すぐに実行できるのに誰も教えてくれなかった考える力をつくるノート (KEIO MCC Intelligence Series)

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  • Amazon.co.jp ・本 (242ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062162968

感想・レビュー・書評

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  • 茂木健一郎さん他合計9名による共著。その道のトップランナーが行き着いた賢く生きるためのメッセージが詰まっているので利用しましょう、という本。

    (メモ)~茂木健一郎さんの章より
    ・創造することは思い出すこと似ている。思い出そうとしているとき、アイデアを出すときと非常に近いことを脳はやっている。

    *経験X意欲=創造性

    ・快楽>ドーパミン放出>強化学習される(意欲と行動が強化される)=「喜びの回路」。

    ・不確実性を好むという傾向は人が生き延びる必要条件。予想できることと出来ないことが入れ混ざっている状態が、人の欲望を最もかき立てる。

  • かなり面白かった。図書館で借りた本だけど、手元に置いておきたいから買っちゃおうか迷う!

  • 各ジャンルの著名人がいいトコどりで、オムニバス形式で
    要所を解説してくれる お得な作品。

    イラストも入っていたりするのでとても読みやすい。

    印象に残っているのはやはり、タワレコの「NO MUSIC,NO LIFE」を
    創りあげた箭内道彦の章だ。
    特にあの、矢沢栄吉とのやりとりは興奮を覚える。
    「箭内さん、矢沢の船に乗ってくださいますか。」
    「箭内さんが、乗ってくれるのなら、ボイラー室で汗かきます。」
    矢沢栄吉だからこそ、この言葉の凄味がありありと感じられる。

    【ココメモポイント】
    ・経験や知識がたくさんあるだけでは、創造性は生まれません。
     また逆に、意欲がないところに創造性は生まれません。
     P.19
     
    ・寝ている間に見る「夢」は、人間の脳が記憶を整理している過程のひとつの表れです。
     P.23
     
    ・人はなぜ、不確実性を好むかというと、もう1つ理由があります。
     それは「不確実性」が人が成長するサイクルと大きく関わるからです。
     P.28

    ・これからの時代を強く賢く生きるため必要なことは、自分で設計図を書いて、材料を考えて
     加工して新しい価値あるものを作り出すということではないでしょうか。
     P.133
     
    ・昨日より今日、今日よりも明日、「向上しよう」という好奇心や熱意を
     「持ち続けること」何よりも大切になってきます。
     P.152
     
    ・毎日ブログや報告書を書くなど、自分が書いた文章が人によんでもらう機会をつくりましょう。
     文章に「まとめる」ことを習慣にすると、表現力が高まります。
     P.154
     
    ・ビジネスとは、「全人格の戦い」です。
     P.166
     
    ・晩年のチャールズ・チャップリンに、「あなたの最高の作品は何ですか?」と聞いたら
     「次の作品だ」と言ったそうです。
     P.182
     
    ・世の中に蔓延している「ウツ気分」は、この「情動優位」と関係がある
     P.231

  • みなさんご存じのようです!!!

  • 茂木さんの章がいい

  • 茂木健一郎さんや香山リカさんなど、9名の方々が、
    タイトル通り、
    「考える力を作る筋道」を教えてくれます。

    それは、脳の使い方だったり、マーケティングのヒントになる具体的なものだったり、
    毎日の生活スタイルに関することだったり。

    あらためて思ったのは・・・

    早寝早起きしよう!

    ってことでした。
    うん、それが一番、自分に身近、っていうか、
    すぐにでも実行出来そうなことだったので。

    最後の香山リカさんだけ、新型うつに関する記述(説明)が多くて、
    他の人は、「手法・方法」を書いていて、
    それがこの本の趣旨にものとっていると思われるのに、
    何故この人は思考の手法ではなく、
    現代の現象をつらつらと(若干感情的に)語っているのだろうと
    違和感がありました。
    しかもそれが本書の最後で、それまでが
    「ほうほう、そうすれば新しい思考回路が開かれるかも」
    と、肯定的に読んでただけに、
    最後の最後にこれで、なんか、読後感悪かったです。

  • 「地頭力」や「仮説思考」は“考える力をつくる”とは思うが、ほかのはちょっと違うような気がする。

  • 惜しい本である。
    オムニバス形式のため、読み応えの点で物足りなさを感じる。雑誌で読むなら満足出来たかもしれない。もったいない。

  • 様々な著者が書いた一冊。短編で読みやすいが、あまりまとまりがない印象を受けた。向き、不向きがあると思う。一冊で1つのことを伝えようとしている本を読みたい人には不向きかも・・・。

  • 箭内道彦さんの「クリエイティブ合気道」の話が素敵だった。
    僕も「つい他人に合わせてしまう性格」で、それがダメなことだと思っていた。
    だからそれをそのまま尊重して「相手の言うことを聞いて、それを何倍にも膨らまして返す」この考え方は救われるところがあった。
    「何倍にも膨らまして返す」ところが難しかったりするけど。

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著者プロフィール

脳科学者。ソニーコンピュータサイエンス研究所シニアリサーチャー。慶応義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科特別招聘教授。「クオリア」をキーワードに、脳と心の関係を探究しつづけている。1962年、東京生まれ。東京大学理学部、法学部卒業後、東京大学大学院理学系研究科物理学専攻博士課程修了。理学博士。
著書『脳と仮想』(新潮社、第4回小林秀雄賞受賞)『今、ここからすべての場所へ』(筑摩書房、第12回桑原武夫学芸賞受賞)『脳とクオリア』(日経サイエンス社)『脳内現象』(NHK出版)『感動する脳』(PHP研究所)『ひらめき脳』(新潮社)ほか多数。

「2013年 『おぎ・もぎ対談 「個」育て論』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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