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- Amazon.co.jp ・本 (290ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062157629
作品紹介・あらすじ
体に残った障害と二次がんの不安に耐えて生きる-小児がん卒業生たちの命の輝き。あまりに高すぎる命の代価「晩期障害」。小児がん治療の後になって出てきた副作用が、症状として固定してしまう状況を「晩期障害」と呼んでいます。晩期障害は、体中のすべての臓器に起きる可能性があると言っても過言ではありません。歯が生えない子、心臓や腎臓の働きが良くない子…、こういった晩期障害を持った卒業生を一体誰が診ればいいのでしょう?203人の患者とともに闘った小児科医が綴る、渾身のノンフィクション!
感想・レビュー・書評
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ma2さんの弟さんの2冊目が出ると ma2さんに教えていただきました。
前著『命のカレンダー』につぎ、「激しく揺さぶられる」というよりは、いろいろと静かに深く考えさせられるタイプの本でした。
最後に淡々と書かれた
"こういったご家族を応援してあげたいと思っていながらも、それを実際に実行している医者は、この世にそんなにたくさんはいないでしょう。"
の一文が、少しも自慢くさくなく、継続することの価値について率直に記しているだけなんだな、というのが伝わってきます。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
こういう本によって、小児がん経験者の存在と認識が社会に広まるといいな…と思った。長期フォローアップ医療の整備は急務。
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2010/01読。
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