- Amazon.co.jp ・本 (426ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062163026
作品紹介・あらすじ
沈黙していた「大空のサムライ」たち。名もなき英雄たちの叙事詩、鎮魂歌。
感想・レビュー・書評
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永遠の零で零戦を知って読んでみたくなった本。本当は、大空のサムライを先に読みたかったけど、図書館でなかなか予約が回ってこなくて、こちらが先に。大空のサムライを書いた坂井三郎についても触れていて、先にこっちを読んでおいてよかったかなと思う。
職業軍人にとって戦争は活躍の場で、死にたくはないが腕を奮う最高の場所なのだろう。それは、本書にも時々出くわす今も飛行機に、乗ったら誰にも負けん、という言葉からわかる気がする。
自分がこれまで受けてきた戦争を悪とする教育は一般人目線のもので、また現場に立たない政治家目線のもので、それらとは違った戦争観がこの本にはある。
ただ、だからこそ作家の神立さんには一般人目線の本を書いてほしい。
この本が戦争礼賛だとは思わないが、戦争を説明してない点が不満に感じる。 -
永遠の0に釣られて読んだが、零戦部隊の生存者の鈴木、進藤を軸に真珠湾攻撃から戦後そして最近までにいたるまでが詳細に記述されている。
特に永遠の0でも出てきた坂井三郎について新しい見方を知った。
現代にこれだけの生きざまを見せてくれる人はがはたしているだろうか。
志とは何かを思い出させてくれる良書 -
実在した戦闘機乗りの半生を描いたノンフィクション。戦闘機というモノは戦争の道具のひとつではあるが、其の為だけに造られたモノであるので、平時に於いては、素晴らしく美しい。研ぎ澄まされた造形美たるや、「むむ」という言葉以外何も出てこないというのが、実情だ。唯、誤解しないで貰いたいのは、僕は、技術として造形美として戦闘機が美しいと云っているので、戦争を肯定するものではない、というコト。今の政府には、自民党政府時代に買った玩具を遣いたくて仕方ない政治家(バカ)が沢山居るが、そういうバカどもを支援するバカな有権者だけが、戦争に行けばイイのであって、僕は何があっても、戦争には加担しない。何が書かれているのか、怖いながらも、知っておかなければならないと思い、読むコトに。
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たくさんの零戦の搭乗員が登場するが、主に2人の指揮官に焦点を当て、零戦も初空戦から最後解体されるところまでが記されており、零戦が、搭乗員達がどのような過酷な戦いをしてきたか、とても貴重な記録書となっている。これらを僕らは知っておくべきことだと痛感した。
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201363.読友さんのつぶやきで見て、読みたくなりました。淡々と、情に訴え掛けるような感じでなく、泣かせようとさせていない、ありのままの事実が書かれていました。どんな編隊を組んで飛んでいたか等、とても詳しく書かれていて、少し難しいところもあったのだけど、読み応えがありました。また戦後の事も詳しく書かれていて、それがまた辛い。どれだけ苦しめられたんだろうと胸が締め付けられる思いでした。
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第四章完勝