- Amazon.co.jp ・本 (418ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062157681
作品紹介・あらすじ
2008年9月15日、リーマン・ブラザーズ破綻。世界中を襲った百年に一度の金融危機。激震が走るメガバンク・東西銀行の行員たちもまた、会社のため、顧客のため、日本のため、家族のために駆け回りつづけた-。緻密で徹底的な取材をもとに「あの瞬間」からの日本経済を重層的かつ多角的に浮かび上がらせた、傑作経済小説誕生。
感想・レビュー・書評
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あの、リーマンショック後の経済ダメージを描いた本。凄まじい逆境の中PBの闘いは相当大変だったと思われる。この作者は初めて読んだが読みやすく、なかなか良かった。しかし、池井戸のような逆転逆転のような爽快感は無かった。
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どんな状況であっても、何のためにその事業を行うのか、顧客が望んでいることは何かを忘れてはいけない。理想と情熱があれば結果はついてくる気がした。
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リーマン・ショックの時の銀行の物語ですが、なかなかリアルで読み応えがある1冊でした!!
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『あの悪夢(リーマン・ショック)を駆け抜けた金融戦士たちの闘いの全て』『乗り越えられたのは、「逆境の美学」と「誇り」があったから』等。ジャケ買いならぬ腰巻買い。著者の経歴も似ているので、第二の『下町ロケット』か?と期待し、併読本を全て積み直し、一本集読体勢で臨む。非常に読み易く、取って付けた様な悪人も出て来ず、読中読後感は悪くない。但、あの感動をもう一度!と言う訳には行かなかった。やっぱり日本人にはモノ作りへの郷愁があるのかもしれない。池井戸はその辺までお見通しで、最近メーカーモノを書いているのだろうか。
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特に、劇的なエピソードもクライマックスもありませんが…、
現実は…こんな感じだったんだろうと思います…。
なので…、ボク的には…グッドっ!!
それにしても…、経済小説って…完全に経済にリンクしてますね…。
本棚に終うときに、数年前のタイトルナンバーを見て、つくづく…。
ボクも…同業者の端くれですし…、頑張ろう…。 -
ちょっと登場人物が混乱気味、でもまぁまぁかな。3.5
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リーマンショックが与えた影響に翻弄されながら金融の世界を渡っていく人々を描くフィクションです。舞台は関東系と関西系が合併してできた銀行、ということで三井住友銀行がモデルになっています。
資産運用部隊の女性FP,プライベートバンキング部門の腕こき部長を軸に、三菱東京UFJ銀のモルガンスタンレー出資問題などを織り込みながらストーリーが展開します。