地球の声がきこえる 生物多様性の危機をさけぶ動物たち

著者 :
  • 講談社
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感想 : 3
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  • Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062162364

作品紹介・あらすじ

年間4万種の生物が地球上から絶滅している。北極から南極まで世界各地を取材した生物ジャーナリストが、人間による環境破壊とその人間との共存に苦悩する野生動物たちの実像に迫る。

感想・レビュー・書評

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  • 図版がキレイ。

  • 環境問題・社会問題と生物の関係について。
    フルカラーの写真が良い。
    どの話題も面白かった。
    昆虫を捕まえるために学校に行かない子供の話題が一番興味深い。

  • 人間が破壊に手を貸している自然と、その中に住む動物らの姿を取り上げて警鐘を鳴らしている本。情報としては、なんでも切り取り方で見え方は変わってくるので、手放しでそうだそうだと共感することには心の中で歯止めをかけたいと思うが、やはり写真の力というか、ビジュアルの持つインパクトはそれなりに伝わってくる。
    オーストラリアがかつてラクダを重機替わりに輸入し、いまや輸出するまでに増えてしまっているということは知らなくて、ちょっと驚いた。
    本書の中で、日本で珍しい甲虫がブームになり、大量に輸入しているという指摘があった(少し前のことで今はどうなのかわからないが)。昨今、亀が取り上げられることも多くなっているが、外来生物の輸入に関しては法の整備などによる厳しい規制の強化が必要だろうと思う。

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著者プロフィール

生物ジャーナリスト・写真家・作家。
:ネイチャーズ・プラネット代表。学習院女子大学非常勤講師。秋田県生まれ。日本とオーストラリアの大学・大学院で生物学を専攻し、グレート・バリアー・リーフにあるリザード・アイランド海洋研究所で研究生活を送る。その後、野生生物の生態や環境に視点をおいて、世界中を訪れている。日本テレビ『天才!志村どうぶつ園』監修や『動物惑星』ナビゲーター、『世界一受けたい授業』生物先生。NHK『視点・論点』、『アーカイブス』、TBS『情熱大陸』、テレビ朝日『素敵な宇宙船地球号』などに出演。
著書に、『えんとつと北極のシロクマ』(少年写真新聞社)、『環境破壊図鑑』『南極がこわれる』『アマゾンがこわれる』(以上ポプラ社)、『地球の声がきこえる』(講談社)、『森の声がきこえますか』(PHP研究所)、『きせきのお花畑』(アリス館)、『ヒートアイランドの虫たち』(あかね書房)、『小さな鳥の地球たび』『地雷をふんだゾウ』『ガラパゴスに木を植える』(以上岩崎書店)、『森の顔さがし』(そうえん社)など多数。

「2018年 『砂漠が泣いている』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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