- Amazon.co.jp ・本 (290ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062156660
作品紹介・あらすじ
自称・探偵の矢能が突然呼び出された先で目撃したのは、依頼人の死体と覆面姿の男。銃を向ける覆面男の意外な行動に、矢能は窮地に追い込まれる。周到に用意を重ね、完璧にやり遂げた殺人。予期せぬ闖入者が現れたが、無事に問題を処理した。はずだった。成功の喜びの直後、若き殺人者に絶望が訪れる。あの男は何者なんだ。
感想・レビュー・書評
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元ヤクザの探偵矢能。続編だったのね。
知らなかった、けれど、めっちゃ面白かった。
幸せになってほしい人が
とことん可哀想なのが残念だけど
スピード感あって、さすがのエンタメ小説。
小学生の栞ちゃんの存在も気になるし、
他も読んでみよう。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
木内一裕さんワールドですわ。
エンターテインメントですね~
ライトながらも楽しめる!!
元やくざの探偵が依頼を受けて向かった!
そこで何故か殺人が!?
ドンドン繰り広げられていくスピーディーな展開と謎に
はまってしまう。
よく出来ているラストへの着地。
いいっすね~
あはははっはは~ -
とにかくいい。
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期待した通りのおもしろさ!矢能のキャラがいいなぁ。こんなにハマるキャラに出会うのはかなり久しぶり。なので読んでいてウキウキしてしまった。内容自体はウキウキどころかドッロドロだけど、さすが元ヤクザ…というくらいえげつない世界だけど、そしてあまりにも報われない人も登場するので悲しくなるけど、でもおもしろかった。矢能&取り巻きの人々の話を是非また読んでみたい!
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まず、キャラクター設定が巧い。
そして、この作品に関してはプロットもこなれている。
どんでん返しに無理がない。
いいね。 -
自分の感覚にとても合った作品。前作『水の中の犬』同様、最高に気分を盛り上げてくれた。元ヤクザの矢能が探偵業を始めた。電話で仕事を依頼してきた男を訪ねると、待っていたのはなんと依頼人の死体と……。軽快なテンポで疾走するライト・ハードボイルド。気持ちよく読み終わり、スカッとした気分になれた。最高!著者の木内一裕さんは、83年に『BE‐BOP‐HIGHSCHOOL』で漫画家デビューした方。前作と本書の2冊を読んで、その漫画家経験が存分に活かされているのがよくわかった。痛快な漫画を彷彿とさせるシンプルでスピード感溢れる作品だからだ。バイオレンスあり、アクションあり、クスッとさせるコミカルさあり、そしてほろっとくる愛情ありと、一瞬たりとも飽きさせない。スピーディーな展開に驚きながら、読んでいるこちらもスピーディーに一気読み。最近、大御所のハードボイルド作家先生方に元気がないし、ちょっと違う感じの作品しか出さないし、寂しく思っていたところ。そんなとき、本書を読んだものだから、エンターテインメントはこうでなくっちゃ、と嬉しくなった。ひとり納得のご満悦。いいのだろうか?教育上良くないところはたくさんある。酷い小説と目くじら立てる読者もいるだろう。でも、人に薦めるでもなく、自分ひとりでにんまりと悦んでいるなら害はない。もちろん、良書を読む、健全な読者の方々は、読まない方がいい。私は、木内さんの小説デビュー作『藁の楯』も読むことにする。とっても楽しみだ。
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あまり、暴力とか銃が出てくる作品は好きではないけど、ストーリーの展開が速くて一気に読めるおもしろさだった。
初めて読んだ作家さんだったけど、他の作品もぜひ読んでみたいと思う。 -
栞ちゃんの存在がいい。
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作品を追うごとに上手くなってる!今回もテンポ良くドンドン読ませる。ハードボイルドになりきっていない所がイイ。どんなヤツにも内側の優しさがあったり、抱えてる思いがあったりする所が描かれてて、著者の優しさを感じた。痛快爽快な物語。
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悪漢小説で一気読み。