常識人の作法

著者 :
  • 講談社
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感想 : 11
  • Amazon.co.jp ・本 (266ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062164948

作品紹介・あらすじ

日本の常識は正しいか?現代の世相を論じつくす異端の社会学エッセイ集。

感想・レビュー・書評

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  • 社会
    思索

  • 近頃ジジイ系への耐性が極端に落ちていて、それもこう、まったく逡巡のないインテリがもう完全に無理になっている。
    迷い悩むピュアなジジイの心の叫びならそれなりに読みごたえもあるのだが。

    しかし、著者も年とったんだなぁ…--

    会社でジジイのおしゃべりを聞き流すがごとくがんばって読み流してみようと思ったものの、なんのがんばりなのか?それ・・と自分がわからなくなり、途中で投了。

  • 若い頃「独学のすすめ」「整理学」、最近は「隠居学」「続・隠居学」、楽しく拝読しています!加藤秀俊さんの「常識人の作法」、2010.10発行です。読みやすくて、楽しくて、味わい深いエッセイです。特に「演劇する現代」は面白かったです。確かに現代は(いつからなんでしょう?)「ヤラセ」の構造ですね。TVはグルメ番組、旅番組、そしてドキュメンタリー番組さえ。国会の論戦(質疑応答)もほとんどが省庁の役人のお膳立て。企業の株主総会も、国連の会議も。CMは嘘を承知で見てる内、商品名を覚え、店に入ると手が~w嘘から出た誠か

  • 新聞休刊日は談合だ!ホントよく言ってくださいました。
    トマス・ペインの「コモンセンス」。何かにでてきたな?副島隆彦だったっけ?
    きだみのる 「きちがい部落周遊紀行」。前から気になってたが、これも読んでおかないと。

  •  常識という曖昧で大雑把な思考の判断方式は潤滑油のようなもので、それは人間や社会の持つ摩擦をなめらかに回避する道具である。その根拠が正確か不正確か、妥当か妥当でないかはともかく、それはその場における緊急避難的措置としては有効である。しかし、無知な大衆の織り成す社会はこの不完全な道具である「常識」に過度に依存し、またその消耗の結果としてよりいっそう粗悪な思考にしてしまっている。

  • 常識人の作法と題しているが、言葉や報道のあり方を中心とした話題についてのエッセー集。常識と関係内ではないが、といいた感じの本。
    常識ってなにか?「コモンセンス」は「貴族支配」に対抗する「平民感覚」と言える。問題が起きれば裁判それが民主主義だとしたら、それは違う。元々平民感覚を結集して世間を動かしていく、妻子ゅうてきにどうしてもおりあいがつかないときに法律を運用する。そもそものアメリカの民主主義も常識主義によるもの。
    科学と感性の章では、気象庁の開花宣言などの発表を、演劇かする現代の章では、NHKの取材に筋書きややらせぎりぎりのことがあったりとか、についての批判が中心。
    雑学考の章で面白かった点。
    図書館の分類が、いろいろな本が出ることについていけず何度もみなおされても住所不定の本が出てしまう=雑書=雑学の類がある。

  •  常識人であろうとする著者が、世の中の非常識を槍玉に挙げる。非常識に目を向けることで常識を探るかたちで、著者は論を展開している。80歳の著者が見る若者たちの生態。気になって当然でしょう。しかし……。正論で、真っ当なのだけれども、頭が固すぎる気がしないでもない随想録。

  • こんなうるさい頑固ジジイが町内に1人は居てほしいような気がする。そんなことどうでもエエやんか、時代が違うんだから。と、言いたくなるくらいいちいち目くじら立てて煩いけど、ひと昔まえの日本人にはそんなことは当たり前のことだった。そしてそれは今も正しい。でも今それを言われると鬱陶しいし、そんなことを誰もしなくなった。それはなぜか?価値観が変わったのではない。その証拠にこのジジイが言っていることを間違っているとは誰も言えないだろう。では、なぜか?答えはこの本に書いてある。米国にカート・ヴォネガットあり(先年亡くなったけど)。日本に加藤秀俊あり。どこの国でも小うるさいジジイは存在する。そしてジジイの言うことには一理も二理もあるのだ。だから時にチョットだけ耳を貸す必要があるように思う。ウザイけどね・・・。

  • 彼の本は高校生の頃から読んでいて、もう30年以上になる。影響が大きく社会学者になりたいと、社会学部を受験した程。その尊敬する著者は、今、私の勤める広告代理店があまり好きではないようなのが、少しショック。
    でも、内容はおもしろく考えさせられることも多い。
    最近、メディアの役割の変化、メディア自身の功罪を考える文脈の読書をしており、参考になることが多かった。

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著者プロフィール

1930年(昭和5年)、東京に生まれる。東京商科大学(現一橋大学)卒業。京都大学人文科学研究所助手、京都大学教育学部助教授、学習院大学教授、国際交流基金日本語国際センター所長、日本育英会会長などを歴任。社会学博士。著書に『加藤秀俊著作集』(全12巻、中央公論社)、『整理学』『取材学』『なんのための日本語』(以上、中公新書)、『メディアの発生』『メディアの展開』(以上、中央公論新社)、『隠居学』『続・隠居学』(以上、講談社)ほか。

「2018年 『社会学 わたしと世間』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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