本格ミステリの王国

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 190
感想 : 28
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  • Amazon.co.jp ・本 (282ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062159371

感想・レビュー・書評

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  • エッセイや選評、未発表原稿など様々な内容が一冊に積み込まれています。
    どこから読んでも大丈夫だと思いました。

  • 有栖川さんの文章からは、常にミステリーに対する愛情が溢れており読んでいて気持ちいい。
    ミステリーについて、友人と楽しく会話している気分になります。
    未発表作品も掲載されているので、有栖川さんファンは買って損なしです。

  • 作家生活20周年のラストを飾るエッセイ集。といっても、直筆の原稿もあり、お得な一冊となってます。

  • エッセイ集とか選評とかごった煮。
    中盤に講座がある。
    拙い小説は余計なことが書いてある小説とのこと。
    言い換えればすべての文章に意味を持たせるのが大事ということか。

  • 有栖川氏のエッセイや未発表原稿などを集めた楽しめる本。ファンにはたまらない(ファンなら見たこともある原稿もおおいって?)。

  • 私の好きな要素がたっっぷり詰まった本格推理小説を、いつか書こう。ライフワークにしよう。と、この本を読んで思いました(^ω^)嵐の孤島で見立てで密室な連続殺人物を書くんだーーー!

    と、一推理小説ファンを発奮させる力を秘めながら、いつもの有栖川先生の推理小説への愛がこれでもかと満ち溢れています。大洪水です←

    図書館で借りましたが、ちょっとこれは手元に持っていたいなあ。有栖川先生のエッセイだったり選評だったり学生時代の作品だったりをまとめた、ファンには非常に楽しめる作品です。随所に溢れるミステリへの愛が嬉しい(笑)。かと思えば、「こういう犯人は困るわなあ」なランキングを出して来たり(これが一番面白かったかも(笑))、巨匠・松本清張を仮想敵なんて言ってみちゃったり。

    さらには、トリックの分類や作り方なども細かく書かれています。これは、色々な探偵や作家がやってますが、有栖川先生がやってくれたのがやっぱり嬉しい。
    作家志望の方にはもちろん参考になるでしょうが、私みたいになーんも考えずにただただ読書を楽しんでる人間にも「か、書いてみよっかな…」と思わせるくらいワクワクさせてもらいました。

    有栖川ファンにも、本格推理小説ファンにも読んでほしい一作です。

  • 今月の9冊目。今年の121冊目。

    エッセーとか短編を集めたもの。まあまあ面白かった。読んで損はなし。ただ、めちゃくちゃ面白いとは保証できない。

  • 有栖川 有栖のミステリーエッセイ集。

  • 様々な媒体で発表されたミステリ関係のコラムをまとめたもの。
    有栖川さんの頭の中が少しのぞけます。
    ミステリの書き方というか、考え方指南が面白かったです。

    エッセイのほうが小説より思考回路があからさまになっちゃうので、余計に恥ずかしいのではと思うようになりました。

  • 本格ミステリとは何ぞやであるか、考えるとっかかりになりそう。すごく本格への愛を感じる。
    2011/8/17

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著者プロフィール

1959年大阪生まれ。同志社大学法学部卒業。89年「月光ゲーム」でデビュー。「マレー鉄道の謎」で日本推理作家協会賞を受賞。「本格ミステリ作家クラブ」初代会長。著書に「暗い宿」「ジュリエットの悲鳴」「朱色の研究」「絶叫城殺人事件」など多数。

「2023年 『濱地健三郎の幽たる事件簿』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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