『純粋理性批判』を噛み砕く

  • 講談社 (2010年8月1日発売)
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Amazon.co.jp ・本 / ISBN・EAN: 9784062163637

みんなの感想まとめ

難解なカント哲学を、彼の言葉を直接取り上げながら解説する本書は、カントの思想を少しでも身近に感じさせてくれます。多くの人が抱く「カントは難しい」という印象を払拭し、彼の哲学を「やさしい」と捉える視点を...

感想・レビュー・書評

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  • 哲学

  • 超絶難解哲学書として知られる同書を丁寧に解説。

  • なんと言っても肝は、カント哲学の解説書ではなく、カントの言葉その物を取り上げ→解説していっている点。

  • test

  • カントは難しい(らしい)。世界の中でも哲学好きなドイツでもカントは難しさの代名詞らしい。哲学者にありがちな難解にすることを意図として難解にしている哲学とは違い、カントは難しいことを語るがゆえに難しいらしい。
    本書はひねくれたおっさんとしてではなく(その面も存分に出して入るが)カント研究者として、カントは実はやさしいということを示そうとするものである。

     ここでは特に純粋理性批判の中でも「純粋理性のアンチノミー」をテキストに論ずる。恐らくというか、間違いなくというか、カントをやさしく解説していることはわかり、また分かりそうになっていることも分かるが、やはり難しい。これを何の注釈もなく読むことは、ユニクロのヒートテックだけを着てエベレスト登山するものなのだろうなと思う。もちろん、そこで遭難することも経験のうちではあろうけども、登頂することは到底できない気がする。

     純粋理性批判はやがて読みたいと思ってはいるが、今は心や知識面の準備も含めてまだまだである。

  • 2010年8月13日購入

    今年はどうも「青いもの」に惹かれる。
    タイトルもさることながら
    妙に装丁が気に入って購入。

    とはいえカントはなかなか読み進められないのも事実。
    中島節でナントカ噛み砕いてほしいものである。

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著者プロフィール

1946年生まれ. 東京大学法学部卒. 同大学院人文科学研究科修士課程修了. ウィーン大学基礎総合学部修了(哲学博士). 電気通信大学教授を経て, 現在は哲学塾主宰.
著書に, 『カントの時間構成の理論』(理想社. のち改題『カントの時間論』講談社学術文庫),『モラリストとしてのカント1』(北樹出版. のち改題『カントの人間学』講談社現代新書),『カントの自我論』(日本評論社. のち岩波現代文庫), 『悪について』(岩波新書),『悪への自由──カント倫理学の深層文法』(勁草書房. のち改題『カントの「悪」論』講談社学術文庫),『生き生きした過去──大森荘蔵の時間論, その批判的解説』(河出書房新社), 『不在の哲学』(ちくま学芸文庫), 『時間と死──不在と無のあいだで』(ぷねうま舎)ほか.

「2024年 『その二 「純粋理性」の舞台裏』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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