妖怪学講義

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 58
感想 : 10
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  • Amazon.co.jp ・本 (210ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062161961

感想・レビュー・書評

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  • 妖怪学はあらゆるものに繋がっている。妖怪という非科学的で非現実的なものを科学だけでなく、民族学、文化人類学、物理学などあらゆる学問に通じて否定することを前提とした「学問」として位置づけました。妖怪そのものを考えていく上では、大学の講義形式ということもあって読みやすく、わかりやすかったです。妖怪の知識を得たい人が初めに読むのは吉。難しすぎず、けれどしっかりと妖怪がなんたるかを理解できると思います。

  • 東洋大学創設者が始めた『妖怪学』を120年ぶりに復活させた講義の記録。
    水木しげる的な眼に見える妖怪ばかりではなく、『道理で解釈できない不思議な現象』を妖怪として定義して進めているので因果応報から食べ合わせまで幅広く扱われていた。
    講義を受けた学生との問答もあり、かなり読みやすく楽しめた。

著者プロフィール

1959年,横浜市生まれ。筑波大学卒業。トゥールーズ神学大学留学。東洋大学教授。博士(文学)。著書に『神呪経研究』『儒教・仏教・道教』『哀話の系譜』『妖怪学講義』など。

「2023年 『妖怪学とは何か 井上円了精選』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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