バタス――刑務所の掟

著者 : 藤野眞功
  • 講談社 (2010年4月29日発売)
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  • Amazon.co.jp ・本 (258ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062161589

作品紹介

官僚の長男として生まれ、旅行代理店のトップセールスマンとなった日本人が、フィリピンで突然逮捕される。拷問、そして死刑判決-そこで待っていたのは、2万人が収容されるフィリピン最大の刑務所での、地獄の日常だった。

バタス――刑務所の掟の感想・レビュー・書評

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  • フィリピン。この国の暗部が最も出る刑務所で『王』となった。一人の日本人の記録です。すさまじいカオスの世界です。あんまり万人にはオススメできません。

    この本を最初に読み終えたあと、その内容のすさまじさとあまりのショックで、しばらく何も考えることができませんでした。この本の主人公、大沢努は日本人でありながら、フィリピンはモンテンルパ刑務所のコマンダー。いうなれば『王』にまで登りつめた男です。

    この手記を読んでいると、日本の刑務所なんかとは比べ物にならないほどの地獄が展開されていました。殺人、売春、麻薬とまさにカオスそのものです。こういう世界って本当にあるんですね。以前、あるドキュメンタリー番組でも、フィリピンの刑務所の様子が報道されましたが、あれはまったくのやらせなんだな、ということが本書からよく判りました。

    ここに書かれていることがもし起こったとしたのならば、当然放送はできません。詳しいことは一度読んでいただけるとわかるのですが、とにもかくにも、まだ私たちの知らない、もしくはできることなら知りたくないそんな世界があるのだなということをこの本は教えてくれました。

  • フィリピンの「プリズン・ギャング」のトップに登り詰めた日本人の実話。悪党の中の悪党。美しい国の裏社会で生きる人達。コワーイ。こういうの読んじゃうと「外国は危ない!」と又言われそう。

  • サラッと書いてあるけれども、凄すぎです。

    刑務所の中では、お金が一番大事。配下の部下を養うために起業したり、売れる商品にするために改良したり、単なる塀の中の話ではありません。

    ビビりの私は、とてもフィリピンには行けない。

  • 今年最後に読んだ本です。フィリピンの刑務所で暮らす日本人の話。ノンフィクションです。入所してから異国の刑務所でボスになった犯罪者。。おもしろいですね~。

  • 自由か!
    何でもアリなんだね、刑務所の中って。商売をしてお金を稼いだり、家を建てたり、金さえあれば何でも手にはいる。キメキメで暴力的な囚人たちの中でトップに登りつめた日本人!すごいな大沢さん。頭が良くてアイデア豊富な彼の行動力と先読み能力、人脈。きっと人を惹きつける魅力があるんだろうなと思った。
    随所で効率化を求めたり、現状をより良くする事を考えていて現地の人にはない発想をし、即行動に移す所がすごいと思う。どんな状況にあっても思考を止めてはだめなんだと思った。

    もっと、面白い文章というか語り方だったらいいのに。ちょっと読みづらい。

  • 大沢氏の生存能力の高さは、頭の良さはさることながら、行動の迅速さによるところが大きいのだと思う。

  • こういう世界もあるのかと、興味深く読みました。

  • 題材、オビ、宣伝文句は間違いなく面白そうだったのに、中身イマイチ。文章に魅力が感じられなかった。

  • 壮絶な人生すぎて、入り込めない。表紙の写真が印象的。

  • フィリピンの刑務所に収監された日本人受刑者のノンフィクション。刑務所内で自分の居場所を作るための各瞬間での判断・行動には驚嘆させられる。日々の判断が人生に大きな影響を及ぼす重要さを感じた。

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