再会

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 692
レビュー : 149
  • Amazon.co.jp ・本 (348ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062164658

作品紹介・あらすじ

誰がうそをついている?幼なじみの四人が校庭に埋めた拳銃は、二十三年の時を経て再び放たれた。それぞれの想い出が重なるとき、時を越えたさらなる真実が目を覚ます-!全てはタイムカプセルにとじ込めた-はずだった。第56回江戸川乱歩賞受賞作。

感想・レビュー・書評

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  • 【図書館】横関さんのデビュー作。ある殺人事件に使われた拳銃が23年前の事件に関わりがあり幼馴染の4人が集まる。あのタイムカプセルを開けたのは誰か?誰が嘘をついてるのか?かなり面白かった。殺人事件と同時に23年前の事件の真相もわかり、更にあの人も関係者だったところがビックリ。

  • 殺人事件に使われた拳銃。
    在処を知っていたのは幼馴染の四人だけ。
    嘘を吐いているのはだれ…?


    万季子の息子・正樹がスーパーで万引きをしたと店長の佐久間から呼び出された。
    佐久間は、万季子の幼馴染の直人の腹違いの兄・秀之だ。
    万季子は、佐久間に万引きの事を学校や警察に通報しないかわりに金を要求される。
    あの男が金を渡しただけで引き下がるものなのか…。
    元夫・圭介に相談した万季子だったが、正樹の将来を思い要求に応じる事に…。
    圭介と共に出向き30万円を渡すも、更なる条件を出してきた。
    次の日、再度取引の為に訪れた圭介は佐久間の死体を発見する。
    その場を去った二人だったが、刑事となった幼馴染の淳一から事件に使われた拳銃が、
    23年前の事件で、四人がタイムカプセルに入れ埋めたものだったと知らされる。
    万季子・圭介・淳一そして佐久間の異母弟・直人。
    いつも四人で遊んでいた、とても仲の良い幼馴染だった四人。
    一体、誰がタイムカプセルから拳銃を持ち出したのか?
    拳銃を密かに埋めた秘密を共有する強い絆で結ばれたはずの四人が、
    バラバラになってしまったのは何故なのか?
    淳一が夜ごとうなされ続け、深酔いすると恋人の博美に暴力を振るってしまうのは何故なのか?
    誰が嘘をついているのか…?
    そして、23年前の事件の真相は…?

    現在の佐久間殺しの事件の捜査と、仲良し四人の小学時代のお話が交互に描かれている。
    主に幼馴染の四人の視点で、順繰りに語られている。
    少しずつ明らかになっていく事柄。
    佐久間殺しの事件の真相と共に過去の秘密も明らかになっていく。
    色々と予想をしながら読んでましたが、過去の事件はやっぱり淳一が…と、早い時点で
    想像していましたが、良い意味で違っててホッとしました。
    23年前の事件の犠牲者の主婦の幼い子供が気になってて、
    博美…なんて予想してたのも外れてた(笑)

    終盤、万季子親子と博美が偶然行動を共にするところは、少し都合良過ぎって感じましたが、
    それぞれの抱える苦悩が、丁寧に見事に描かれていました。
    大人になった今も、お互いを変わらず思いやる姿が感動的でした。
    万季子が三人に手を広げて倒れ込む様に体を預けたシーン良かった♪
    南良さんの姿も良いなぁって感じたし、執念に感動しました。

  • 江戸川乱歩賞だそうで。で、点は辛めです。
    プロットの構築は過去と現在を行き来している点も含めてかなりいいとは思いますがそこが視点がぶれるという効果を狙った読みにくさのようなものを誘発している気がする。登場人物たちの関係や暴かれた過去の真実にも目新しさは特に感じなかった~自分がひねてるせいか?
    ミステリーとしての才能の発露ではあるのでしょうが読み手をおいてけぼりにするような独りよがりも。~自分の読解力の無さか?
    探偵役に据えた過去につながる若い刑事、わざと抑えたのでしょうが、もっと魅力を持たせても良かったのでは~自己チューな結果論だけど。
    ご都合主義と言えなくもない最後数ページでの展開、伏線はあったにせよ、ミステリー読みには物足りないのでは。ドンデンを狙っていたのであれば、書き込み不足か。~自分、文句付けすぎの感・・・。

  • 少々ご都合主義な面が悔やまれる作品だった。
    しかし情報量や伏線が多いにも関わらずとても読みやすく、ちょっとした2時間ドラマ的っつーか火サスな心積もりで読めるというのも才能のひとつだと思う、などと言っておく。

