魔法使いの弟子たち

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 693
レビュー : 152
  • Amazon.co.jp ・本 (546ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062161664

作品紹介・あらすじ

山梨県内で発生した致死率百パーセント近い新興感染症。生還者のウィルスから有効なワクチンが作られ拡大を防ぐが、発生当初の"竜脳炎"感染者で意識が戻ったのは、三名だけだった。病院内での隔離生活を続ける彼ら三名は、「後遺症」として不思議な能力を身につけていることに気づき始める。壮大なる井上ワールド、驚愕の終末-。

感想・レビュー・書評

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  • ラストまで読んで、まさかここまでSFチックにもっていく展開だとは思ってなかったので、少し意外・・・むしろ期待した展開ではなくてなんとなく自分の中でどのあたりの評価にもっていくのかが難しいです。とことんシリアス、リアリティに突き進んで欲しかった。展開が気分にハマれば、いい感じに落ち着きそうなんですが。

  • 新しいタイプの夢落ちでした

  • 予想外の展開が続き、ラストは「そう来たか」ってのが正直な感想。
    岡嶋二人時代の名作(「クラインの壺」等)や、独立後の「ダレカガナカニイル」を髣髴させるSF系のエンターテイメント小説で、純粋にストーリー展開を楽しむことが出来た。
    本の物理的なぶ厚さに対し、内容的にむしろあっさりし過ぎの印象もあり、割とすぐに読み終わってしまったのが、ちょと残念。

  • 病院が封鎖されるニュースが飛び込んできた。未知のウイルスによるパンデミックだ。
    致死率は100%に近く、またたく間に街中に感染は広がり、人々はパニックに陥った。
    僅かな生存者は体が回復するにつれ違和感に気付く…これは後遺症か、まさか超能力か?

    生存者は四名。意識不明が続く一人を除き、回復した三名は驚くべき能力を身に宿していた。
    これがアメコミだったら街を脅かす悪の組織と戦うことになるのだろうと思ってしまったが
    本作では戸惑いながらも折り合いをつけ、暴走しないように訓練し、世間に理解して欲しいと
    努力する姿が見られた。ありえない話だけど、受け入れられるのは難しいんでしょうね…。

  • 山梨県内で発生した致死率百パーセント近い新興感染症。
    生還者のウィルスから有効なワクチンが作られ拡大を防ぐが、発生当初の“竜脳炎”感染者で意識が戻ったのは、三名だけだった。
    病院内での隔離生活を続ける彼ら三名は、「後遺症」として不思議な能力を身につけていることに気づき始める。
    壮大なる井上ワールド、驚愕の終末―。

  • これは最高!

    ほぼ100%の確率で死ぬなウィルスが蔓延する。
    しかし罹患してから奇跡的に生存した3人がいた。
    ただし、その3人の周辺で不思議な現象が発生する……

    ミステリー作家だという先入観で読んだら、ファンタジー系でしたね。

    ちょっとネタバレなんだか、超能力とか出てくると醒めちゃうタイプなんですが、これは現実感を上手く表現してて大人のファンタジーかつパンデミック小説的にまとまってます。

    ちょっと長過ぎるのが難点ですが、グイグイ引き込まれる度合いは半端ないです。

    長編が苦手じゃないなら読んどけって感じ。
    超オススメです!

  • グイグイ引き込むタッチは流石。
    題材は現実にはあまりないけれど不思議さが極まって面白くよめた。最後が尻すぼみな感じがなぁ。

  • 純粋なミステリー作家というよりも、
    引きの強い設定から牽引力のあるストーリーを展開する
    エンターテインメント作家としての力量を感じた。

    貴志祐介的な物語作りに近いものを多分に感じた。

    もっと作品が映像化されたり、
    大衆に知られる作家であっていいと思うけどなあ。

  • 久しぶりに井上さんの作品を読みました。

  • 岡嶋二人が一人ずつになったうちの一人、井上夢人の作品を初めて読んだが、最高に面白かった。

    山梨の大学病院で起こった院内感染を皮切りに起こるパンデミック。
    奇跡の生還を遂げた3人には特殊能力が備わっていた。
    やがて竜脳炎は世界に広がり、人類は滅亡・・・
    と思いきや、最後の5ページで世界はガラリと変わる。

    他の本も読んでみようと思った。

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プロフィール

1950年生まれ。1982年、岡嶋二人として『焦茶色のパステル』で江戸川乱歩賞を受賞。1986年『チョコレートゲーム』で日本推理作家協会賞、1989年『99%の誘拐』で吉川英治文学新人賞を受賞後、同年にコンビを解消。1992年『ダレカガナカニイル…』でソロとして再デビュー。近著に『ラバー・ソウル』『the SIX』など。

「2015年 『激動 東京五輪1964』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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