願い

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著者 : 藤野千夜
  • 講談社 (2010年10月7日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (246ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062165099

作品紹介

可愛い妹が欲しい、元恋人と復縁したい、部下と不倫をしてみたい、とにかく誰かと話したい…。芥川賞作家が掬い取る、街にあふれたいくつもの小さな願いごと。静かだけれど切実な、9つの物語。

願いの感想・レビュー・書評

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  • *ささやかでいい。叶ってさえくれれば――
    可愛い妹が欲しい、元恋人と復縁したい、部下と不倫をしてみたい、とにかく誰かと話したい……。
    芥川賞作家が掬い取る、街にあふれたいくつもの小さな願いごと。静かだけれど切実な、9つの物語*

    心の奥の柔らかい部分にふわりと触れる、やさしい風のような物語の数々。単純明快なオチなどはなく、ありふれた日々の物語を丁寧にすくい取り、ゆるりと仕上げているので、余韻が残る読後感。読む人、読む時期によっても感じ方が変わりそう。

  •  死にたいのか生きたいのか。死にたいのか生きたいのか。死にたいのか生きたいのか。死にたいのか生きたいのか。生きたいのか死にたいのか。
     心の中で何度も考え、
    「甘ったれんな」
     と小さく口に出して言った。
    (P.212)

  • 読みやすかった!他の本も読んでみたいな。

  • 願い 一つ一つの願いが交差する

  • 難しく考えずにサラッと読める。ちょっとサラッとし過ぎな感もあるけど。
    短編で終わらせずに広げられそうな物語ばかりなのに、宙ぶらりんな終わり方で何だかモヤモヤ。まぁ『願いを叶える』じゃなく『願い』がテーマだから、願った事がどうなったかというのは大した問題じゃないのかも。
    読後感は悪くないけど、しばらくしたら内容は忘れてしまいそう。

  • 家族を題材にしたお話がメインの短編集。どれもオチは曖昧なんだけれど、ふわりと暖かい。
    元恋人に誘われた女子野球チームの助っ人をする男の話、ファウルボール。昔兄にもらった願いが叶う玉を大人になるまで大事にしている妹の話、願い玉。この二つが特に好き。
    全体的に飄々とした人たちの、ちょっとした出来事を、書いているんだけどどれもラストがラストらしからぬ感じ。少し明るい予感、で終わってる。だから話は中途半端。それが逆に面白い。
    曖昧なままのお話が、その後どうなるのかは、読んだ人の数だけ展開がある。 この短編は推理じゃないから、あえてそれでもいいのかなと思った。
    気持ちが少し軽くなる作品。

  • 短編

    つるとくまで、少女怪談に出てきた美々加の少し成長したのが出てきてわろたw

    亡くなったおばあちゃんが生前に、3つ願い事を聞くと言っていたのを思い出した失業中の奈緒

    妹にあこがれ、親が再婚し念願の妹に兄としての情熱を注いだタツ

    会社の女子社員と寝たいとつい思い、妻にその気持ちをほんの少し気づかれてしまう二郎

    幽霊が見える同級生と、母の恋人のくまさんと、美々加

    いい年した息子3人はいつまでも独身で、妹の葬式で自分のときは散骨してもらいたいと思う新平

    別れた彼女に草野球の助っ人に来てほしいと言われ、ひそかに復縁を願った信夫

    誰からも電話が来なかったら、死のう、と思っていたレイ

    願い玉を小学生のときに兄にもらい、以来大事に扱い充実した生活を送る知子

    あ、全部に願いが入ってる、と気づいた)^o^(

  • 久々に藤野さんを読んだ。文体、割と好き。ぐっとくるような、残るものはあまりない。強いて言えば、お願い玉、が良かった。

  • 軽い気持ちで図書館で借りた本。
    日常を軽い文体で書いていて、さらりと読めた。

  • 短編集。

    さらっと読んだ。

    心に残る話がなかったな。

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