家康、死す 上

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 90
感想 : 13
  • Amazon.co.jp ・本 (306ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062165013

作品紹介・あらすじ

若くして三河一国を独力で平定した家康。その死が伝われば、均衡は破られる。桶狭間に勝って、天下取りに向かう信長や甲斐の信玄に挟まれ、隣には、衰えたりといえども今川がいる。家康暗殺の事実は、ひた隠しにしなければならない。急遽見つけ出した身代わりは、広忠寺の住職に収まっていた異母弟・恵最。姿形が瓜二つなだけでなく、何から何まで自在に家康になりきっている。疑念が次第に大きくなる世良田次郎三郎は、お家のためにも謎の解明に乗り出す。

感想・レビュー・書評

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  • 家康が26歳で死に、家康の側近、世良田と、影武者との死闘を描いている。ミステリー調で展開するが、終わりがあまりにも唐突で、また強引。途中が面白かっただけに残念。

  • 思惑や陰謀が渦巻くストーリーは、政情不安定な戦国時代ならでは。
    この時期の徳川家の話は、新鮮だった。
    歴史小説というよりは、サスペンス寄り。
    それなりに面白いけれど、隆慶一郎の『影武者徳川家康』には敵わない。
    http://koroppy.cocolog-nifty.com/blog/2011/07/post-b2cc.html

  • 家康の影武者の話しなんだろうと思ったら、いい意味で期待を裏切られ、スイスイ読み切ってしまった。謎が謎呼ぶ殺人事件な感じで、戦国サスペンスな体だけど、後半はなんか話しがどんどこ展開して、風呂敷広げすぎで大丈夫⁉︎ってことろで、下巻に続く、と。

  • 隆慶一郎の『影武者徳川家康』以来のこの手の話に、興奮を禁じえない。史実とフィクションのバランスが程よくとられていて、とても楽しめる。まだ上巻だが、『影武者徳川家康』と比しても遜色ない面白さである。

  • 徳川家康が三河を平定した直後に暗殺され、腹違いの弟を替え玉に仕立てる…というストーリー。
    史実に沿った形になっていて、さもありなんといった内容で、家康暗殺の黒幕がだれなのか?という興味をもちつつ下巻に続く。

  • 下巻レビューにまとめます。

  • 徳川家康が死んだ後の別人家康の話です。

    以前に、隆慶一郎さんの「影武者徳川家康」という本を読んだことがありますが、その本では関ヶ原の戦いで家康が死に、影武者である世良田次郎三郎が家康になり、秀忠との抗争を広げる、という内容でしたが、この本では、三河を平定した直後の死んでしまいます。

    なので、新家康が姉川の合戦や三方が原の戦いなどを重臣である世良田次郎三郎と共に新しい解釈のもとに乗り越えていく様子が描かれています。

    最後はちょっとあっけないところもありますが、史実に収めるためには仕方がないところかもしれません。

    ↓ ブログも書いています。
    http://fuji2000.cocolog-nifty.com/blog/2011/03/post-2374.html

  • ほー、そう来たか!と設定に惹かれて読む。
    参考文献もあるし、家康さんには替え玉疑惑があるの?
    これまであまり家康の物語は読んだことがなかったので、今後は読んでみたいなと思いました。
    宮本作品はこれが初めて。
    もうちょっと史実感と言うかリアリティを感じたい気もするけど、話のテンポや文体はオッケー。
    他の作品が楽しみ。

  • 縄田一男『日経 時代小説時評 1992-2010』にて評されていたもの。
    「故隆慶一郎『影武者 徳川家康』へのオマージュと挑戦」と縄田氏は評していたが、私は『影武者 』を超えている思った。
    どちらもいわゆる網野史学系の非常民に焦点を当てている事は同じなのだが、『影武者』の方が、徳川宗家家臣関係者によって買い占めされたと噂された『史疑徳川家康事蹟』の内容を忠実に進めているのに対して、本書は世良田次郎三郎の役割をがらりと変えて登場させた事により、全く新しい影武者モノとして最後の最後まで一気読みさせてくれた。

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著者プロフィール

1955年静岡県生まれ。日本大学芸術学部卒業後、手塚プロ勤務を経て執筆活動に。95年、『剣豪将軍義輝』で、一躍脚光を浴びる。おもな代表作は『海王』『ふたり道三』『夏雲あがれ』『家康、死す』『風魔』『陣借り平助』など。『乱丸』で2015年第4回歴史時代作家クラブ賞作品賞を受賞。近著に『天離り果つる国』がある。

「2020年 『乱丸下 新装版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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