悦楽王

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 48
感想 : 10
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  • Amazon.co.jp ・本 (194ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062160421

作品紹介・あらすじ

日本のエロに衝撃を与えわずか三年で華と散った伝説の雑誌『SMキング』。官能小説の王者が明かす70年代・痛快自伝的小説。

感想・レビュー・書評

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  • 夜中に洗濯してますw

    ってな事で、団鬼六の『悦楽王』

    団鬼六のSM小説雑誌『SMキング』の発刊に至るまでの経歴と発刊から廃刊になる迄のドタバタ歴史書w

    色んな性癖の厄介者やそんな人達が以外に大勢居るとはw.

    会社の名前が鬼プロで社員第一号は斉藤清作こと、たこ八郎が社員だったとかw

    波乱万丈の鬼六記じゃねw

    2018年71冊目

  • SMの大家、団鬼六先生の昭和40年代後半の実体験というかドキュメント。まあ、面白すぎて、半日で読み終えてしまった。団先生の用心棒がたこ八郎だったり、若いころの石井隆が当時の『SMキング』の常連劇画家だったり、胡桃沢耕史が出てきたり、渥美清も登場したりと交遊もすごい。にっかつの3本立てピンク映画は池袋のにっかつで見たことがあるけど確か、石井隆の『赤いシリーズ』が見たくて、そのうちの一本がSM物だったような気がするがあまり定かではない。縛ったり、叩いたりするのが趣味じゃないからなのだが、そういや主演は高倉美貴だったかもしれないなあ。奥付の著者略歴を見ると1931年生まれ。まだ存命だろうかと調べてみて、2011年に亡くなっていたことを知る。合掌。

  • 海賊王にも、悦楽王にも、俺はなれない。まいりました。

  • SM雑誌を主宰していた3年間の話しがメーン。
    インテリ編集者の頭でっかち雑誌が売れず
    第二部隊として引き入れた曲者の若手編集者たちが活躍するように

    たこ八郎のほかに、渥美清との交流も。
    実生活でも寅さんそのものの口調・動作だったそう

    編集長と副編集長は女性。
    ビニ本の登場、わいせつで略式裁判

    著者が印刷会社社長に渡した融通手形が原因で倒産することに

    特注の飛騨の文机の上で、緊縛・浣腸プレイをされて
    泣きべそを書く著者がいい味を出している
    あと入社試験でのタンザニア踊り

    ヒッチコック劇場のアテレコ翻訳から転身
    最盛期は10誌の巻頭連載、月産500枚

  • SMには興味はないが、団鬼六さんの事業家としての姿が描かれており、面白かった。

  • SMに興味はないが、SM作家の私生活には興味があるかも。

  • 22/4/23 80 えろぱわー?

  • 2010.04.11 朝日新聞に紹介されました。

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著者プロフィール

団 鬼六(だん・おにろく):1931年滋賀県彦根市生まれ。57年、文藝春秋「オール讀物」新人杯に「親子丼」で入選。執筆活動に入り、SM官能小説の第一人者となる。89年に断筆宣言。95年『真剣師 小池重明』で執筆再開。代表作に『花と蛇』『不貞の季節』『美少年』『落日の譜――雁金準一物語』『死んでたまるか――団鬼六自伝エッセイ』『一期は夢よ、ただ狂え』、秘書を務めた長女・黒岩由起子との共著『手術は、しません――父と娘の「ガン闘病」450日』ほか小説・エッセイ・評伝等著書多数。2011年逝去。

「2024年 『大穴』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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