小暮写眞館 (書き下ろし100冊)

著者 :
  • 講談社
3.86
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本棚登録 : 4691
レビュー : 756
  • Amazon.co.jp ・本 (722ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062162227

感想・レビュー・書評

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  • 1

  • 久々に★を5つ付ける作品。半分くらいまでは「宮部さんうまいなぁ」っていうくらいの感じだったんだけど、後半持って行かれた。心のヒダを増やしてくれるタイプの作品。

  • とても良い本でした。
    心があたたまる、素敵な本でした。

    世の中にはたくさんの不思議があって、それは悲しいこと、辛いこと、嬉しいこと、楽しいこと、全部に繋がっていて、だから、一回りして「普通のこと」
    どこにでもあり得る、普通の日常。
    そして、誰もが抱えている想いのカタチなのだろう。

    やっぱりやっぱり思うけど、真っ直ぐに生きたいなぁ。

  • 中古店舗付住宅「小暮写真館」に引っ越して来た花菱家。夫妻、高校生の英一(花ちゃん)、小学生の光(ピカ)の4人家族。実はもうひとり風子という女の子がいたが、6年前4歳の時にインフルエンザ脳症で亡くなった。英一の交友関係を中心に、英一と垣本順子の成長を伏線に物語は進んでいく。

  • 700ページ超。著者お得意のダブルテーマというか、やはり戦争の問題と絡めてきた。そして家族というものの問題。痛みと優しさ。主人公が高校生なのもあいまって、切なさが迫る。

  • よいお話でした。細々したところには無理があったり記述が冗長(まあ論文じゃないのでかまわないのだけれど)なところがあるにしても、ストーリーの展開や人物の描写などは生き生きしていて引き込まれる内容だった。

  • 家族をやるのは恐ろしいと思った…こんな物語のように皆に優しい奇跡が起きてくれればいいけど、進行形で苦しみばかり育ててしまっているんじゃないかとほんと怖くなる。フィクションの中で気持ちよく遊ぶだけではいられないのがこの作者さんのお話の特徴だなあと毎度思いますがこんなどっちかといえば明るい話なのにやっぱりある程度暗いというか重い読後感の不思議。

    しばらく読んでないうちにたくさん出ていた本のうち現代が舞台の作品を適当な順番で読んでいるところですが続けざまだとフラフラになるかも…逆に一気に読んでマヒしたいような気も…

  • ほっこりとよかった。
    この家族いいなぁ。花菱家いいなぁ。
    宮部みゆき先生、女性なのになんで男子高校生の機微とかこんなに巧みに表現できるんだろう?
    花ちゃんもピカちゃんもいい人すぎる〜テンコちゃんもコゲパンちゃんもお父さんもお母さんも、田中ヒロシくんも社長さんも垣内さんも、いろいろなものを抱えていながら、むしろ抱えているから?こんなにも優しくなれるのか。
    いい話でした。
    入院期間に読了。

  • キュンっ…>_<…‼︎ ヤバイ、キュンっ…>_<…

  • 青春ものの4部作。リアル、アクチュアルな人間像描写は、やはりこの先生の独壇場だ。最高峰だ。唯一無二だ。テンポ、リズム、濃淡、プロット、アイテム、ストーリーすべてに隙がない。高校生の恋愛を、老年の入り口に差し掛かったいまでも鮮烈に描きだすことが出来、かつ同世代読者の薄れつつあるかつての記憶をも輪郭をビビッドに変換して呼び起こす技術はもはや変態と言っても良いのではなかろうか。

著者プロフィール

宮部 みゆき(みやべ みゆき)
1960年、東京都生まれ。1987年に「我らが隣人の犯罪」でオール讀物推理小説新人賞を受賞し、デビュー。1992年『龍は眠る』で日本推理作家協会賞、1999年には『理由』で直木賞、2002年『模倣犯』で司馬遼太郎賞、2007年『名もなき毒』で吉川英治文学賞など、数々の文学賞を受賞。大沢オフィス所属。日本推理作家協会会員。日本SF作家クラブ会員。直木賞、日本SF大賞、小説すばる新人賞、河合隼雄物語賞など多くの文学賞で選考委員を務める。『模倣犯』や『ブレイブ・ストーリー』など、多くの作品がドラマ化や映画化などメディア・ミックスされており、日本を代表するエンターテインメント作家として人気を博している。2019年7月10日『さよならの儀式』を刊行。

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