死ねばいいのに

著者 :
  • 講談社
3.50
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本棚登録 : 4277
レビュー : 767
  • Amazon.co.jp ・本 (402ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062161725

感想・レビュー・書評

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  • 始めての京極夏彦作品。題名に惹かれて読みましたw
    でも期待していたほどのシリアス感は感じなかった不思議な作品。
    それはたぶん主人公が独特で妙に人間味に欠けていたから??
    主人公は普通のニート(?)で、仕事も勉強もしていない若者で、殺人にあった被害女性の知り合いに「彼女の事が知りたい」と言って聞き込みをしていく話。
    相手は被害女性の不倫相手の上司だったり、アパートの隣人女性だったり、母親だったり。
    どの相手も、何も考えてない風の主人公とは対照的に自分のことばかり考えた人間臭い人たちばかり。どいつもこいつも「彼女のこと」について話すよりも自分の不幸な境遇にいる不満を吐き散らすばかり。そんな人たちを不思議に感じた主人公は、決まって「そんなに嫌なら死ねばいいのに」と決め台詞をいいます。


    ストーリーは人間の本質を問うたもので、すごく考えさせられます。
    ただ私の評価が★2つなのは、主人公があまりにも人間臭くなくて感情移入しづらかったから。
    あまりにも素直すぎるニートというか、闇の部分を感じさせないというか。
    とにかく人間臭さを感じなかったので。
    でもその他の登場人物との対比としてそうなったのかもしれないですね。

  • まあ、話の流れは悪くない。だけど、この作者の調子が他のタイトルでもこんなんなら二度と読まないw頭悪いくらいに屁理屈なだけで納得感がないしなにより「レヴェル」って単語がキモいwwヨガリ作家が前面に出過ぎて無理www

  • 終始ぞんざいな渡来の口調と上から目線がイライラした

  • 一人目はしっくりきたが、残りの話はこじつけのような感じがして余り腑に落ちませんでした。
    死ねばいいのに、とまで言われなきゃいけないことかなあ。

  • タイトルから想像していたのとは内容は違ったけれど、会話と心情の書きわけ方が面白かった。
    ラストはちょっとびっくり。

  • 考えを持てなかった。

  • 断っておきますが、京極の中でもじょろうぐもの理と嗤う伊右衛門はこれまで読んだ本の中でも屈指の良本だと思っているくらい好きな作家です。
    だからこそこれはいただけない…
    ある女が死んでしばらくしてから、関係者の元にひとりの男が訪れる。死んだ女のことを聞かせてほしい、という無神経で礼儀もなにもない相手をいらつかせる若い男。男と女の関係はなんなのか? 男はなにを訊きたいのか? 後ろ暗いところを持つ関係者たちは皆、あまりにも常識外れな男と話しているうちに、言うつもりのなかった本音を暴露してしまう。そこに男が放つ言葉が、
    ――死ねばいいのに。
    となるわけですが。
    話の作りはおもしろいですし、文章は京極ですからその非常に読むものを苛苛させるところまで計算どおりなのでしょう。だからこそ我慢して最後まで読みもしました。しかしこのラストはホントにいただけない。と思いました。よい評価を示す皆さんはこれでも満足なのかしら?
    本に求めているのは物語であって、驚きや苛苛もあっていいものだとは思いますがそれしかないようなものは私は二回目を読む気はしません。
    自分としては☆ひとつにしてもいいくらい後味の悪さしか残りませんでしたが、それも作者の狙いどおりなのだろうからまあうまいよねということで2つ。
    古本屋行きですけど。

  • 姑獲鳥の夏は重厚で読み応えがあり読後の爽快感があったけど、この小説はさらりと読めて心には気味悪さしか残らない。

  • 2013/7/26-27
    京極夏彦は大好きだけど今作はちょっと合わない。
    ケンヤの口調が駄目だった。
    京極夏彦の美しい文体が好きなのだけど、今作は美しくない。
    物語もずっと気分の悪くなる話が続く。
    アサミという女性はなんだったのか。
    不幸そのものといった感じのアサミは幸せだからずっとこのままでいたいと言い
    ケンヤはそれなら死ねばいいと言う。
    そしてアサミはそうね死にたいと言いケンヤは殺す。
    アサミはやはり不幸だったから死にたかったのか。
    真実幸せだったから死にたかったのか。
    そしてケンヤという人間はなんだったのか。
    出てくる人間は皆自己の塊だけどケンヤは自己がなさすぎる。

  • くどかった。
    3人目くらいまでは、まぁまぁで読んでいけたけど、6人目でうんざりしつつ、というか5人目と6人目の語り口調がホントうんざり。
    一応謎はとけるんだけど、それだけのために6人分の自己主張はさすがにくたびれました。

    あと起承転結もそれほどなく、なんかただただ6人分の自己主張を聞き続けるうちにケンヤくんと一緒に「いやそんな事どーでもいいわ!」って気持ちに…。

    つまらなくはないけど、別に読まなくてもよかったな…って感じです。

著者プロフィール

京極 夏彦(きょうごく なつひこ)
1963年、北海道小樽市生まれ。小説家としてだけでなく、世界妖怪協会・世界妖怪会議評議員(肝煎)など妖怪研究家であり、他にも装幀家、アートディレクター、俳優など様々な顔を持つ。
広告代理店を経てデザイン会社を設立。1994年、そこで暇つぶしに書いた『姑獲鳥の夏』を講談社に送ったところ極めて評価を受け、同年、即出版・デビューに至る。瞬く間に執筆依頼が殺到する人気作家に上り詰めた。
1996年に『魍魎の匣』で日本推理作家協会賞、1997年『嗤う伊右衛門』で第25回泉鏡花文学賞、2002年『覘き小平次』で第16回山本周五郎賞、2004年『後巷説百物語』で第130回直木三十五賞、2011年『西巷説百物語』で第24回柴田錬三郎賞など、数多くの受賞歴がある。
代表作に「百鬼夜行シリーズ」「巷説百物語シリーズ」「豆腐小僧シリーズ」など。

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