営業零課接待班

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 183
感想 : 44
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  • Amazon.co.jp ・本 (354ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062161213

作品紹介・あらすじ

苦手な営業部署に異動となりリストラ勧告を受けてしまった青年は、20代最後の1年を懸け、ふたたび接待営業に挑戦する。仲間と臨む数々の修羅場に、果たして奇跡は起こるのか-。

感想・レビュー・書評

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  • 図書館。たまたま手に取った本だがすごくよかった。僕はマジオ君同様小心者でまわりの目を気にしすぎて何もできないタイプだから、マジオ君の気持ちがすごく分かった。
    そして営業零課の団結がうれしく思えたし、なにより五十嵐老人の言葉が身にしみた。読み終わったとき、すごく気が楽になった。マジオ君だけじゃなく、僕も変われそうな気がする。
    積極的脱力思考。僕一人の存在なんて取るに足らない。もっと気楽に考えていい。そして世の中案外捨てたもんじゃない。五十嵐老人は僕の師匠(笑)。
    図書館に返したくないと思った初めての本。

  • 退職勧告されたワケアリ社員たちで結成された営業零課。上手くいきすぎな感で、エンタメとして読むならいいけど…という感じ。過度の自意識は生きづらくすることには同意。

  • 面白かった!
    相鉄線出てくるし!!
    作者のあとがきが、また興味深かった

  • 落ちこぼれを集めた営業部の奮闘話。

  • 以前からちょっと気になっていたところ、気になっているせいかちょくちょくブログや質問板で見かけるので読んでみました。
    まだ一緒に仕事をしたことのない会社にアポとって、おもてなしで人脈を作って受注に繋げるという新規部署営業零課に配属になった主人公。
    法務出身で営業できなくてリストラ要員だった彼をスカウトした専務の思惑とは……
    とにかく一癖あるキャラクターをそろえて、テンポよく話が転がるので、即ドラマ化できそうですが、まだのようですね。
    楽しく読めました★

    装幀 / 百足屋 ユウコ(ムシカゴグラフィクス)
    表紙画 / 北極 まぐ

  • 主人公に感情移入でき、一気に読み終えた。
    また読みたくなる痛快作

  •  タイトルと表紙の絵から、もっとハチャメチャな話かと思いましたが、意外にもダメな自分を認めて、前向きに頑張る真面目な話でした。
     まじめな人ほど損をする、そんな人ばかり集めた営業課。みんなが楽しそうに働いているのがいいです。頑張りが報われる所が、スッキリとしますね。

  • 法務から営業に配属され、営業で全く成績があげられず会社から退職勧告という名の戦力外通告を告げられた真面目すぎる青年マジオこと真島等。そんなマジオをクビの危機から救ったのは接待で仕事を獲得していく新しい試みとして設立された営業零課。年間売上目標は50億。集められたメンバーはみんな訳あり。営業の厳しさ、社員一人一人の成長譚が眩しい作品。思ったよりもシリアスな作品。すべての働く人へお薦めの作品。2012/530

  • 主人公をはじめとする落ちこぼれ社員が集められて結成された、接待専門の営業部隊「営業零課」の奮闘記。文章のテンポがよく、また、登場人物それぞれのキャラが立っていて、面白かった。自分は公務員なので、接待営業には縁がないが、接待営業もいいものだな、と思った。

  • 読みやすい文章で、楽しく読めた。
    この著者の他の作品も読んでみたい。

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著者プロフィール

安藤祐介
一九七七年生まれ。福岡県出身。二〇〇七年『被取締役新入社員』でTBS・講談社第一回ドラマ原作大賞を受賞。同書は森山未來主演でドラマ化もされ、話題を呼んだ。近著に『本のエンドロール』『六畳間のピアノマン』『就活ザムライの大誤算』などがある。

「2023年 『崖っぷち芸人、会社を救う』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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