなって
    張りつめて飴細工みたいにポキッといっちゃいそうになる。

  • まさにこじらせ女子の末期
    もう
    愛おしいくらいにこじらせてる

    グルーヴ先輩!
    わかる〜わかってしまう自分…

    ちょっと舞城王太郎ぽかったけど
    まあ、ありです

    後味よい

  • 版面の設計とか、疑問符が20°前後傾いていたりだとか、フォントのチョイスがギリギリに変だなと思っていたら、祖父江さんのデザインだった。

  • 2018/09/04読了


    小説よりも、脚本みたい。
    あの子、ではなく全員がもれなく変。
    ルームシェアの女子二人の謎の日々。
    しかし、言葉選びは面白い。
    「ゲシュタポ」とは結局なんだったのか?

  • 元クラスメートの女子二人。ルームシェアというより同居、いやむしろ寄生のように暮らす二人はそれぞれ苦悩を抱えていた。
    周りに溶け込めず浮いてしまう異質な存在感、深い孤独、膨れ上がる性欲、隣人からの嫌がらせ etc…。本谷節が炸裂する個性的な作品です。

    個性的な文章や内容の作品は、取っ付きにくくて戸惑うこともある。逆にさらっとした文体でも相性次第で全く心に響かないこともある。
    本谷さんの書く女の子達は、生きづらさを感じているような所謂“ふつう”とは少し違う子が多いのですが、これが本当にリアルなんですよね。
    分かるよって思ったり、全く共感できなかったり、笑っちゃったり、驚かされたり…。ご自身が投影されていたりして?好みが分かれそうな作家ですが私は好きですねぇ。

  • 頭がおかしい女二人の話。端的に言えば。疲れる。演劇的。

  • あの子も変だけどこの子も変。
    本谷さんの本に出てくる女の子はみんなどこか歪んでたり変わってる。
    日田も巡谷も、かなり変だし共感なんてできないけど、何となく気持ちが理解できるのは何でなんだろう。
    不思議な作家さんだなぁ。

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著者プロフィール

本谷有希子(もとや・ゆきこ)
1979年生まれ。2000年に「劇団、本谷有希子」を旗揚げし、主宰として作・演出を手がける。2006年上演の戯曲『遭難、』で第10回鶴屋南北戯曲賞を史上最年少で受賞。2008年上演の戯曲『幸せ最高ありがとうマジで!』で第53回岸田國士戯曲賞受賞。2011年に小説『ぬるい毒』で第33回野間文芸新人賞、2013年に『嵐のピクニック』で第7回大江健三郎賞、2014年に『自分を好きになる方法』で第27回三島由紀夫賞、2016年に「異類婚姻譚」で第154回芥川龍之介賞を受賞。著書に『腑抜けども、悲しみの愛を見せろ』『ぜつぼう』『あの子の考えることは変』『生きてるだけで、愛』『グ、ア、ム』などがある。

「2018年 『静かに、ねぇ、静かに』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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