15歳の寺子屋 おなやみジュース

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 34
感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (98ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062158657

作品紹介・あらすじ

みんな悩んで大人になる
悩みは誰もが少なからず抱えています。
そもそも悩みってなんでしょう?
悩みを客観的に見る訓練からどっぷり浸る効用までを「若おかみ」の令丈ヒロ子さんが伝授!

感想・レビュー・書評

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  • タイトルを見て「なんだろう?」と思いましたが、内容はgood!でした(^^)
    「なやみ」に関する自分の悩み(?)や経験が書いてあり、それが思春期にいる子どもたちに、そして思春期だった頃の自分にあてたメッセージになっています。

    思春期のなやみは「コップのなかの嵐」。コップのなかの「おなやみジュース」をどのように処理すれば良いのか。
    悩みとの付き合い方を指南する際の表現のうまさは「さすが児童文学作家だなぁ」と感心させられました。

  • 作家・令丈先生が自らの体験を例に、おなやみジュースの飲み干し方を伝えてくれる。
    「おなやみジュース」とは、とある作家さんがどこかに書いた「コップの中の嵐」という言葉から派生していて、意味は“自分(=コップ)の中でだけ波風(=悩み)立っている”ということ。

    大人になったらなったで、新種の悩みが登場してきたりもするけれど、高校時代は確かに進路や友達付き合いで悩んでいたことを思い出した。
    私も、自分の能力に対して限界を知るのが怖い、だったらうやむやにしとこと思った口で、私の場合はたぶんおなやみジュースを飲み干せなかった。そのため、令丈先生言うところの「おなやみジュースのあとまわし」で、未だに進路では悩んでいるとかいないとか…。

  • お悩み相談された~い!!と思いながら、雑誌や新聞を読んでいた作者のこども時代の様子が面白く描かれています。わざわざ悩みをさがしていたことや、悩みが出てきた時、心の中のモヤモヤとどのように向き合ったかが描かれています。お悩みを抱えている中学生におすすめの本だと思います。

  • 運勢が強い人、弱い人、たしかにいる。でも基本、毎日まじめに働いて家族のために頑張って一生懸命生きている人はどんな運勢でも大丈夫、そなんに怖がることはない。
    生まれ持った人生の課題ということがある、でもそういうのは宿命だからお祓いや神頼みでは変えられない。
    悩む気持ちの招待を見極め、認めたら嵐はおさまる。

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著者プロフィール

大阪府生まれ。嵯峨美術短期大学卒業。講談社児童文学新人賞に応募した作品で注目され、作家デビュー。おもな作品に「若おかみは小学生!」シリーズ、『パンプキン! 模擬原爆の夏』『長浜高校水族館部!』『よみがえれ、マンモス! 近畿大学マンモス復活プロジェクト』(以上、講談社)、『妖怪コンビニで、バイトはじめました。』(あすなろ書房)、『クルミ先生とまちがえたくないわたし』(ポプラ社)などがある。「若おかみは小学生!」は2018年にテレビアニメ化、劇場版アニメ化され、大きな話題となる。

「2022年 『病院図書館の青と空』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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