天主信長 我こそ天下なり

  • 講談社 (2010年9月1日発売)
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Amazon.co.jp ・本 / ISBN・EAN: 9784062161657

みんなの感想まとめ

信長のサイコパス的な側面と彼を取り巻く複雑な人間関係が描かれた作品で、読者は彼の魅力と恐怖を同時に感じることができます。特に、竹中半兵衛や秀吉、光秀との関係性が緻密に描写され、物語はスピーディに進行し...

感想・レビュー・書評

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  • 本能寺の変も色んな物語にできるんですね。

  • 上田秀人氏の『天主信長 我こそ天下なり』を読了。まず信長のサイコパスぶりが描かれていて凄さも感じるが嫌なやつにも思えてくる内容だ。サイコパスばりばりな信長と竹中半兵衛、秀吉、光秀との複雑だったろう関係が見事に描かれているのでぐんぐんと読み進む事が出来る。後半黒田官兵衛が的に幽閉されるところから見事な伏線が引かれ最後の九里マックス本能寺の変に突き進んで行く。そこに描かれている本能寺の変の裏にあった驚くようなストーリーはもちろんフィクションなのだがあったかもしれないなあと思わせる見事なサイコパスの末期だ。

  • 数万の一向宗徒を殲滅。武田を滅ぼし、北陸から上杉、中国の毛利へも派兵。誰の目にも織田の天下は目前に見えていた。だが、信長の目論見は違っていた。時を要する統一事業への焦り。豪華絢爛たる安土城や常宿・本能寺を使った大からくりとは。竹中半兵衛や黒田官兵衛、秀吉、光秀を巻き込み、恐るべき世紀の計画が、まさに実行に移されようとしていた―。

  • 平凡な読後感。神仙思想を源に独裁者は、神に成りたがる。アナログ思考でない信長は、理解の対象外となってしまったのか。権力者の悲哀、誰ね理解も求めず、結果として高転びとなってしまいました。独裁者は、平民を理解出来ず、二番手は、先駆者を越えられない宿命なのでしょうか。

  • 本能寺の顛末。無理筋かな。

  • へ~!斬新ですねぇ~。
    信長、秀吉、明智、そして竹中半兵衛に黒田官兵衛。
    とくに竹中半兵衛は良い味がでていたと思います。
    洞察力と人物観察力が優れている軍師なんですね。
    (知らなかったので、一層興味が沸きましたよ)

    物語は、とてもわかりやすく描写されているので
    読みやすく、どんどんいっちゃいます。

    斬新な切り口で本能寺の変あたりを構成する・・・

    へ~です。

    (余談ですけど、信長は両刀だったんですか??
    信長を守る祝弥三郎と!?ん~??)

  • そう云う解釈か…!
    半兵衛と官兵衛がいい味だしてます。
    蘭丸と三成が出てないのが不満です(´・ω・`)

  • 「信長の棺」以来、本能寺の変にハマっているので手に取りましたが余りの新解釈に口があんぐり!奇抜すぎます、説得力ないです!最後に信長の死の場面も延々6ページに渡り背景説明セリフあり、冗長過ぎます。最初から最期まで妙に饒舌な信長に違和感を感じました。あらためて本能寺の変ってどんな解釈も出来るんだなぁ~と感心!

  • 津市津図書館----安濃図書館。

  • 語り役が竹中半兵衛という一風変わった信長物だったので、それなりに興味深かったのですが、
    後半、半兵衛が死んでしまってからは、余りにも荒唐無稽すぎてついていけませんでした。
    信長が唯一絶対の支配者になるという発想を持つところまでは許せても、キリストの真似をして神を騙るというのはちょっと・・・
    視点の違う信長物と期待しましたが、期待はずれでした。

