皿と紙ひこうき

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 118
感想 : 32
  • Amazon.co.jp ・本 (226ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062163330

作品紹介・あらすじ

陶芸家の小さな集落で育った高校1年生、由香。東京から来た、かっこいいけど無口な転校生と、心は通うのか-。

感想・レビュー・書評

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  • 作者がCMの日田市に惚れ込み描いたらしい。
    確かにあのシリーズのCMは素敵と私も思う。
    だけど、そのイメージを再現したいがために、本来の筆が生きていない気がした。雰囲気やお話としては好きな部類なのに…方言が気になり、話が入って来ない…
    方言で表現するならば、やはり、生きた方言でなければ。正しい方言と、生きた方言は違うから…

    実際に現地の言葉と接してるから、辛口かもしれません。ごめんなさい。

  • とても素敵なお話でした。
    主人公と都会から来た転校生との交流。
    途中、大岡信さんの詩を引用したところがすごく印象的でした。
    石井さんの作品をもっと読もう。

  • 陶芸の山に住む女子高生。東京からの転校生。弁論部の先輩。親友の恋。出会った詩。捨てられた動物死体。山を出た叔父。祖母の入院。夏休み。臼の音。
    全てのエピソードが主人公にポンとぶつかり流れ去る。それでいて主人公を形作るものとなる。巧いなあと感服。

  • →「旅ゴコロを誘われて~『皿と紙ひこうき』」
    https://blog.goo.ne.jp/mkdiechi/e/a66ae01478fb15291e1d9f99c84d2cfe

  • ぎーっ、とん。ぎーっ、とん。
    あの鳴き声は好きだ。
    ー黒田由香

  • 16歳の少女
    主人公の由香(高校一年生)から
    見据えた
    陶芸の村の様子
    バス通学で通う高校の様子
    そこで 暮らす人たち
    そこで 葛藤する若者たち
    そこで 起きる身辺雑事
    の 様子が 愛情たっぷりに
    描かれる

    私たちは
    こんなふうに 暮らしてきた
    こんなふうに 暮らしている
    こんなふうに 暮らしていきたい

    幸せは
    自分のすぐ足元に
    ありますよ

    と 静かに 伝えている
    そんな 一冊です

  • 石井睦美さんの書くYA小説はいいな、と思う。大分の陶芸集落に暮らす女の子と、東京からやってきた男の子の恋とも呼べない甘酸っぱいお話。彼にとっては集落は仮の住まいにしか過ぎなかったんだなぁ。風の又三郎みたいなお話。2012/604

  • 高校生の女の子のお話だけれど、いわゆるボーイミーツガールものとはちょっと違う。伝統的なものづくりをしている家庭で育った女の子が主人公。何年か後もしかして初恋だったのかな、と思い出すこともあるのかも、という夏のお話でした。

  • 2014.8.27
    ぎーっ、とん。ぎーっ、とん。恐竜の声=土を砕く臼の音が響く。村落すべての家が陶芸を家業とする“皿山”に生まれ育った女の子。中学から高校に上がり、東京や外の世界と自分の未来を感じ始める。
    好きな人と一緒にいたいけれども、お互いのために離れる選択。高校生にしては大人な植島先輩の考え方が心に染みた。

  • 地方に育った少女の、都会への憧れと怖れを繊細に健やかに描いている。陶芸家が集まる特殊な地域の雰囲気や大分弁が作品に柔らかな印象を与えている。

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著者プロフィール

作家、翻訳家。『五月のはじめ、日曜日の朝』(岩崎書店)で毎日新聞小さな童話大賞、新美南吉児童文学賞を受賞。『皿と紙ひこうき』(講談社)で日本児童文学者協会賞、『わたしちゃん』(小峰書店)でひろすけ童話賞を受賞。作品に「すみれちゃん」シリーズ(偕成社)、『100年たったら』(アリス館)、『まいごのてがみ』(世界文化社)など多数。

「2021年 『王さまのお菓子』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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