キッド

著者 :
  • 講談社
3.79
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本棚登録 : 230
感想 : 58
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  • Amazon.co.jp ・本 (290ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062164894

作品紹介・あらすじ

死体を埋めて、掘りだして、攫って!?ちっぽけなビリヤード屋を経営する石川麒一が、つい死体遺棄を手助けしてしまった代償は-。極限状況のさらに極限へ。一本の電話を受けたばかりに犯罪行為に巻き込まれることになった二十歳のアンちゃん。ちょっと腹が据わっていたばかりに、「これ無理でしょ、ぜったい死んじゃうでしょ」という事態に陥ってしまうのだ。-どんなことをしてでも彼女だけは救い出す。

感想・レビュー・書評

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  • 石川麒一
    スゴイは、コイツ!w

    金持ちでもない
    運動に秀でているわけでもない
    喧嘩が強いわけでもない
    女にモテるわけでもない
    他人に自慢できることなどなにもない

    ただ自信はある
    なんの根拠もない自信はある
    なに対する自信なのかもわからない

    そして、人に頼られたときにはいいカッコしたがる

    そんなお人好しで根拠のない自信の持ち主の麒一がひょんなことからトラブルに巻き込まれる

    火事から
    リフォーム詐欺から
    死体遺棄から
    放火から
    死体掘り起こしから
    誘拐から

    とにかくトラブルだらけ!w

    だけど、スゲーわ、コイツ!
    絶体絶命の大ピンチでもあきらめない!

    こんなに頑張ってたら応援したくなるよ!w

    • 1Q84O1さん
      確かにちょっと伊坂風かもw
      痛快エンターテイメントです!
      確かにちょっと伊坂風かもw
      痛快エンターテイメントです!
      2023/12/01
    • yukimisakeさん
      見習いたい!!諦めたらそこで試合終了ですから!!
      見習いたい!!諦めたらそこで試合終了ですから!!
      2023/12/02
    • 1Q84O1さん
      その通り!
      諦めたら終了です!
      ただ…、コイツは見習わないほうがいいかもw
      命がいくつあっても足りないわw
      その通り!
      諦めたら終了です!
      ただ…、コイツは見習わないほうがいいかもw
      命がいくつあっても足りないわw
      2023/12/02
  • 主人公はビリヤード場を経営する麒一。
    タバコ屋の少女を助けるため山に死体を埋める。遺棄した死体を欲しがるヤクザ。死体を巡るヤクザとの攻防戦。悪を手玉にとるスリルと爽快感が堪らない。

  •  息子が図書館で借りてきたものを何気なく開いたら、面白くて一気に読みました。ハードボイルド。娯楽の読み物としては最高でした。

  • おもしろかった!
    先が気になって一気読み☆

  • 麒一のパワフルさに脱帽だった。こんな腹の据わった主人公かっこよすぎる。スリルも満点でとても満足だった。是非映画化されて欲しい作品だと思った。木内さんのファンになりそう!

  • 痛快だ!!
    おもしれぇ~です。

    死体を埋める、掘り出す、埋める・・・

    主人公のキイチ、格好いいぜ~!
    あんたっ!
    惚れちゃいそう~

    ぜひ!この本を読んでいただきたいなぁ。
    ワクワクして、ちょっと笑えるし、心が踊る踊る♪
    素晴らしいエンターテイメント。
    楽しいよん。

    ラストの締めの一言もサイコーだ!

  • テレビで紹介されていたのがきっかけで読んだが、面白かった。
    テンポもよく、爽快感ですかっとする。主人公の麒一がかっこよくて琢磨しい!続きがあったら是非読みたい。

  • 根拠のない自信を糧に、思いも寄らないようなハチャメチャなやり方で、目の前の困難に立ち向かっていく。くだらなくって面白い!

  • 巻き込まれ型の主人公の、痛快能天気サバイバルストーリー!これ都合良すぎだろ、と突っ込みたくなる展開も多々あるが、面白く一気に読めました。
    読後、著者の他の作品も知りたくて検索して調べたら、この人「きうちかずひろ」さんなのですねー^^;漢字表記だから気づかなかったけれど、あのビーバップの作者じゃないですか!
    リアルタイムで読んでいただけに、旧友と再会した気分です。がんばってんだなあ…作品の面白さにもまして、小説家として活躍なさっている木内さんに勇気をいただきました!全作読破します!

  • とにかく面白い、もっと書いてもらいたい。

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著者プロフィール

1960年、福岡生まれ。2004年、『藁の楯』(2013年映画化)でデビュー。同書はハリウッドでのリメイクも発表されている。他著に『水の中の犬』『アウト&アウト』『キッド』『デッドボール』『神様の贈り物』『喧嘩猿』『バードドッグ』『不愉快犯』『嘘ですけど、なにか?』『ドッグレース』『飛べないカラス』『小麦の法廷』がある。

「2022年 『バッド・コップ・スクワッド』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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