随筆集 一私小説書きの弁

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 25
レビュー : 3
  • Amazon.co.jp ・本 (226ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062159340

作品紹介・あらすじ

なにゆえに私小説なのか。なぜ藤澤清造なのか。平成の破滅型私小説作家の原点と、デビュー以前から現在に至る軌跡を、あますところ無く伝える初随筆集。

感想・レビュー・書評

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  • 藤澤清造文献。図書館本。 79

  • 草創の初期から現在に至るまでの随筆集。著者が私淑敬仰してやまない藤澤清造への思いの丈を余すことなく吐露。初期の作品が目を引いた。極めて真面目。新鮮な驚きがあった。悲惨だが滑稽、野暮なんだがスタイリスト。かたくななまでの正義感を己の貫く美学と心得、一歩も引かなかった男。巧みな抽象表現。独特の形容や言い回しなど地口にも通じる上質のギャグ。血と涙だけでなく、笑いのエレメントが全編を通じて横たわっている。著者の藤澤評だが、そのまんま西村賢太自身ではないか。藤澤清造。手にとってみたいと思った。

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