『デジタル脳』が日本を救う - 21世紀の開国論

著者 :
  • 講談社
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感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062164672

作品紹介・あらすじ

デジタルとネットで大転換するこれからの世代・生活・社会・教育を、情報科学と認知科学の権威が豊富なデータと鋭い洞察力で指し示す。

感想・レビュー・書評

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  • 微妙.
    確かにそうだなと納得出来るところも多いのだが,何か思い込みというか押しつけというか上から目線というか・・・
    まあ,著者は元慶応義塾長だからいいんだけど.

  • 特に真新しいことは、なかったかな。

  • ・ネット世代がその上の世代と違う特徴
     ①高度成長を知らず、貧乏国から豊かな国になったという認識がない
     ②米ソ冷戦を知らず、欧米もアジアもロシアも同じ目線で感じる
     ③デジタル革命とグローバリズムはものごころついたときから
    ・奉仕は自己犠牲、ボランティアは自分たちが公の場を創る感覚
    ・若者に「元気を出せ、頑張れ」と言っても空回り。日本はダメだと言い続け、実際にダメにしたのは大人たち。その大人が自分のことを棚にあげて叱咤激励しても通用しない
    ・ネット世代は、大人よりむしろ情報を鵜呑みにしない術、「そりゃウソでしょ」と言える力を身につけている
    ・アジアの国々と比較すると日本は以下に恵まれているか。政治の安定、民族宗教の軋轢、貧富の差、国民の生活レベル、安全、電気水道インフラ、先端科学技術、100%の義務教育、1000年超える歴史と独自の文化、四季

  • タイトルの『デジタル脳』というのは一見怪しげに見えるが、まっとうな教育論。特に第3部“「頼れる若者」を増やす教育”は同感。まさに、グローバルな時代に(自分たちらしく)活躍できる人を育成するための改革が今、必要だと思う。

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著者プロフィール

安西祐一郎
元慶應義塾長、東京財団政策研究所所長、慶應義塾学事顧問。1946年東京都生まれ。慶應義塾大学大学院工学研究科博士課程修了。工学博士。博士(哲学)。専攻は認知科学、情報科学。慶應義塾大学理工学部教授、慶應義塾長、日本学術振興会理事長。中央教育審議会会長などを歴任。慶應義塾大学名誉教授。紫綬褒章受章、文化功労者。著書に『問題解決の心理学』(中公新書、1985)、『認識と学習』(岩波書店、1989)、『「デジタル脳」が日本を救う』(講談社、2010)、『心と脳』(岩波新書、2011)ほか多数。

「2022年 『教育の未来 変革の世紀を生き抜くために』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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