私の台所

  • 講談社 (2010年6月1日発売)
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Amazon.co.jp ・本 / ISBN・EAN: 9784062163712

AIがまとめたこの本の要点

プレミアム

みんなの感想まとめ

家庭生活と料理についての実践的な知恵が詰まった作品は、懐かしさと現代性を兼ね備えています。著者は女優としての華やかな経歴を持ちながらも、家事に真摯に向き合い、手を抜かずに日々を過ごしている姿勢に感銘を...

感想・レビュー・書評

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  • 2010年6月28日第1刷発行

    読んでみたくて図書館から借りた本

    懐かしさもありながら
    著者の生き方や
    台所仕事に凄いなーと感じた

    響いた文章を以下抜粋

    "人間は飽きる動物"
    という本性を
    いさぎよく認めた上で、なんとか機敏転換をするように心がけるより、
    仕方がないような気がする

    おいしいもので
    おなかがふくれると、
    人間は
    優しい気持ちになる

    頭は冷たく、心は暖かく
    (イギリスの労働党の偉い人の口癖)

    もし夫に先立たれるような
    不幸にあったとしても、
    残されたもの全てを子供につぎこみ、 
    その代わり
    自分の老後は
    その子の世話になるという考え方は、
    もうそろそろ改めなければならない時期に、きているのではないだろうか?

    明治生まれの著者は
    性別に関係なく
    小さい頃からの家事を勧めていることに
    頷きながら読んだ 

    自分がゆっくりできるように
    毎日動くことや
    自分のために身体と心が落ち着く
    料理を作りたいなぁと思えてきた

    五目豆
    ひじき
    いりとうふ
    きんぴら
    ねり味噌
    簡易オニオンスープの素

    白菜の漬物
    大学いも
    自分で削る鰹節

    常備菜はすぐに作りたくなったし
    無性に食べたくなった
    私も食いしん坊だ(≧∀≦)

  • ずっと前から読んでみたかった「私の台所」
    期待に違わず、期待以上の本だった
    どこか懐かしく、さりとて古くもなく、ちゃんと令和の今にも通じることばかり

    あれほどの活躍をされた女優でありながら、家庭生活も手を抜くことなく、お手伝いさんの手を借りながらもちゃんとこなされていることに脱帽

    特に、料理の項、出汁の取り方や常備菜、おせちや、天ぷら等、真似はできないが、読んでいて楽しかったし、こんなふうに工夫を凝らし愛情を込めた料理はさぞかし美味しかっただろうと想像に難くない

    さらに、一番感動したのは明治41年生まれの沢村さんが
    男性も台所に立ったり家事に参加すべきだと力説されているところ
    同居していた私の姑は、自分の息子、つまり私の夫を絶対台所に立たせなかった
    まあ、姑が亡くなった今では、どんどん台所に立って手伝ってもらっているけど・・・
    この年代の人でこんな考え方ができる人はそういないのではないだろうか

    家事全般の手抜きに年齢を理由に言い逃れすることが多くなってきた私は、沢村さんに「しっかりおし」と背中をパンとはたかれ、背筋がスッと伸びる気がした

    『こざっぱりした暮らし』という言葉がとても気に入った

  • 図書館で借りて読んだのだが、「笊」という漢字に鉛筆で「ざる」と読み仮名がふってあった。
    その字が私の母を思い出すような筆跡で、きっと年配の女性が辞書でも引きながら読んだのだろうなと思い、胸が温かくなった。
    (図書館の本に書き込みをするのはもちろんいいことではないけれど)
    私にとっても共感することが多く、古い感覚と言われてしまえばそれまでだけれど、失われるには惜しいものばかり。
    惜しいどころか恐ろしい気もする。
    山のような白玉を作った話には、私も全く同じことをしたことがあり、笑ってしまった。

  •  沢村貞子(1996.8.16没、87歳)「私の台所」、2010.6発行(1981.11刊行)読んでメモしたのはw: ①家事こそ私の美容体操。料理と片づけの二つはワンシーン、切り離せない ②このごろ正月の値打ちが下がった気がする。「あけて○○歳になります」がなくなった ③元旦の朝、炬燵で一枚一枚の賀状を見るのは楽しい。(思い出せない人には賀状を出さないよう気をつけている)④「つかず、はなれず」が一番。「ご無沙汰をしてますが、決して忘れてはいません」⑤老女優の瞼の裏に焼きついているのは、いつも十年前の自分の顔

  • “キビシイお姑さん”の印象がある女優さんのエッセイ。
    華やかなお仕事でありながら毎日をきちんと。
    家事はどこまでも永遠で報われないように感じることがあるけれど
    読後「きちんと向き合ってやってみるのもいいかも」と
    そんなことを思いました。(M)

  • 沢村貞子さんの本は貝のうたに続いて2冊目。
    明治女と言う言葉が何度も出てきますが、ただの明治女ではございません。政治犯として逮捕、留置所を経験した女性はそんなにはいないでしょう。
    さて、わたしの台所ですがそんな沢村さんの普段の生活を覗くことができました。
    女優をしながら毎日の食を大切にする丁寧な暮らしをなさっておられたのですね。
    白菜の漬物で'ふたころめ'なんて言うの知りました。
    確かにあそこは美味しい。
    自家製白菜の漬物たまにやったりしてますが、この冬は沢村さんの真似して真面目にやってみようかなんて考えてます。