    疎遠だった幼馴染4人が事件をきっかけに再会し、ついでに23年前に起きたとある事件まで解決しちゃおうぜって話。
    南良刑事のスペックがパねえんだが、如何せん魅力を感じられず、というか4人ともなかなか面白い背景があるのに、誰一人として好きになれない、興味を持てないという残念な感じに。

    横関さんはこれから、という作家さんだな。

  • 乱歩賞受賞作は、やっぱり巻末の選評が一番怖い。

  • 面白かった。ただ、土壇場での展開の強引さに…もう爆笑。(作家さんの)若さってのも微笑ましいものなんだね

  • 第56回江戸川乱歩賞受賞作。
    過去の乱歩賞をとった作品には好きな作品が多いので、
    今回も読んでみた。

    幼馴染の4人が小学生時代に学校の校庭に埋めたタイムカプセルに入れた拳銃が
    23年後の殺人事件に使われた。
    タイムカプセルの秘密を知っているのは4人だけ。

    4人それぞれの主観で語られながら物語は進んでいき、
    全体的には読みやすかったです。
    でも最後の書評にもあるように
    少しご都合主義的なところもあるかなと思った。
    次回作を楽しみにしてます。

  • 第56回江戸川乱歩賞受賞作。

    第一章 殺意
    第二章 邂逅
    第三章 疑心
    第四章 初恋
    第五章 遠き日の銃声
    第六章 心の闇
    最終章 再会

    美容院を経営するシングルマザー・岸本万季子は、息子・正樹がスーパーで万引きをしたことで同級生・佐久間直人の兄・秀之に脅迫される。

    私立中学の入学を控えた息子を思い、同級生であり別れた旦那の清原圭介に相談し、金で解決しようとするも、秀之は何者かに殺害されている現場に出くわしてしまう。

    その事件を捜査する飛奈淳一も万季子、圭介の同級生で、殺害された秀之の体から出てきた銃弾は、23年前、圭介の父親が殉職した強盗事件のときに失われた拳銃が使われたことが判明する。

    その事件に遭遇した当時小学6年生だった万季子、圭介、淳一、直人の4人は、その時の拳銃をタイムカプセルにし校庭に埋めた。

    23年の時を経て出現した拳銃による殺人事件、4人の思いが交錯するなか、真相が1人の刑事によって白日の下に晒される。


    さすが受賞作品だけあって、読み応え十分でした。
    南良刑事の推理が冴えすぎなのはご愛敬ですかね。
    難しい伏線ではなく、丁寧に読んでいけば分かりやすい小説でした。

  • 昔の事件を引きずる幼なじみがある事件をきっかけに再会、過去の事件の真実も明らかに…。先が見える展開でさほど意外性が感じられないのが残念。キャラも薄い。2時間ドラマにはちょうどよさそう。

  • 幼馴染みの四人が校庭に埋めたタイムカプセル。その秘密は二十三年の時を経て放たれた。
    それぞれが抱える現在の事情、過去の事件、現在進行形の事件。誰が嘘をついているのか…?

    ある男が殺され、四人は再会した。それぞれの目線で語られ物語は進むが、何度も意外な
    事実が出てきてなかなか真実が見えてこない。そういった意味では最後まで楽しめました。

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著者プロフィール

1975年、静岡県生まれ。武蔵大学人文学部卒業。2010年『再会』で第56回江戸川乱歩賞を受賞しデビュー。著作として、フジテレビ系連続ドラマ「ルパンの娘」原作の『ルパンの娘』『ルパンの帰還』『ホームズの娘』、TBS系連続ドラマ「キワドい2人」原作の『K2 池袋署刑事課 神崎・黒木』をはじめ、『グッバイ・ヒーロー』『チェインギャングは忘れない』『沈黙のエール』『スマイルメイカー』(以上、講談社文庫)、『炎上チャンピオン』『ピエロがいる街』『仮面の君に告ぐ』『誘拐屋のエチケット』『帰ってきたK2 池袋署刑事課 神崎・黒木』(以上、講談社)、『偽りのシスター』(幻冬舎文庫)、『マシュマロ・ナイン』(角川文庫)、『いのちの人形』(KADOKAWA)、『彼女たちの犯罪』(幻冬舎)、『アカツキのGメン』(双葉文庫)がある。 


「2020年 『ルパンの星』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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