  • 神を楯にして乱世におびえる人々を戦わせる宗教。
    信長は責任もなく人々を惑わせる神が許せず、だからこそ自分が神になろうとした。

    最後の驚きの展開に目をひかれがちだけど、この「神になりたかった信長」に焦点を当てているところが凄く良かった。
    天下統一を進めるほど深まっていく信長の孤独とか、どんどん暴走していく様子とかがじっくり描かれていてツボ。

    が、中盤までの神になるための信長の天下取りと、最後の計画の2つのパートが別の小説に感じられる。
    この流れがそこに落ち着いちゃうのかよーとちょっと不満。
    トリックは面白いし、この部分だけの短編だったら好きだったと思うんだけど、せっかく丁寧に書かれていた歴史小説がトンデモトリックで締められると「最後の仕掛けがやりたかっただけなのか」と思えてションボリ。

  • 信長の本能寺の変をとりあげた一冊。内容的には全体に薄口。安土城もからんだ「本能寺の変」に関わる最後の2章における切り口は新鮮。風呂敷の広げ方とたたみ方がまずまず決まった印象。

  • ちょっと設定が稚拙な感じがします。今ひとつでした。

  • 途中まで、普通の歴史物として面白く読んでいた。
    ところが、最後の方に来て、「ええっ!」と驚く仕掛けがある。
    何と、本能寺の変は信長が仕組んだものだった!
    歴史物から、登場人物達が突然、自分の意志で動き始める。
    これは面白い。
    もしかするとこういうこともあったかもしれんな、と思う。

  • 本能寺の変の「新説」(光秀説、秀吉説、信長自作自演説のいいとこどり)。
    脚本を書いたのは信長で、光秀と秀吉はそれに従いながら本能寺の変、中国大返しを行い、信長復活の舞台となる山崎の戦いに。
    ところが秀吉は黒田官兵衛の進言により信長を裏切り、天王山で信長を殺す。
    秀吉の裏切りで「主君殺し」の汚名を着せられることになった光秀は自害、というストーリー。

  • 比叡山の焼き討ちに象徴される信長と明智光秀、木下秀吉らの関わりを軍師、竹中半兵衛の視点から見た物語で進行してゆく。

  • なるほど。そういう展開があったか!
    この著者さん、歯科大卒なんだ。
    すごいなぁ。

  • 筋が通ってておもしろい。写楽の謎解きみたい。

  • 本能寺の変の真相を独自の観点から描いてます。個人的には竹中半兵衛が好きなので、珍しくこの作品ではよく描かれていてよかったです。ただ、ラストは、辻妻は合うものの、ちょっと現実的ではないかもしれないなと感じました。

  • 購入した日 :2010/08/27
    開始した日 :2010/08/28
    読了した日 :2010/08/28


    オモシロイ。
    この解釈は新鮮。

    本能寺で信長死せずという
    ストーリーは多いが
    これも確かに、という感じ。

    秀吉としての続きが読みたいな。

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著者プロフィール

上田秀人
一九五九年大阪府生まれ。大阪歯科大学卒。九七年小説CLUB新人賞佳作。二〇〇一年作家デビュー。歴史・時代小説を中心に活躍。主な文庫シリーズに「闕所物奉行 裏帳合」(中公文庫)、「禁裏付雅帳」(徳間文庫)、「聡四郎巡検譚」「惣目付臨検仕る」(光文社文庫)、「奥右筆秘帳」(講談社文庫)、「町奉行内与力奮闘記」(幻冬舎時代小説文庫)、「表御番医師診療禄」「高家表裏譚」(角川文庫)、「日雇い浪人生活録」(ハルキ文庫)、「辻番奮闘記」(集英社文庫)、「勘定侍 柳生真剣勝負」(小学館文庫)など。一〇年『孤闘 立花宗茂』(中央公論新社)で第十六回中山義秀文学賞を受賞。二二年「百万石の留守居役」
シリーズ(講談社文庫)で第七回吉川英治文庫賞を受賞。『翻弄 盛親と秀忠』(中公文庫)など著書多数。

「2023年 『夢幻(下)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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