  • こんなふうになりたいな~って思ってるだけではなれなくて、行動あるのみなんだよな~。でもだらだらしたいしゲームもしたいんだよな~。

  • 2018年1月7日読了。図書館で借りた。

    知りたいことがたくさん書いてあって、手元に欲しい本となった。
    今年は明治、大正の方が書いた本をもっと読みたい。

    この本はいずれ買おう。

  • 仕事をしながら、と言っても女優という時間の決まりのない仕事をしながら、家の事もきちんとこなしている。
    最初は、通いのお手伝いさんがいるとあったので、やっぱり女優さんは違うな〜と言う目で読んでいた。
    でも読み進めていくと、毎日の食事・お弁当は自分でやっている。休みの日には怠ける事もほとんど出来ずに家の事をし、しまいにはお手伝いさんに家事のイロハまで教えていた。
    沢村さんが、お母さんから言われてきた事がよく文中にでてくるが、エコが注目されている現在にも共通する事がほとんどだ。自分に言われているみたいで、背筋がピンとなる。

    2015.9.8

  • 明治、大正、昭和、平成を生きた女優・沢村貞子さんの生活エッセイ。
    「グレーテルのかまど」で取り上げられていて気になった方。
    それはちょっとどうかなと思うことも、分かるわと思うこともあるけれど、仕事と家庭を切り盛りされた彼女なりのコツが詰まってました。
    「家事は美容体操」、なるほど!そう思えば、少しは気持ちが上がるかな。

    もう少しこの人のものを読んでみたいです。次は献立日記にしようかな。

  • これは面白かった。食と暮らしとそれに関する本が大好きな私にとって、この人の潔い考え方や生活のあれこれのこなし方、楽しみ方、こざっぱりとした暮らしぶりは本当に素敵だと思った。今人気の料理研究家や暮らしのコーディネーターの原点ともいうべき人。この人のもっと色んな本を読みたい。亡くなっているのが本当に残念。

  • 女優・沢村貞子さんのご飯日記

    家事の知恵あふれるエッセイ

    お腹がすいちゃう〜

    お豆上手に炊ける人になりたいなぁ

  • もう随分前に読んで、こうありたいと思ったのを
    覚えています
    先日読み返してみたら
    やっぱりいい

  • 「男女同量」
    近頃(・・といっても30年前)の夫婦茶碗は
    色違いで同じ大きさ、という文中にある。
    それを夢見た来た世代の人がここに居る。

    キチンとした生活に頭が下がる。かっこいいと思う。

  • 一気によまずに、一粒ずつ包み紙を開けて楽しむチョコレートのように
    じんわりと楽しみたい一冊。

    この人すごいなあ~~~

    読むと柄にもなく家事欲に火がついてしまう。

    休日にのんびり細い細い火で根気よく豆を炊く。
    名女優がそっと日常の慌しさやストレスをリセットするひととき。
    台所でくるくる動く沢村さんを想像して、なんともいえぬ安堵感と郷愁を感じるのです。

    レシピページはしっかり折って。
    真似してみよう。

  • 女優の沢村貞子さんが、働きながらの家事のやりくりと、お弁当、食事の献立作成。ちょっとした、日々の工夫。がまとめられた1冊。
    本人は掃除摩で手ですっとホコリがぬぐえるようになると、風呂の残り湯で沢山のぞうきんをしぼりしぼり、さっさと拭いてしまえるよう。
    季節ごとに、糠漬け、浅漬けをつくる様は、本当においしそうで、豊。
    低血圧だという本人は、布団から出る前に伸びの体操をしてから出る。自分の身体とうまくつきあって、家の事、仕事の事、を繰り回してゆく姿が心打たれました。

  • 20120211 日本とは。今、読み返し心に留めたい事がいっぱい書かれてる。若い人に送りたい本。

  • 時がたっても、言ってることは古くない。
    「つかず、はなれず」「あきていませんか」など
    考え方もなるほどと思うものばかり。
    他人への思いやりもあって、すごくよかった。

  • 料理エッセイかと思っていたら
    もう少し幅の広い内容だった。

    明治生まれの女性として、役者として、兼業主婦として
    それぞれの立場からのエッセイ。

    浅草生まれ、塩水の影響で水が悪く、
    きれいな水はとっても貴重、というのには香川県人として親近感。

    料理では「常備菜」
    五目豆、ひじき、いりどうふ、きんぴら、ねり味噌
    簡易オニオンスープの素
    漬けもの談義

    喉もと過ぎれば鯛も鰯も同じこと?137

    30 夫婦茶碗の大小
    47 着物50に帯が百
    68 お歳暮、下町では現金を贈る習慣も

    79 怒ると血液が酸性になる(※なりません)
    82 腹いっぱいでは良い芝居ができない
    88 覚えにくい台詞は台本の端に大きい字で書くと覚える

    108 大掃除「済」マークの交付
    153 蛇口を閉める
    198 関東大震災、お湯と鰹節を持って上野の山へ

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著者プロフィール

1908年(明治41年)東京・浅草生まれ。俳優・エッセイスト。本名大橋貞子。日本女子大学在学中に新築地劇団に参加。前衛演劇運動に加わって投獄を経験する。34年、日活太秦現代劇部に入社、映画俳優としてデビュー。小津安二郎監督作品をはじめとした映画、舞台、テレビで名脇役として活躍した。生涯で出演した映画は100本以上。78年には、半生をとりあげたNHK連続テレビ小説「おていちゃん」が放送された。89年に俳優を引退。文筆にも長け、77年『私の浅草』で日本エッセイスト・クラブ賞を受賞。ほか『貝のうた』『わたしの台所』『わたしの献立日記』など著書多数。96年(平成8年)没。

「2023年 『沢村貞子の献立 料理・飯島奈美3』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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