おもしろい話が読みたい!(マジカル編) (講談社青い鳥文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (426ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062163804

感想・レビュー・書評

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  • 作家5人による、「マジカル」をテーマにした物語だった。「黒魔女さんが通る!!」シリーズ、「魔女の診療所」シリーズ、「新 妖界ナビ・ルナ」シリーズ、「鍵の在処」シリーズ、「魔女館」シリーズの物語だった。
    好きな設定の物語と嫌いな設定の物語があり、少し読みにくかった。

  • とても不思議な内容でした。
    おもしろかったです。

  • 「ワンダー編」「ラブリー編」につづく3か月連続の3冊目。

    石崎洋司  「黒魔女」...YA! ENTERTAINMENT で新シリーズ
    倉橋燿子  「魔女ヒアリ」...来春から新シリーズ
    池田美代子 「新 妖界ナビ・ルナ」「摩訶不思議ネコ・ムスビ」
    楠木誠一郎 「秘密結社パンドラの謎」...新シリーズ開始か?
    つくもようこ「魔女館」

    シリーズ作品の脇役をメインにすえた一話完結もの、本編には書かれなかった知られざるエピソード、あるいは登場人物はそのままにまったく異なる設定での外伝...を期待して読むと、肩透かしを食う。

    それでも収穫(=本編を読んでみたい作品)はあった。
    アンソロジーはそれでいいのかもしれない。

    失敗なんて、ちっとも恥ずかしいことじゃないのかなって思った。p.181
    「魔女の診療所」(倉橋燿子)

  • 本編のファン向けのスピンオフ、前日譚、外伝集というか。
    好みは分かれるかな。
    これだけ読んでもって気はする。

  • この本の中ではやっぱり黒魔女さんが通るの話がすきだった。黒魔女さんが通るは本編を読んだことがあるからかもしれないけど・・・・

  • “「心配いらないって。いいから、行こうぜ。あたしはさ、この秘密の脱出路を発見したときから、ずっと思ってたんだよ。」
    「ずっとって、なにを?」
    「卒業までには、絶対に一回はここを使ってみよう、メリュジーヌと二人でって。」
    あたしと?
    「ティカがいなくなってから、ずっと二人でやってきたけど、卒業したら、ばらばらだ。だから、それまでには、絶対、おまえといっしょに冒険したいなって。」
    ギューバッド……。
    「これは最初で最後のチャンスなんだ。わかったか?わかったな!じゃ、行くぞ!」”

    石崎洋司「「黒魔女さんが通る!!」外伝 黒魔女の騎士<ブラックウィッチナイト>ギューバッド」
    倉橋耀子「魔女の診療所-ヒアリ参上!-」
    池田美代子「「ナビ・ルナ」&「ムスビ」番外編 悪夢へのプロローグ+あの日、瑞穂は。」
    楠木誠一郎「秘密結社パンドラの謎 「鍵の在処」序章」
    つくもようこ「消えた皇女のゴブレット -「魔女館」番外編 あかりの魔法前夜-」

    次に出る本に続くという形式のものがあってそれが少しもどかしい。

    “「あたしは使命があって、ここに来たの。だから、おまえもきっと使命があるはずだよ。」
    あたしは言うと、こわがらせないように、そーっとケージを開け、ゆっくりと手を伸ばす。アンコは耳をピンと立てている。
    「こわがらなくてもだいじょうぶだよ、アンコ。あたしはおまえの味方だから。あたしたち似た者同士だもん。」
    声をかけながら、自分のほうにアンコをゆっくりと引き寄せ、そのままケージから出した。
    そっと胸に抱くと、ぽつんぽつんと涙がこぼれ出る。
    「あきらめないで、がんばろう。あたしもがんばる。いっしょにがんばろう。ね、アンコ。」
    ピンと突き出ていたアンコの耳が、ゆっくりとたれてくる。
    あたしはアンコの頭にほおをくっつけた。”

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著者プロフィール

東京都生まれ。慶応大学経済学部卒業。
『世界の果ての魔女学校』で野間児童文芸賞、日本児童文芸家協会賞受賞。
主な著書に、「黒魔女さんが通る!!」シリーズ(講談社青い鳥文庫)、
『杉原千畝 命のビザ』『福沢諭吉 「自由」を創る』(講談社火の鳥伝記文庫)、
翻訳の仕事に『クロックワークスリー マコーリー公園の秘密と三つの宝物』(講談社)、
「講談えほん」シリーズ(講談社)、「少年弁護士セオの事件簿」シリーズ(岩崎書店)などがある。

「2023年 『黒魔女さんと最後の戦い 6年1組 黒魔女さんが通る!!(20)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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