インドのことはインド人に聞け! (COURRiER BOOKS)

著者 :
制作 : 中島 岳志 
  • 講談社
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本棚登録 : 86
レビュー : 13
  • Amazon.co.jp ・本 (232ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062159456

作品紹介・あらすじ

本書では、インドで国内の読者に向けて書かれた雑誌や新聞の記事から、現代インドを理解するために重要と思われるものをテーマ別にセレクトし、日本語訳に解説をつけた。

感想・レビュー・書評

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  • 途中まで読みました。未亡人のくだりがせつない。

  • (スエーデンの大学院で学んでいた時分に、学内のポータルにアップしていたものを引っ越しています)

    This book is comprised of many magazine articles which ordinary Indians read such as Outlook and India Today. The book aims at to get a real picture of what Indians are thinking and feeling through reading those popular magazines.

    The topics of articles range from buying behavior and movie making to marriage, religion, and education. The author concludes this compilation with his own observation of change in Indian society by driving a car from Delhi to north on Route 1 up to Panjabi.

    What impressed me by reading the articles was the fact that Indians are now enjoying almost the same life-style as many Westerners do in richer countries, at least as far as middle and upper social segments are concerned. Many rich families are now lining in “gated” towns which is isolated from poor areas. Kids living there has no chance to observe poor neighbors. Those rich families do shopping in shopping malls, almost the same ones we can find in western countries and pay a lot of attention to “healthy” foods (with a lot of chemical ingredients) and go to an athletic club. Some even feel nostalgia in antique furniture and objects and spend a lot of money to buy them, though they can be what poor Indians in poor areas can be still using in their houses.

    Young people are beginning to use Internet to find their partners (traditionally their parents arrange marriage) and many feel keeping good appearance is importance and are willing to spend money in cosmetics.

    I have never been to India but I can imagine what sort of change they are now going through. When I went to Thailand, for instance, for the first time more than 2 decades ago, Bangkok has no monorail and the city spread very wide. Though it was very modern city, it had its own atmosphere even in a most fashionable area. I once visited Bangkok after the monorail was constructed, and I could feel, in spite of becoming much more convenient, the city lost much of its taste and was getting like one of the many “cities” (which is more or less very similar)

    I think the author was very successful in describing how Indians, though they might be getting wealthier in momentary terns, have a feeling of a sort of insecurity. Many young people commit suicide with a heavy pressure of succeeding in school and many older people go on a pilgrim trips (in a air conditioned bus, though). Conflicts between Hindu and Islam is ever continuing.

    The author ends this book with the sentence “ Agony is Globalizing”

  • インドは急激に近代化している。その象徴として「ゲートで外の世界と隔絶された高級住宅街」「健康ブームで人気のヘルシーな加工食品, フィットネスクラブのヨガ教室」「リゾートホテル付きの巡礼ツアー」「経済的に豊かになった若者に増えている自殺」「宗教とは別に需要のあるスピリチュアルブーム」などが紹介されている。
    一般的な日本人がインドに対して持っているイメージとは大きくかけ離れている。著者によれば、「我々日本人とほとんど変わらない苦悩を抱えて、インドの中間層は生きているのである」。
    本書はとても読みやすく、現代インドのリアルな一側面を知るには格好の書であると思う。

  • インドも現代化してるみたい。
    ゲーテッドコミュニティはインドであってインドでない。
    道にゴミを棄てるような人もいなければ、噛みタバコを吐き出す人もいなく、もしそのようなことをしてる人がいれば追放らしい。
    まるでシンガポールのようなのだという。
    このマンションではインドで日常の停電や個人で水の給水をしなくてもよいらしい。
    セキュリティも万全。
    いろんな意味でインドであってインドでないのがゲーテッドコミュニティ。
    その他にも、インド人の現代結婚観や、教育のことが書いてあり、興味深かった。

  • インド人記者がインド人に対して書いた文章をまとめてあるものなので、
    その国の人々が実際に感じている問題点、危機感などがよくわかって
    とてもおもしろかった。

  • 「言葉通りインドの生を日本語に訳してわかる今の現地」

  • インド好きなので、図書館の新着棚を見て借りた。私の知っているインドはかわってしまった。と思いました。発展するとそれもそれで問題ありですね。

  • インド、といえば数字に強く英語がペラペラ、みたいなイメージがありましたが、実は英語で苦難しているとか、実際のインドの情報が満載でとても楽しくそして勉強になりました。
    日本同様、インドでも(Always三丁目の夕日のような)ノスタルジックなムーブメントがあるということは初めて知りました。
    インドを知りたい、という方はまず本書を手に取ってみるのもよいかと思います。

  • 2010.2.28読了。
    インド人は皆、英語力と計算力があるエリートばかりだと思っていたが、それは一部であり、大きな教育格差が問題になっていることを初めて知った。また、日本同様、伝統的な家族や生活のありかたにも変化が起こっていることも知り、これからも正しいインドの現実をキャッチアップしたいと思った。

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著者プロフィール

1975年大阪府生まれ。大阪外国語大学卒業。京都大学大学院博士課程修了。京都大学人文科学研究所研修員、ハーバード大学南アジア研究所研究員、北海道大学公共政策大学院准教授を経て、現在は東京工業大学リベラルアーツ研究教育院教授。専攻は南アジア地域研究、近代日本政治思想。2005年『中村屋のボース』で大佛次郎論壇賞、アジア・太平洋賞大賞受賞。著書に『ナショナリズムと宗教』『インドの時代』『パール判事』『朝日平吾の鬱屈』『秋葉原事件』『「リベラル保守」宣言』『血盟団事件』『岩波茂雄』『アジア主義』『下中彌三郎』『親鸞と日本主義』『保守と立憲』などがある。『報道ステーション』のコメンテーター等、メディアへの出演も多数。

「2018年 『保守のヒント』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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