シャボン玉同盟

著者 :
  • 講談社
3.23
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本棚登録 : 184
感想 : 32
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  • Amazon.co.jp ・本 (242ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062158855

作品紹介・あらすじ

ぼくはシャボン玉のあの子に恋をした。それは触れただけでパチンと消えてしまう、あまりに儚い恋だった-。YA文学をリードする、梨屋アリエ最新短編集。

感想・レビュー・書評

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  • シュールですね。ちょっとズレた感覚が。
    背景となる設定は、よくこんなことを想像するな、と感心しきり。作家ってすごい。

  • 短編集。いずれもちょっとシュールな設定は、カフカみたいな感じだけど、主人公が中学生で、ちょっとコミカル。
    梨屋アリエってこんな感じのを書く人だっけ?
    2018/10/31読了。

  • 仕事とはいえ、なんでこんな本読まねばならないんだ(涙)。
    ま、中高生には響くのかもしれない。それはわからない。

  • 中学生の頃に読んでれば理解しやすかったかな

  • 「一文クイズ」で『シャボン玉同盟』から取り上げられていて、興味があり読んだ1冊。

    最初は、「ん?なんだろうこの視点は」って思ったけれど
    各短編を読み進めるうちに
    これは人のこころの中を擬似化してるんだなって納得がいった。


    綺麗なままで居たい、ほかの人と同じように欲情ばかりで生きていない、他人と自分を比べて過ごす、こころが成長していく過程を見る。
    きっと、みんなが持っている感情なんだなと思った。


    表紙がいいな、と思っていたけれど「シャボン玉同盟」はそんな感じじゃなかった。

  • Twitterのフォロワーさんにおすすめしてもらった本。表紙の雰囲気が好きだ。普通の日常のなかの非日常な短編集。短編集なので、どの話から読んでも大丈夫なのが嬉しい。独特な世界観で面白いけど、中・高校生の間に読めていたらもっと面白く感じられたと思う。

  • 毎度毎度のことですがカスヤナガトさんのイラストに惹かれて。ティーン向け(とりわけ女子)の作品なんだけど一筋縄ではいかないとても不思議な短編集。全編とも揺れ動く繊細なティーンの感情プラスちょっとSFちっくな展開。表題作はいつかの世にも奇妙な物語でやっていた『美女缶』みたい。2011/591

  • ピアニッシシモの断片的な記憶とは合わなかった。
    完全に忘却の彼方…

    今回の作品は、
    なんか…怖い。
    ホラーじゃなくて、なんというか、リアルに非リアルが何の躊躇いもなく埋め込まれてて
    自分の中の非リアルな部分がリアル化したような。
    そんな怖さ。
    短編が4本入っていたけどすべて同じテーマに向かって書かれているように感じた。
    若者の単純で複雑なココロ。コイスルキモチ。

  • 不思議なお話。

  • 自分のイヤな部分だけ取り外せば清く美しい自分になれるはず、と思ってしまった女の子。シャボン玉の中の理想の女の子に恋をした男の子。自意識と自己嫌悪をこじらせる情けなくもいとおしい中学生の日常は、いつの間にか彼らを少しだけ現実離れした世界へと連れて行く。

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著者プロフィール

栃木県小山市生まれ。児童文学作家、YA作家。
法政大学兼任講師。
1998年、『でりばりぃAge』で第39回講談社児童文学新人賞受賞し、翌年、単行本デビュー。
2004年、『ピアニッシシモ』で第33回児童文芸新人賞受賞。『ココロ屋』が2012年全国読書感想文コンクール課題図書に選ばれる。その他、『プラネタリウム』『わらうきいろオニ』(講談社)『スノウ・ティアーズ』、『きみの存在を意識する』(ポプラ社)など著書多数。

「2020年 『エリーゼさんをさがして』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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