死ねばいいのに

著者 :
  • 講談社
3.50
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本棚登録 : 4282
レビュー : 767
  • Amazon.co.jp ・本 (402ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062161725

感想・レビュー・書評

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  • タイトルが秀逸すぎる。一話目の途中でこの「死ねばいいのに」のニュアンスがわかったとき、ちょっと驚いた。その驚きを最後まで引きずっていった感じがある。ケンヤの特徴的な語り口調が最後まで耳について離れなかった。

  • 薀蓄のない憑物落とし小説。鵺がなかなか出ないので、ちょっと嬉しい。

  • タイトルから衝撃を受ける本。「生きること」を考えさせてくれる一冊で、今後の人生観が少し変った気がします。

    熊本学園大学:のりお

  • すごいタイトルの本ですけど、これは読んでいると少々イライラしました。何にって、この主人公みたいな男の子。イマドキといえば失礼になるけど、ちょっとふざけた感じに話す人いるじゃない??「なんっすか。」とか、「いいっすよ。」って話す人。そういう会話が繰り広げられる。

    一人の女の子が殺され、その女の子と面識のあった男の子が、彼女を取り巻く関係者に生前の彼女がどんな人だったのかを聞いて歩くのだ。でもその関係者たちは自分たちの事ばかりを話していて、男の子が知りたい情報があまり得られていなかった。

    知らない男の子が突然家にやって来て、「彼女の事教えてくださいよ。」と言うんだけど、なぜ知りたがっているのかは秘密。何のためにしているのか分からないから、余計にイラつくのかもしれないね。

  • 断っておきますが、京極の中でもじょろうぐもの理と嗤う伊右衛門はこれまで読んだ本の中でも屈指の良本だと思っているくらい好きな作家です。
    だからこそこれはいただけない…
    ある女が死んでしばらくしてから、関係者の元にひとりの男が訪れる。死んだ女のことを聞かせてほしい、という無神経で礼儀もなにもない相手をいらつかせる若い男。男と女の関係はなんなのか? 男はなにを訊きたいのか? 後ろ暗いところを持つ関係者たちは皆、あまりにも常識外れな男と話しているうちに、言うつもりのなかった本音を暴露してしまう。そこに男が放つ言葉が、
    ――死ねばいいのに。
    となるわけですが。
    話の作りはおもしろいですし、文章は京極ですからその非常に読むものを苛苛させるところまで計算どおりなのでしょう。だからこそ我慢して最後まで読みもしました。しかしこのラストはホントにいただけない。と思いました。よい評価を示す皆さんはこれでも満足なのかしら?
    本に求めているのは物語であって、驚きや苛苛もあっていいものだとは思いますがそれしかないようなものは私は二回目を読む気はしません。
    自分としては☆ひとつにしてもいいくらい後味の悪さしか残りませんでしたが、それも作者の狙いどおりなのだろうからまあうまいよねということで2つ。
    古本屋行きですけど。

  • 京極夏彦っぽくない。

    殺人犯が殺した女の知り合いに本人のことを聞きまわる。
    知り合いたちは自己弁護。

  • 人間の自分でも気づいていない隠された本音が引き出され、否応なくそれに向き合う羽目になると、甚だしく苦く嫌な思いを味わうだろう事を見せ付けられる話でした。でも各人ともそうなる事で最後には泣いたり安心したりと、逆に心の安定がもたらされている様です。殺されてしまった亜佐美は本当にその人生で満足だったのでしょうか。「死ねばいいのに」と言われて納得して受け入れてしまう時点で、どこか歪んだ人生観だと思えてなりません。

  • 姑獲鳥の夏は重厚で読み応えがあり読後の爽快感があったけど、この小説はさらりと読めて心には気味悪さしか残らない。

  • みんな結局自分のことを語りたいんだろうな。そして、あまりにも素直なケンヤに翻弄される。
    すぐに誰が犯人かは分かったけど、あまりにも素直すぎる。

  • よく内容覚えてないや。

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著者プロフィール

京極 夏彦(きょうごく なつひこ)
1963年、北海道小樽市生まれ。小説家としてだけでなく、世界妖怪協会・世界妖怪会議評議員(肝煎)など妖怪研究家であり、他にも装幀家、アートディレクター、俳優など様々な顔を持つ。
広告代理店を経てデザイン会社を設立。1994年、そこで暇つぶしに書いた『姑獲鳥の夏』を講談社に送ったところ極めて評価を受け、同年、即出版・デビューに至る。瞬く間に執筆依頼が殺到する人気作家に上り詰めた。
1996年に『魍魎の匣』で日本推理作家協会賞、1997年『嗤う伊右衛門』で第25回泉鏡花文学賞、2002年『覘き小平次』で第16回山本周五郎賞、2004年『後巷説百物語』で第130回直木三十五賞、2011年『西巷説百物語』で第24回柴田錬三郎賞など、数多くの受賞歴がある。
代表作に「百鬼夜行シリーズ」「巷説百物語シリーズ」「豆腐小僧シリーズ」など。

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