- Amazon.co.jp ・本 (246ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062165099
作品紹介・あらすじ
可愛い妹が欲しい、元恋人と復縁したい、部下と不倫をしてみたい、とにかく誰かと話したい…。芥川賞作家が掬い取る、街にあふれたいくつもの小さな願いごと。静かだけれど切実な、9つの物語。
感想・レビュー・書評
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読みやすいけど特に何も残らない…。
子供3人も産んで育ててくれた妻に対して、嫁選びに失敗したとか言う男の話は胸糞悪かった。
ツイ廃のヒモ彼氏にフラれたアラフォー女をみんなで励ます話は好きだったな。女友達っていいなあ。 -
死にたいのか生きたいのか。死にたいのか生きたいのか。死にたいのか生きたいのか。死にたいのか生きたいのか。生きたいのか死にたいのか。
心の中で何度も考え、
「甘ったれんな」
と小さく口に出して言った。
(P.212) -
読みやすかった!他の本も読んでみたいな。
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願い 一つ一つの願いが交差する
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難しく考えずにサラッと読める。ちょっとサラッとし過ぎな感もあるけど。
短編で終わらせずに広げられそうな物語ばかりなのに、宙ぶらりんな終わり方で何だかモヤモヤ。まぁ『願いを叶える』じゃなく『願い』がテーマだから、願った事がどうなったかというのは大した問題じゃないのかも。
読後感は悪くないけど、しばらくしたら内容は忘れてしまいそう。 -
久々に藤野さんを読んだ。文体、割と好き。ぐっとくるような、残るものはあまりない。強いて言えば、お願い玉、が良かった。