ヘーゲルを総理大臣に!

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 82
感想 : 8
  • Amazon.co.jp ・本 (210ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062164740

作品紹介・あらすじ

認め合い。誇り。自由。新しい生き方が見つかる本。私たちが日頃の悩みをつぶやいたら、突拍子もない物語が始まった。生きる不安がみるみる消えていく、21世紀の必読書。

感想・レビュー・書評

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  • なんとなく、ノリで買っちゃいました。もしドラの流れ上にある本ですが(表紙とか)、もしドラと類書って全然違いますねえ。

  • 昨今ちょっとした哲学ブームである。発端はあのハーバード白熱授業でおなじみのマイケル・サンデル教授であるが、この本はそれに倣った物である。ヘーゲルはドイツの哲学者でなかなかの人物であるが、彼を日本の総理大臣にすれば今この国を覆っている様々な問題は解決するのではないか、と言う視点から書かれている。なかなかすばらしい感覚ではあるが、この本に書かれているような手段で、資本市場をコントロールしバブルや恐慌を防ぐことなど出来るはずも無いし、社会保障の充実や個人の自由を拡大しつつ、世界的に経済を活性化することも夢物語だ。民主主義の本質は多数決ではなく、議論をし尽くし一致点を見出すことだというのも誠にもっともではあるが、国会でそれをやっていたら立法府は機能しないであろう。もっとも理想を持って現実を常に改革し続けることは必要であるのだが・・・

  • 現在は経済至上主義だとか、詰め込み教育だとか、「ほんとにそうなのか?」という検証をすっとばして、通説を自明のものとする姿勢は哲学者らしくないな、と感じた。
    あと経済についてあまりに楽観的というか、貧困は命や社会の安定を奪うというところに思いが至っていないようにも見えた。

    が、そういったマイナス点を差し引いても、これはいろんな人に読んでほしいと思ったな。
    特に第二部はちょっと感動的ですらある。
    ヘーゲルのもっとも大切な部分が、驚嘆するほどわかりやすく、しかも「ヘーゲル愛」が詰め込まれた形で、紹介されている。

    久しぶりにヘーゲルでも読み返すか、と思わされる。あと最新のヘーゲル研究も。

  • タイトルと表紙は「もしドラ」ブームに乗ったとしか思えない。
    これを読んでもヘーゲルに近づいた気にはなれなかった。
    格差がキーワード。国家は個人の自由を制限するものではなく、むしろ反対に個人の自由を保障してくれるもの。ただし国家は自分と対峙しているものではなく、自分自身にほかならない。
    消費税増税は反対だと言いながら、訳もわからず政府の責任で放射能除染しろと叫んでいる能天気な国民を後押しするマスコミに勉強してもらわねば。

  • わかったようなわからんような・・・。「人と人との繋がり(=公共心)があって初めて真の自由が生まれる」ということを伝えようとしてくれているのかな?う~ん、正直よくわからん。

  • 「ヘーゲルはこんなことを言っていました。総理大臣になったらよさそうでしょ?」と…。筆者はよほどヘーゲルが好きなんだなということがわかった。

  • 哲学にあまり触れたことのない人にも「そうだったのか~。」と納得できるわかりやすい書。ヘーゲルの政治哲学である「認め合うこと」「つながること」「「生きること」を具体的に説明してくれている。私たちの普段思っている疑問、「なぜ、働くのか?」や「政治にかかわる必要はあるのか?」「僕らは本当に自由なのか?」という疑問に答えてくれる。思春期の社会に疑問を抱いている子どもたちにもぜひ読んで欲しい。

  • わかりやすく、丁寧な解説。作者の経歴も面白い。

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著者プロフィール

小川 仁志 (おがわ・ひとし)
哲学者・山口大学国際総合科学部教授。
1970年、京都府生まれ。京都大学法学部卒業。名古屋市立大学大学院博士後期課程修了。博士(人間文化)。専門は公共哲学。商社、市役所、フリーターを経た異色の哲学者。「哲学カフェ」を主宰するなど、市民のための哲学を実践。また、テレビをはじめ各種メディアで哲学の普及に努めている。NHK・Eテレ『世界の哲学者に人生相談』や『ロッチと子羊』では指南役を務めた。著書に、『7日間で突然頭がよくなる本』『ジブリアニメで哲学する』(以上、PHP研究所)など多数がある。

「2021年 『図解 小川仁志のやさしい哲学教室』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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