ピストルズ

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 931
レビュー : 116
  • Amazon.co.jp ・本 (674ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062161169

感想・レビュー・書評

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  • 阿部和重最新作は「シンセミア」の続編となる神町の・・・・と思ったらちょっと違うんですね。
    これに限らずこの作者はこの「神町」を舞台にした大掛かりな小説をライフワークとしていて、今回もその一環というものなようです。いわゆる「神町サーガ」的な。

    今回はこれまでの「神町」をめぐる事件の裏側・・・・神町のもう一つの「暗部」ともいうべき一族のお話。
    「シンセミア」にも登場していた人物がスピンオフな形で語り手としてでてきまして・・・同じく暗部として出てきた名前もちらほら・・・というところで「厭な奴と悪い奴と駄目な奴しかいない」というシンセミアを思い起こしちょっと警戒しながら読みましたが・・・今回はちょっと違う。
    暗部の中核たる一族の女性によって語られるそれぞれの事件の裏側。

    具体的にいうとある種の秘術を継承した「当主」がいるんですが・・・あまりにもチートすぎるw
    たまたま失敗することはあっても基本的に無敵なんじゃね?w

    「これまで」が語られていながら、今回の要素を加味したうえでの「今後」を感じる今作。
    次回作が楽しみです。

  • 読むのにどんだけの時間かけるねーん、みたいな。いつになったら読み終えられるねーん、という。そんくらい濃くて重くて厚い1冊。阿部和重が好きな人にはたまらないんだろうけれど、特に好きでも嫌いでもない読者には辛い。ご神木のこととか、山の読み方だとか、ちゃんとキッチリ読んでいる人どれくらいいるんでしょう・・。そのあたりは興味がないから流し読みしちゃったけれど、序盤と終盤の盛り上がり方はさすが。『グランド・フィナーレ』を読んでいたからロリコン男の話にもワクワクしたけど、『シンセミア』も読んでたら、もっとワクワクするようなリンクあったんかな?それにしても、やっぱり阿部さんは変態だと一族の師弟関係の有り様を読んでつくづく感じました。

  • 言ってしまえば、阿部和重流ラノベ。面白く読了したものの、なかなかにとっつきにくかった

  • 長い。厚い。ここまで厚い本は京極堂以来だわ。

    素敵な装丁と不思議な雰囲気を持った内容に誘われ、ゆっくり時間をかけて読みました。

    1200年の歴史を持つ菖蒲家。
    この家では一子相伝である秘術が伝わっていた。

    今でいえば悪い意味の「クスリ」ですよね。マジックマッシュルームなどを使った人心掌握術なのですが、自分自身が術中にはまらぬように、代々父親から虐待ともとれる修行を受ける。

    なんとなくこの本の前にもなにか物語があったみたいな気がしましたがどうなんでしょうか。そして続きそう。でも読むかは微妙。

  • なんだか色々ややこしくて、読むのに疲れてしまった。
    前作読んでいないからかもしれないけど、話のテンポというか趣旨がつかめなかった。というか、長い。

  • 長かった。長すぎた。
    ここまで書く必要があるのか???と思える部分が多かったように思う。
    長すぎて浅く読んでしまった。
    結末はどうでもよくて「意地でも読み終わるんだ」という気持ちだけが残った。
    文章はキラキラした印象だけれど、
    話の内容は最初の方で結果が分かっている事を
    ずらずら最後まで長く引き伸ばしただけで何も残らない印象。
    もう少し時間の余裕がある時に読めばよかったかもしれない。

  • やっとのことで読み終わりました・・

    感情移入できなかったので長かった・・・けれど後からこういうことなのかなあって思ったりしています。

    自殺したい気持ちをなくしたりとか、少女へのいけない欲情を押さえたりとか。

  • 長かった…。ちょっと読み疲れした。秘術使いの後継者であるミズキの話を姉であるあおばが、本屋の主人である石川氏に語り、その石川氏が手記にまとめるという形で話は進む。
    ミズキの心の揺れや父親の葛藤が何故あおばに克明に分かるのか不思議で、最後に種明かしがあるかと思いきや…何もなかった…。
    秘薬の効用や種類に興味がわいたけど、一つ確かなことは、よい子はマネしちゃダメだよってことかな。そもそもできないけど。

  • 長い。
    伊坂幸太郎のおすすめ本ということで読んだ、途中飽きてしまうところもあったが最後まで読めて面白かった。

  • 続編に期待。

著者プロフィール

1968年生まれ。『アメリカの夜』で第37回群像新人賞を受賞し作家デビュー。’99年『無情の世界』で第21回野間文芸新人賞、2004年に『シンセミア』で第15回伊藤整文学賞・第58回毎日出版文化賞、’05年『グランド・フィナーレ』で第132回芥川賞、’10年本作で第46回谷崎潤一郎賞をそれぞれ受賞。他の著書『クエーサーと13番目の柱』『IP/NN 阿部和重傑作集』『ミステリアスセッティング』ABC 阿部和重初期作品集』対談集『和子の部屋』他多数。

「2013年 『ピストルズ 下』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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