世の中への扉 海をわたる被爆ピアノ

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 21
感想 : 5
  • Amazon.co.jp ・本 (146ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062163514

作品紹介・あらすじ

矢川光則さんは、被爆二世として生まれながらも、原爆や平和についてまったく意識せずに育ちました。しかし、ピアノ調律師となり、ピアノの調律・修理・寄贈という活動をしていくなかで、偶然、「被爆ピアノ」に出会います。「被爆ピアノ」との出会いによって、彼がどのように平和への意識に目覚めていったのか、その足どりをたどります。

感想・レビュー・書評

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  • ピアノの調理師である矢川さんが、被爆ピアノとの出会いによって、様々な人々の人生や思いに触れ、ピアノを通じて平和の芽の育てるお話です。

    ピアノを弾く人々にとってのピアノは、己のCPUでもありSSDでもあり入力装置でもあるもの。
    被爆ピアノは、原爆の恐ろしさや平和の大切さを音感で伝える、後世にハンドオーバーすべき楽器だなあと、本を読んで感じました。

    P90の「平和という言葉は、どこか、つかみどころがありません。自分には何ができるのかと考えはじめると、下手をすると、堂々めぐりになってしまいかねません。自分のできる範囲で、何かをこつこつとつみ重ねていくしかないのです」という一文。
    私もできることを励もうと思えました。

    しかし、まさかジョージ・ウインストンも被爆ピアノを演奏していたとは。
    彼の演奏会に行ったことあるのでつい思ってしまうのですが、被爆ピアノでジョージのトレモロがどんな響きを奏でたんだろう。
    想像・・。

    ピアノが好きだ。うまくはないけれど、ピアノが好きだ。
    そう思い出させてくれたこの本に感謝。

  • 2013/08/28

  • 図書館で子供のコーナーで見つけたこの本。小学生上級から・・・となっていましたが、タイトルを見て、気になって、私が読みました。
    戦後、広島生まれの作者(ピアノの調律師・修理も行っている)が、広島で被爆したピアノを修理し、日本全国、海外でもこのピアノで演奏会を開いている話です。爆心地近くで被爆したピアノは、原爆で、吹き飛んできたガラスが突き刺さり、それでも奇跡的に残っていました。このピアノの音色は、演奏会で聞く人たちにいろんなことを伝えています。私もこのピアノの音を聞いてみたいな・・・と思いました。

  • ★★★☆☆
    ピアノの修理を手がけている作者が、あるきっかけで被爆したピアノの修理を手がけることになる。
    (まっきー)

  • 平和学習に使えるかも。被爆ピアノというのは初めて知った。何でもそうだけど、知らなかったことを学ぶことは大切。こうして、戦争の記憶を後世の人々に伝えていく活動をされている方には頭が下がります

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