現代霊性論

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 497
感想 : 70
  • Amazon.co.jp ・本 (306ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062159548

作品紹介・あらすじ

神さまや幽霊についての現象学的アプローチ。生とは、死とは、霊とは?-お葬式、占い、霊能者、タブー、新宗教、カルト、UFO…「スピリチュアルの毒」にあたらないために、現代日本人必読の書。

感想・レビュー・書評

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  • 名づけは力。
    イメージが前進する力になる。

  •  本に記してあるように、神戸女学院の大学院で行なわれた「現代霊性論」の講義録に基づいた本で、読み易くまとまられていると思う。テーマ的には徐々に難しいというか本質的な宗教って何の方向に流れてゆくようになっている。学生向けの講義という形態をとっていることで、内田・釈両氏の難しい話をなるべく砕いて学生に語るという姿勢に好感が持てる。それは時に漫才のようでもあり、現場を笑いの渦に巻き込みながらの講義の模様は、本書からも充分窺える。

    私にとって、日常と宗教的なもの(霊性)のかかわりについて、歴史的な背景も含めて広く教えてもらえた有益な内容であった。

    それにしても二人とも面白い。

  • フォトリーディング勉強会にて読了。
    『場の力』のキーワードが心に残る。
    携帯電話をいじったり、イヤフォンをして歩いていると、『場の力』を感じそこなう。もっと『場の力』を感じて生きていきたいものだ。
    姓にも呪い=意味がある。旧姓を名乗っている人は、自己実現に拘り、入籍後の姓を名乗っている人は、内なる幸せに拘っているのかも。私は従順さを姓で表現したいと思っていたことに気付いた。名は体を表す、である。

  • 新宗教や靖国問題について疑問に思っていたことや腑に落ちなかったことが、すっきりした。

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      「腑に落ちなかったことが、すっきりした。 」
      お二人が話すコトで、よりクリアになった感じですね。
      昨年8月、相愛大学で講義「みんなの現代霊性...
      「腑に落ちなかったことが、すっきりした。 」
      お二人が話すコトで、よりクリアになった感じですね。
      昨年8月、相愛大学で講義「みんなの現代霊性論」があったのですが、聴きに行く予定が野暮用が出来て行けず、、、またあれば、次こそは何とかして聴きに行きたい。
      2013/06/10
  • 宗教の持つ意義や社会との関わりなど幅広い内容が語られている。
    2人のかけ合いから話が広がっていく様子もわかり非常に面白い。

  • 内田樹氏と、釈氏の「かけあい」による講義録。
    霊性や宗教というテーマを扱ってとても面白い。

    「霊的な豊かさ」を考える重要性は認めるものの、果たして具体的にはどのようなことなのか。
    実は分かったようで分からないのだが、そういった「問い」をかけることが大切なのだろう。

  • スピリチャルブームが全盛だった2005年の内田樹と釈徹宗による対談集。霊性論というタイトルですが、中身は霊と宗教の関係がテーマ。
    ・宗教はこの世とあの世とのケジメをつける儀式として必要不可欠なものである。
    ・名前は呪術的なものですが、現代人はただの記号として捉えている。
    ・宗教には団体宗教者と民間宗教者(霊能者)が居り、それぞれ担っている役割が違う。
    ・日本文化の三形態として「ハレ・ケ・ケガレ」があり、これは民俗学や文化論でよく使われる。都市生活はハレが常態化しており、これは危険な状況である。
    等々の現代日本が抱える霊性的な問題に対する考察が、両者の対話で進められます。対談というのは、テーマがぼやけたり結論が判りにくかったりしますが、日常起きているエピソードを盛り込んで具体的な事例を提示するので、とても分かりやすかった。

  • 浄土真宗本願寺派の僧であり、宗教学者でもある釈徹宗と
    思想家であり仏文研究者である内田樹による共同(掛け合い)
    講義録。内容は現代における霊性=スピリチュアリティへの
    アプローチ。現代の日本人がいかにして霊的なモノに向き
    合えばいいかということの指針の一助となる本。政教分離
    からくる教育現場や家庭教育における宗教教育の欠除は
    いかんともしがたく、そのため現代の日本人の若者、いや、
    私と同じような中年世代の人間までもが宗教や霊性という
    モノに対して免疫がなさ過ぎる。それがオウム真理教の
    ような惨劇を産むのであろう。スピリチュアルの毒気に
    あてられて人生を失わないように、多少なりともこういう本
    が世間で読まれることを期待したい。

  • 一般的な会話では話しづらいことが、たくさん書かれてあり、大変に興味深かった

  • 対談を収録した宗教(霊性)論。小林よしのりまでも話題に登場する。

    それにしても“霊性”だとなんかインチキくさいが、“スピリチュアル”とすると胡散臭さがなくなるのはなんでかな(本の内容とは全く関係ないけど)。

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著者プロフィール

思想家・武道家、神戸女学院大学名誉教授、凱風館館長
1950年東京生まれ。専門はフランス現代思想、教育論、武道論、映画論など。
東京大学文学部仏文科卒業。東京都立大学院人文科学研究科博士課程中退。
主な受賞歴として、『私家版・ユダヤ文化論』(文春新書)で第6回小林秀雄賞、『日本辺境論』(新潮新書)で2010年新書大賞、第3回伊丹十三賞などがある。
教育に関する主な著書は、『街場の教育論』(ミシマ社)、『先生はえらい』(ちくまプリマ―新書)、『下流志向』(講談社)など多数。
[2021年10月現在]

「2022年 『複雑化の教育論』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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