竜の道 飛翔篇

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 162
感想 : 30
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  • Amazon.co.jp ・本 (578ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062157087

感想・レビュー・書評

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  • 今月末から3か月遅れで始まるドラマの原作の前編。単行本で前編だけで550ページあるので、かなり内容はすっ飛ばされると思うが、結構楽しみになった。面白い! 既に読んでて、玉木君と一生君にしか思えなくなった。後半楽しみだが、後味の悪い終わり方にならないように・・・

  • 昔読んだが、年とって読みと感覚が違う。なんか後半あっけなかった。

  • 2020_04_15-014

  •  図書館で、6歳の息子に「この棚から一冊選んで」と言ってみたところ、秒でこの本を選び取った。何も知らず読み始めたら、思いっきりヤクザ物だったから笑った。
     好きな作家を聞かれれば、32歳になった今も高校生の頃と同じ作家の名を挙げるような私なので、こういう内容の本は初めて。もちろん「白川道」氏の名前は聞いたことがなかったし、読み方もわからなかった(みち?どう?と思ったら、とおる、と読むのね)。
     冒頭部分、聞き慣れないハードボイルドな言葉遣いに面食らった。しかし読み進めていくうち、自分でもびっくりするくらいハマっていくのを感じた。中盤以降はもう、続きが気になって気になって仕方なかった。最後まで読んでから続編があるのを知り、終わらないんかーい!と突っ込んだ。すぐ図書館のウェブサイトから貸出予約をしたのだけれど、休館日のため受取が翌日になるとのこと。そりゃ困る、と開館している図書館を探し出し、借りに走った。
     主人公の竜二が、とにかくかっこいい。心の奥底に巣食う深い怒りと憎しみを原動力に、幼い頃に固く誓った人生の目的に向かって、脇目も振らず突進していく。目的のためなら手段を選ばない竜二の、敵に対する息を飲むほどの容赦のなさ。常に頭脳明晰、冷酷無比。その一方で、志を共通し、心を許した自分の家族や仲間に対する人一倍熱い想いがときに垣間見えると、キュンとせざるを得ない。
     彼の周りを固めるサブキャラクターたちも魅力的だ。竜二が手の内を見せたり隠したりしながら、徐々に関係を深めていく裏の世界の重鎮たちの、圧倒的な只者じゃない感。テンポよく(?)死んでいく脇役たち。華麗な話術と淡麗な容姿で男たちを骨抜きにする銀座界隈の女たち。
     きっと本当にこういう世界なんだろうなぁ裏社会というのは、と、裏社会についてなんの知識も経験もない(当たり前だ)読者一同を納得させてしまうような、重厚感と緊張感に満ちた小説だった。
     そして今から続編を読む!ウッヒョ!

  • 1

  • ええええーっ!これで終わりなのぉー?!
    冗談でしょー!
    とう言う感想。
    絶対に曽根村会長は竜一を裏切るはずだし、警察も甘くないし、何かが起こって竜一は台湾に飛べなくなるんだろうなー
    という私の期待をあっさり裏切り
    竜一は巨額の金を手に入れ、邪魔者を亡き者とし、思い通りに台湾に飛ぶ訳だ。。。
    しかも、竜二との約束はまだ何一つとして果たされてないし(笑)
    ツマラーン!こんな結末のために訳の分からない株の話に付き合ってた訳じゃないわーい

  • 2016.09.06
    なんか頭が良い人を描くのが上手いねえ!

  • 素人ながら株の不正取引で巨額のお金を動かして、裏の世界のコワイ人たちをちゃっかり利用して・・・竜一の頭の良さと恐いモノなしの心臓の強さ、妙に感心してしまった。何もかも憎たらしいほどうまいこと竜一の目論見どおりにコトが進んでいくので、あまりハラハラ感はなかった。

    双子の竜二もキャリア官僚になり、こちらは堂々と表の世界で活躍。肝心な時にはすぐに竜一をサポート。うん結構面白かった。

    500ページを越える分厚い本なのに気にならないくらい面白かったので(でも外出時に持ち歩くには不向き)
    、前作も読んでみようと思っている。

  • 命をかけた双子の復讐劇、現実ばなれしていてもこういう生き方もあると思った

  • 10日間でよむ
    読みごたえあり

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