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Amazon.co.jp ・本 / ISBN・EAN: 9784062161206
みんなの感想まとめ
暗殺を請け負う鉄砲撃ち・鹿王丸と、その正体を追う甲賀者・伴与七郎の物語は、時代物として新鮮な体験を提供します。主人公たちの個性が際立ち、特に鹿王丸のハードボイルドな性格と、与七郎の中間管理職的な苦悩が...
感想・レビュー・書評
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面白かった。時代物は初めて読んだが、頭の中で配役が直ぐに浮かんだ。鹿王丸は香川照之、伴与七郎は大泉洋といった具合か。両者の二手の進行がテンポ良く飽きさせない。情景も浮かびやすい言葉を選んであって読みやすかった。
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暗殺を請け負う鉄砲撃ち・鹿王丸と、その正体を追う甲賀者・伴与七郎。
上役から無理難題を押し付けられた平凡な主人公が、ぼやいたり、泣きを言ったりしながらも、一生懸命に難題に立ち向かって行く。これが岩井さんの歴史小説のパターン。
この作品も与七郎についてはそのパターンです。中間管理職の悲哀のようなものを感じさせます。
しかし、鹿王丸はハードボイルド的性格付けで、物語全体もそれにつられ冒険活劇的な要素が強くなってます。で、その二つが上手くかみ合わないように感じました。 -
六角衆を次々と暗殺する、鹿王丸。京の街を縦横無尽に駆け巡り、追っ手を撒いて逃げおおせる姿は、痛快。
それを追う、与七郎側も面白い。上には無理難題を押しつけられ。下には金銭を要求され。中間管理職的な悲哀があり、ユーモラス。
双方とも魅力的で、最後まで引き込まれる。
鹿王丸が自分の身勝手な理由で、何の非もない人間を殺したのだけは、いただけなかった。 -
10/08/01 鹿王丸もすごいが、防ぎ手与七郎にサラリーマンの悲哀 を感じる。
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岩井三四二「鹿王丸、翔ぶ」
戦国時代の京都が舞台。
鉄砲の名手で忍びの鹿王丸が、京都を支配する六角勢の武者たちを次々に仕留めていく。
とても血なまぐさく残酷な話をわざと淡々と表現しているところが持ち味なのかと思う。読んでいるとモノクロの画面が浮かび上がり、無表情の登場人物が走り回る。
人間の感情というものをいっさい表に出さず動く登場人物にかえって人間味を感じ、裏の感情がすくい取れるようでストーリーに入り込んでしまいます。
ただ戦国時代の時代背景がよくわからない人が読むと、いまいち意味がわからないところが出てくるところが難点。
そういうところの説明をもう少し丁寧にしてくれるともっと良かったかもしれないです。
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