おもしろい話が読みたい!(ラブリー編) (講談社青い鳥文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (402ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062162920

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  • 作家5人による、「ラブリー」をテーマにした物語だった。「若おかみは小学生!」シリーズ、「12歳」シリーズ、「泣いちゃいそうだよ」シリーズ、「4年1組ミラクル教室」シリーズ、新作の「ずっと君を愛してる」の書き下ろし物語だった。
    「ずっと君を愛してる」は、すごく現実離れしたストーリーで、展開もあまり好きじゃなかった。
    「泣いちゃいそうだよ」シリーズは、高校受験を失敗した女の子の物語であり、とても現実的でイメージしやすく、展開も良くて好きだ。

  • アンソロジー2冊目に収録された原シリーズは下記のとおり。
    あさのあつこ「12歳」
    越水利江子 「ずっときみを愛してる」...新シリーズ開始か?
    小林深雪  「泣いちゃいそうだよ」
    服部千春  「四年一組ミラクル教室」
    令丈ヒロ子 「若おかみは小学生!」

    本編を読みたくなった作品、ひとつあり。
    全8冊で完結しているので、手に入れて読んでみよう。

    みんなに見えているのは、鏡に映ったわたしみたいに、外側の部分だけ。
    本当のわたしは、生身のわたしは、内側にしかいないのに。p.262
    「恋はショパンの調べにのって?」(服部千春)

  • 【泣いちゃいそうだよ】が一番面白かった(^O^)
    【12才】って【ちゃお】っていうマンガの【12才】と関係あるのかな?

  • この本では本編をよんでからのほうがオススメ。本編を読んでなくてもOKだけど・・・・・

  • 12歳、泣いちゃいそうだよ、四年一組ミラクル教室、若おかみは小学生とあともう一話の番外編。四年一組を読んだばかりだったから、それが一番面白かったかな。おもしろい話が読みたいシリーズは、本編を読んでいないとやっぱり楽しめない。

  • “「手伝うよ。」
    言葉がするりとすべりでた。
    「あたしも手伝う。いっしょに探そう。ううん、手伝いたい。手伝わせてよ。悠、お願い。」
    素直に言えた。心をいつわらず言葉にできた。どうしてだろう。
    悠の瞳が真剣で、美しかったから。
    それもある。
    宝捜し、謎めいたハガキ、そんなものがおもしろそうだったから。
    それもある。
    しかし、それだけではなかった。楓子は感じたのだ。人の心を、人の心の美しさや悲しさを、感じてしまった。悠とともに一歩踏みだしたら、なにかに出会える。そうも感じた。
    「いっしょに探そう。」”

    あさのあつこ「12歳-夏の終わるまでに-」
    越水利江子「ずっときみを愛してる」
    小林深雪「君の名前を呼びたい 「泣いちゃいそうだよ」番外編/小川蘭中学三年生最後の春休み」
    服部千春「恋はショパンの調べにのって? 「四年一組ミラクル教室」外伝・原田美奈子の場合」
    令丈ヒロ子「若おかみは小学生・男子!?」

    楓子と悠のシリーズは、やっと続きが出たって感じ。
    どれも恋愛ちっく物。

    “くりんと丸い目をひっくり返して、男の子もその浅黒い顔を寄せてくる。
    おっこが、右手をあげると、その男の子もあげた。しわだらけの青いチェックのシャツに、ひざのところが白くなったジーンズをはいている。ポケットからは、タオルハンカチがくちゃくちゃになってはみだしていた。
    「関さん、あなたも男の子になっちゃったみたいね。」
    腕組みをして、少年が言いはなった。
    「えー!」
    おっこは悲鳴をあげた。やはり野太い声だった。
    「なんで?どうして?ええー?そ、そういえば、あたしと同じような服装だし、ええー?」
    おっこは自分の手を見て、体つきを見て、顔をさわった。
    「お、男の子だ!本当に男の子だわ!」”

  • 「12歳-夏の終わるまでに-」 あさのあつこ
     「12歳-出逢いの季節-」の続編の導入。
    「ずっときみを愛してる」 越水利江子
     新シリーズの導入部分らしい。
    「きみの名前を呼びたい」 小林深雪
     『泣いちゃいそうだよ』番外編(小川蘭中3最後の夏休み)
    「恋はショパンの調べにのって?」 服部千春
     『四年一組ミラクル教室』外伝・原田美奈子の場合(小6)
    「若おかみは小学生・男子!?」 令丈ヒロ子

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著者プロフィール

岡山県生まれ。1997年、『バッテリー』(教育画劇)で第35回野間児童文芸賞、2005年、『バッテリー』全6巻で第54回小学館児童出版文化賞を受賞。著書に『テレパシー少女「蘭」事件ノート』シリーズ、『THE MANZAI』シリーズ、『白兎』シリーズなど多数。児童小説から時代劇まで意欲的な執筆活動で、幅広いファンを持つ。

「2013年 『NO.6〔ナンバーシックス〕(8)特装版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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